特にトランジットして来られる方に、極たまに訪れてしまう悲劇、ロストバゲージ……。
だいたい聞かれることを解っていれば、ロストバゲージになってしまった時の不安も少し和らぐのではないでしょうか?
今回は、フランスで初めてロストバゲージになった時の対応をまとめたいと思います。
ロストバゲージになった経緯
今回は私の母がパリに来た時に母のスーツケースがロストバゲージになりました。母はフランス語も英語も話せないながら、近くの係員を呼び、一旦到着ロビー迄、係の方とやってきました。
「もう他の人は出て来たのに、どうして出てこないのかな」と不安に思ってた矢先の出来事……。
不安そうな母と目が合い、次に係の人を見ると、その方がすかさず、「Bonjour」と話しかけてきました。
続けて、「あなたのお母さんのスーツケースは今モスクワにあります」と……。
”うっそ〜……”と思いながらも「まず、お母さんのスーツケースを探すので、こちらの紙に一緒に記入してください」とのことでした。
ロストバゲージを出来るだけさける為には?
なるべくロストバゲージは避けたいですよね!今回は母の荷物がロストバゲージになってしまった原因も盛り込みながら、ならない為のポイントを紹介したいと思います。
今回私は母にモバイルバッテリーを持って来てとお願いしていました。母はそのバッテリーをスーツケースの中に入れていた為に荷物チェックの後呼び出されて、バッテリーを機内手荷物に入れるように言われました。
そして今回は直行便ではなく経由便、ということで母のスーツケースはバッテリーを抜いた後、最後の方に飛行機に積み込まれ、みんなと同じ場所に置いてなかったようで、モスクワに取り残されてしまったのです。
なので、飛行機に荷物を預ける際に本当にスーツケースの中にいれても良い物なのか、特に経由便の方は注意して下さい。
そして、他のスーツケースと混ざらないようにシールを貼ってみたり、いらない布を巻いてみたり、とにかく目立つように工夫して下さい。
ロストバゲージになってしまったら
まさか自分の荷物が出てこない日がくるなんて……。
とりあえず全ての荷物が出てくるのを確認して、出てこない場合は速やかに近くの係の方にお願いして下さい。そんなとき使える簡単なフランス語をご紹介致します。Bonjourもしくは夜の場合はBonsoirと話しかけましょう。
・私の荷物が見つからないので、確認してもらえませんか?
Je ne retrouve pas mes bagages, pourriez vous vérifier s’il vous plaît?(ジュヌ フトローブ パ メ バガージュ プリエ ブ ヴェリフィエ シルブプレ?)
もし発音が解らなかったら、この文だけ見せて下さい、係の人はすぐに状況を解ってくれます。
最初は本当にスーツケースがないのか再確認をされるので、一緒に本当に出てこないのか確認してください。
その後出てこなかった場合には、係の方と書類を作っていきます。その項目は次に詳しく紹介させて頂きますね。
ロストバゲージ用の書類を作ってもらう
スーツケースを探して貰う為に書類を作ります。その為にまず最初に書くのは、日本の現住所、パリでの宿泊先、そして何日間の滞在かを記していきます。
その後細かく聞かれる項目は、バックに何か目印はついているのか?何色で、固いスーツケースかそれとも布製なのか?です。
その為にもスーツケースに目印と名前のついたカードがついていると良いと思います。
その書類を元に、正式な書類を作ってくれます。
そこには、名前とReference numerが書いてあります。これはお問い合わせ番号です。
その後説明書きとして、私の母はアエロフロートでしたので、アエロフロートは最前を尽くして貴方のスーツケースを見つけますと書いてあります。
係の人の話では翌日にスーツケースを届けてくれるそうです。ただ荷物を受け取る迄は安心できません!この紙大切に保管して下さいね。
とにかく確認すること
次の日に、絶対にスーツケースのお問い合わせを午前中に電話でするように言われ、一回電話しました。ホテルに泊られる方はここは、ホテルの方にお願いされると良いと思います。今回は自宅のため、私が問い合わせしました。
「昨日スーツケースが受け取れなかったので、詳細知りたいのですが」と聞いた所「今スーツケースはパリに着いていますが、届ける詳細についての会議を開いてから、時間等またご連絡します」とのこと。
「会議……。」と心の中で思いながら電話を切りました。
会議しなくて良いから、すぐにスーツケースを届けて欲しいのに……。と思いながら、数時間、一向に電話がきません。再度電話すると、今日届けてくれるとの事、少し安心です。
その後配達の人から電話があり「今日の5時から8時の間に行くけどいいかな?」との事、「もちろん」と答え母と二人、家で待機……。
するも8時過ぎても来ず、不安が募る中9時頃にまた電話が、「今下にいます」との事、1時間遅いじゃん!待ちくたびれたし、と思いながらも、無事にスーツケースを受け取れました。受け取った際の安心感といったら言い表せません。
ということで、ここはフランス、自分から「いまどうなったの?」と聞かなければならないのです。とにかく問い合わせる!のが大事なんですね。
まとめ
今回は、フランスでもしロストバゲージにあったらを、私の体験を含めて紹介させて頂きました。
これも旅のハプニング、重い荷物を自宅迄運んでくれるんだから、ラッキーくらいにに楽しめれば、少し気も楽になりますが、やはり受け取る迄は不安ですよね。
でも、もしスーツケースが出てこなくても、一連の流れはこのような感じです。この記事が皆様の参考に少しでもなれば幸いです。
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