アメリカに留学するにあたりそれぞれの目的は異なりますが、必ず求められるのが英語です。英語が話せなくては何もできませんし何も始まりません。
そこで多くの留学生は最初のステップとして語学学校で英語を学びますが、学校選びはとても重要なポイントになります。
私が住むロサンゼルスは、留学生に人気のアメリカ西海岸最大の街ですが、ロサンゼルス内だけでも語学学校の数は約20校近くあります。
どのような学校がいいのか、授業スタイルはどのような感じなのかなど、私が実際に経験したことをふまえ、数ある語学学校の中から自分に合った学校を見つけるポイントを紹介します。
語学学校周辺の環境
多くの留学生が一番重要視するポイントは環境です。学校周辺の治安は誰でも気になりますよね。交通手段がバスや電車、徒歩なら尚更です。
そしてどんな環境に住みたいか?というのも重要なポイントです。日本人があまりいないエリアに住みたいのか、郊外の田舎に住みたいのか、交通の便利なところに住みたいのかなど、学校以外の私生活を考慮して学校を選ぶのは一番大切です。
勉強するために留学するとはいえ、環境が良くなければ学校へ行くのも面倒になってきてしまいます。次第に学校へ行かなくなり、結局無駄な時間とお金をかけてしまったという留学生を私は沢山見てきました。
私の場合、留学先に選んだ語学学校は交通の便利な場所を選びました。学校での勉強に加え、アメリカという国の環境に早く慣れるために沢山出かけたかったからです。
英語を勉強しても使わなければ意味がないと思ったので、なるべく一人でも出かけられる環境に身をおきたいと考えました。結果、私にとってはとてもいい環境で英語を勉強することができました。
仮に、最初に選んだ語学学校の場所が自分には合わないと感じた場合でも、他の学校に転校することが可能なので心配することはありません。
また、語学学校で英語を学ぶことに加え、ダンスや歌など自身の夢の為に留学している人も沢山います。自分の興味があることや得意なことにフォーカスするのも、充実した留学生活をおくるコツです。
留学生活を充実させるために、どんな環境に自分をおきたいのかを考えて学校選びをしてみるといいかもしれません。
カリキュラムの数
語学学校によってカリキュラムの数は異なります。基本的には英語のクラス(ESL)、TOEFLクラスがどの語学学校にもありますが、
学校によっては会話のクラス、ビジネス英語クラス、TOEICクラス、英語講師になる為のクラス(TESOL)、 ビジネススクールへ行くためのクラス(GMAT)などのクラスを設けている学校もあります。各カリキュラムの期間は、学校側の方針や個人のレベルによってかわってきます。
語学学校のパンフレットやホームページ内からカリキュラムが見られるので、気になる学校のカリキュラムをチェックしてみましょう。
また、学校に入学する際には必ずレベル分けテストを受けるので、安心して自分のレベルに合ったクラスを選択することができます。
学校へ直接問い合わせる際に英語が苦手な方でも、学校によっては日本語を話せるスタッフが勤務しているところもありますので聞いてみるといいかもしれません。
また、語学学校で英語を勉強していく中で、将来カレッジやユニバーシティに行くことを目標にした場合でも、TOEFLスコアなしで入学できるプログラムを設けている語学学校もありますので、英語のレベルが低い方にも安心です。
カレッジやユニバーシティに行くことが目的ではない方も、語学学校で十分に将来に役立つ英語を学ぶことができます。例えばビジネス英語のクラスでは、日常会話とは違うビジネスでの会話やメールでの挨拶など、仕事をする上で役に立つ英語を勉強することができます。
語学学校で勉強する人の多くは1~2年ほど語学学校へ通って英語を習得しています。私も最初はESLの初級クラスからスタートし、会話のクラスや TOEFLクラスを受講し、トータル2年弱ほど語学学校で勉強しました。特に会話のクラスはネイティブが良く使う言い回しなどを勉強する事が出来るのでとてもいいクラスでした。
周りの日本人留学生は、多くの人が ESLクラスから始め、日本での就職などに役立つ英語のスコアを取るべく TOEICクラスを受講したりしていました。
授業の質
移民が多いカリフォルニアでは、ファーストランゲージが英語ではない人たちが沢山います。
語学学校によっては、ネイティブスピーカーではない英語講師が勤務している学校もあります。せっかくアメリカに留学に来ているのですから、ネイティブの発音で英語を習いたいですよね?そして授業もわかりやすく楽しく受けたいですよね?
授業の質を重要視するなら、直接学校へ行って一日トライアルに申し込むこともできます。
語学学校は、英語がまったくできない初級レベルの方にでも対応したクラスがあるため、カレッジやユニバーシティに設けられているESLクラスよりも分かりやすく優しい授業がうけられます。ESLとは「 English as a Second Language」の略です。
基本的にESLクラスは文法、リーディング、リスニングの3つを勉強します。それぞれの科目やレベルごとに講師も異なり、初級レベルから上級レベルに上がるにつれて難易度は高くなります。
学校での勉強だけではなく、宿題やテストなどもあるので、自分の英語が伸びているのかどうかを常に知る事が出来ます。英語の上達にはもちろん授業の質はとても重要になってきます。
自分に合っている学校かどうかを知るために、多くの語学学校はフリートライアルを設けているので、受講後に入学するかどうか決めることができます。
スクールアクティビティ
語学学校では様々な国からアメリカに来た留学生が一緒に勉強します。互いの文化を知り、アメリカの文化も知るために、語学学校によっては様々なアクティビティを企画しているところもあります。
ロサンゼルス内にいくつかあるアートミュージアムへ出かけたり、ビーチでビーチバレーやバーベキュー、映画館へ出かけるなど、アクティビティは様々です。
アメリカに住んでいても普段あまり人と話す機会がなかったり、なかなか友達ができなかったりと、留学生活の最初は交友関係で苦戦する人も多くいることでしょう。
しかし、学校のアクティビティに参加することによってクラスメイトとも距離を縮めることができますし、英語の勉強にもなります。英語の習得には話すことが一番です!
英語を習得するのが早かった友人などを見ていると、やはり家での勉強よりも外にでかけて英語を使うことにフォーカスしている人のほうが断然早く英語を習得しています。スクールアクティビティに参加して、クラスメイトや先生方と沢山話す努力をしましょう!
授業料とクラスの時間帯
学校の授業料は各学校によって異なります。カレッジやユニバーシティに設けられている ESL クラスは、英語を勉強してカレッジやユニバーシティに入学することを目的としているため、普通の語学学校よりも授業料は高くなり授業も難しいものになります。
しかし今後の目的が英語以外にもあるのであればとてもいい環境で勉強できます。
それに比べて語学学校は、単に英語を勉強したい方や英語のレベルが低い方にも対応したクラスがあり、英語を一から学びたい方にはとてもいい環境ですし、授業料も安くなります。
授業料は学校、クラスの時間帯、カリキュラムによって異なります。
午前より午後、夜間の方が授業料が安い学校が多いですが、これも学校によっては午前のクラスのみしかない学校もありますので、学校ホームページか電話で問い合わせてみるといいかもしれません。
まとめ
私は28歳の時にアメリカに留学しました。
それまで英語は全くと言っていいほど話せなかったので、最初に入学した語学学校でのレベルは一番低いクラスからのスタートでしたが、留学から1年半後にアメリカで英語を使った仕事に就職することができるまでになりました。アメリカに留学すると、多くの人は最初は英語の勉強に集中します。
そして徐々に環境や生活に慣れてくると、日本とは違う「自由」を感じます。この自由を勘違いすると、ただ目的もなしにアメリカにダラダラといるだけになってしまうのです。
日本にいる時とは違い、あなたが何をしていても誰にも何も言われません。これは自由とは違います。私は目的を失った沢山の留学生をみてきました。目的を失わないためにも、留学前にきちんと目的に対する計画をすることが大切です。
留学して英語を学ぶと自分の価値観が変わります。知識が増えます。多国籍の友達ができます。視野がとても広がります。多くの留学生の今後を左右する語学学校での勉強は、とても重要な時間であり財産です。
せっかく留学に費やす時間とお金を無駄にしないためにも自分に合った学校を選び、スクールライフを充実させることが一番大切なことかと思います。
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