待ちに待った海外生活!楽しいことがたくさんでウキウキしていることかと思います。
特にカナダのトロントは治安が良く、世界の治安ランキングでは日本とほぼ同レベルとされているため、治安についてさほど気にしていない人もいるのではないでしょうか。
しかし実際に私がトロントで生活してみて感じたのは、【他の国に比べれば良いけれど日本と同じと思ってはいけない】ということです。
特に生活に少し慣れてきた頃に被害に遭うことが多いです。日本と同じ安全意識を持つのではなく、犯罪に巻き込まれないよう常に注意を払うことが必要です。
ここでは、トロントの治安やよくある犯罪の種類、行ってはいけない場所などをまとめています。
トロントで生活を送る上でとても重要な情報なので、しっかりと準備しておきたいですね!
トロントで治安対策!犯罪リスト
生活に少し慣れて油断してくる頃に、だいたい日本人の半分以上が犯罪の被害に遭っています。
犯罪といってもさまざまな種類がありますが、トロントでは特に以下のような犯罪が多く発生しています。
盗難
全犯罪の中でダントツで一番多いです。盗まれるものとしてはほとんどが携帯や財布、現金、タブレット端末のような電子機器です。
実際に筆者本人や友人は携帯を盗まれました。手口としては、置き引きやスリがほとんどです。
『目の届くところに置いておけば大丈夫』という考えはトロントでは通用しません。貴重品は必ずカバンやポーチの中に入れて置き、常に肌身離さず持っていましょう。
日本では財布をズボンの後ろポケットに入れている人をよく見かけますが、必ずといっていいほどスリに遭うので避けましょう。
もし盗まれた場合は、犯人が近くにいても追いかけるのは絶対にNGです!追いかけた結果、銃で撃たれたという事件もあったとトロントに長年住んでいる人に聞きました。
盗まれた場合は戻ってこないと諦め、必要であれば新しいものを調達しましょう。命はお金に換えられません。身の安全を第一に確保することが大切です。
物乞い
トロントでは路上にお金を求める人がたくさんいます。ただ待っている人もいますが、お金を入れてくださいと声をかける人も多いのが特徴です。
何か特別なことをしなければ被害に遭うことはないので、アクションを起こさずにそっとしておきましょう。物乞いが多いということを頭に入れておいた方が、いざ遭遇した時に慌てずに済みます。
麻薬
麻薬といっても、圧倒的に多いのがマリファナ。カナダではもうすぐ合法化される予定で、欧米ではすでに多くの国で合法化されています。
現在は違法といえども規制が緩いため、トロントでも多く使用されています。歩いているとマリファナ独特のにおいがするということはよくあり、公園や路上で吸っている人を見かけることも。
実際に生活していると現地の人や合法の国の友人から勧められることもありますが、勇気を持ってハッキリと断りましょう!
日本とは違う環境で気が大きくなり、『ちょっとだけなら……』と思って始めてしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。
合法化に向けてこれからどんどん件数が増加していくので、注意が必要です。
銃犯罪
トロントなどでは銃規制がされているため件数は多くありませんが、一部治安の悪い地域で犯罪に利用されることがあります。
実際、夜中に1人で歩いていたところを銃を持った男に脅されてお金を盗られたという話も聞きました。
こういったことに巻き込まれないためにも、夜の1人歩きをしないことや治安の悪い場所に行かないことなどを心がけましょう。
また、周囲の状況を常に確認して素早く危険を察知することも必要です。
関連:カナダ生活を満喫するために!行く前に準備しておきたい7つのこと
トロントで行くのを避けたい治安の悪い場所
ここでは、トロントの中でも治安が悪く行くのを避けた方が良い場所を紹介します。
尚、トロントは東西南北にそれぞれ大きい道路が走る碁盤の目のような形になっており、場所を示す時は東西・南北それぞれのストリートの名前をかけ合わせて表現します。
Jane×Finch(ジェーン・フィンチ)
Jane StreetとFinch Streetが交差するトロント北西部の地域で、トロントの中で最も治安が悪いとされている場所です。
街の中心部からかなり離れており普段行くことはないと思いますが、一部の路線バスの通行ルートになっています。
銃犯罪も多く起きており、かなり危険な地域です。通行中の路線バスに流れ弾が当たったということも過去にあったので、路線バスを使用する際はここを通るルートは避けた方が良いです。
本当に危険なので絶対に行かないようにしてください。
King×Dufferin(キング・ダファリン)
一般的にスラム街といわれている地域です。特に西側の地域が危ないといわれています。夜は麻薬の売買も行われている危険な地域なので、近づかないようにしてください。
Sherbourne×Dundas(シェルボーン・ダンダース)
こちらも上記同様、低所得者向けのアパートが密集する地域で、麻薬売買が行われています。
近づかないようにした方が無難です。
Sherbourne駅周辺
変質者がよく出ると地元の人からは敬遠される地域ですが、人によって意見が分かれます。治安が悪いといわれる一方、家賃が安いためか住みたいという人も多い不思議な地域です。
もしどうしても気になるようであれば、昼間に安全を確保した上で少し歩きながら実際に確かめてみても良いかもしれませんが、出来れば避けたいところです。
上記以外の場所でも注意すること
上記で挙げた以外にも、危険な場所はあります。
また、昼間は雰囲気が良くても夜になるとガラリと変わる場所もあります。
危ない地域は雰囲気が違うのですぐに察知できます。少しでも怖いもしくは変だと感じたら、すぐにその場から離れて元の安全な場所に戻ってください。
トロント滞在での万が一に備えて
トロントなど海外で滞在する場合には、海外旅行保険に加入し万が一の事故やトラブルに備えることが必要です。
損保ジャパンや東京海上日動などの海外旅行保険に1週間加入するとなると、約7,000円〜10,000円前後の費用が必要になります。
しかし、そんな費用を抑えたい人も多いはず。そんな時に便利に使えるのがクレジットカードです。クレジットカードには海外旅行障害保険が付帯しているものがあり、節約しながら万が一に備えることができます。
内容に関しては、損保ジャパンや東京海上日動には劣りますが、約7,000円〜10,000円前後の保険料の節約ができるのはお得です。
海外旅行障害保険が付帯しているクレジットカードには「楽天カード」や「三井住友VISAカード」などがあり、航空券代をクレジットカードで決済するだけで海外旅行障害保険が適用されます。
海外旅行保険の保証内容を比較しながら検討してみることをおすすめします。
詳しくは「【楽天カード編】海外で便利にクレジットカードを使いこなそう!」にて解説しているので、あわせてご参照ください。
まとめ
トロントは比較的治安が良い地域なのでそこまで神経質になる必要はありませんが、貴重品は身に着けておく、夜道は1人で歩かないなど、海外に行く上で基本となることは守っておきたいですね。
また事前に治安情報を知っておくことは、知らずに危険な場所に踏み込んでしまうことを防ぐのでとても重要です。
しっかりと防犯対策をして、安全快適にトロントでの生活を楽しみましょう!
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