英語力が飛躍的に伸びる自主学習方法!日本在住でも外国人が周りにいなくても問題なし

建物 留学

英語力を上達させるために海外留学したいと思っても、多額の費用がかかる上、仕事のキャリアをあきらめなければいけないなど、簡単には実行できませんよね。

私もお金がなかった学生時代、「留学に行けるんだったらとっくに行ってるよ」と卑屈になったものですが、悔しかったのでほぼお金をかけずに勉強し、英検1級、TOEFL98点を取得。海外留学のための試験を突破することができました。

今留学できなくても、周りに外国人がいなくても大丈夫。日本にいながら、仕事でも通用する英語力を手に入れる方法をお伝えします。

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英語力を上げたいなら「苦」と「楽」を繰り返しとにかく継続

学習

英語が上手になりたい一心で、意気込んで一日に何時間も勉強したものの、途中で燃えつきてやらなくなってしまい勉強したことを9割忘れたという経験はありませんか?

「言語学習は筋肉を育てるようなもの」という言葉で例えられるように、言語は鍛えれば鍛えるほど着実に成長しますが、一度学習をやめてしまうと瞬く間に衰えてしまいます。

そのため、短期的に一気に詰め込むよりも、途切れさせることなく長期的にコツコツと着実にタスクをこなしていく方が英語の学習には効果的であると言えるでしょう。

コンディションによってタスクを変更

私は、元気な日、疲れている日、モチベーションが下がっている日と、その日の状態によって学習のタスクを替えて「まったく英語に触れない日」をなくすようにしていました。

余力がある日はなるべく、デイリーで設定した、机に向かって集中しなければいけないタスクをこなし、疲れている日やモチベーションが上がらない日は、楽しみながらリラックスしてできる勉強にシフトしました。

元気な日

  • 単語(書き出し、音読を含む)
  • 英語の記事を精読
  • ABCニュース、NPRニュースを聞いてスクリプトをチェック
  • 定期的に資格問題を解く(TOEFL、英検)

疲れている日やモチベーションが下がっている日

  • 単語(眺めるだけ)
  • 外国人やバイリンガルのユーチューブチャンネルを見る
  • ニュースを音読してみる

辛い学習だけではどうしても続かないし、楽しいことばかりやっているだけでは上達が大幅に遅れます。ハードな学習で英語の筋肉を刺激しつつ、疲れた時には楽しみながらリラックスできる学習方法を取り入れて、毎日コツコツ励みましょう。

英語は基礎があってこそ!今こそ文法を見直そう

文法

英文法は、特殊な用語も多く、学習もつまらないと感じる方も多いかもしれません。しかし、いくら発音ばかり上達しても、ヘンテコな文法の英語を使っていれば不格好に見える上、ミス・コミュニケーションを誘発してしまいます。

それに、言葉は「話す」だけではなく、「読む」「書く」機会も出てきますよね。例えば、社内で英語を使用する会社であれば、メールのやり取りのみならず、議事録、企画書、パワーポイントの作成等を任されることもあるでしょう。そうなると、確かな英文法力なしには仕事をすることができません。

英文法を勉強することは、英語の4技能全てに良い影響を与えます

英文法を勉強する各技能へのメリット

  • リーディング:複雑な構文が多く使われている記事も読み解けるようになる
  • リスニング:主語、動詞、目的語、補語等の関係性が頭に入っているので、聞き間違いや意味の取り違えを減らすことができる
  • ライティング:文法のエラーの少ない洗練された文章が書けるようになる
  • スピーキング:ブロークンではない、仕事でも通用する話し方ができるようになる

ネイティブにとっても聞きやすい

文法通りの英語だと、ネイティブからすると堅苦しく聞こえるのではないかと心配される方もいらっしゃると思いますが、そこまで気にすることはありません。

文語的な表現を使うと少し固い印象を与えてしまうかもしれませんが、ブロークン・イングリッシュよりはるかにいいです。文法を意識した英語を話すと、聞き取りやすい“Flawless”な英語とほめてもらえることの方が多いですよ。

英会話の実践からのみ学ぶ方法では、総合的な英語力の底上げにはならず、確実に頭打ちになります。英文法は英語を学ぶ上で必要不可欠な要素です。英語力の基盤を作ると思って、根気よく文法書と向き合いましょう。

おすすめの文法書

王道中の王道、「ロイヤル英文法」(綿貫陽 他著)です。大学受験でお世話になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

文法表現の掲載数はどの辞書よりも多く、例文もネイティブによるチェックが行われているので、自然な言い回しです。プロから基礎を見直したい人にまで幅広く読まれている英文法のバイブルですね。

英語を「読む」「書く」:リーディングとライティングの勉強法

読む

リーディング

私のリーディングの勉強方法は、読む ⇒ノートを作るが基本です。学生時代からずっとこの方法を続けています。使用する教材は“Time”や“News Week”といった週刊誌の社説が主ですが、資格勉強をされている方はその教材でも応用できます。

私は以下の流れをリーディングの勉強のルーティーンにしています。

  1. 見開きの記事をざっと読む ※知らない単語が出てきてもペンでチェックする程度にし、流し読みします。
  2. 精読 ※ここで初めて辞書を使用し、分からない単語を調べます。
  3. 記事をスクラップし、簡単なノートを作る ※あとで見直し、復習するためです。
  4. 音読 ※スピーキング能力の向上を図るとともに、文のまとまりを理解しているかチェックします。理解できていないと、意味が続いているところで区切って息継ぎをしてしまいます。

使用する教材は、自分のレベルよりも少々高めの記事や本をピックアップするといいでしょう。また、日々趣味として洋書を読むこともリーディング能力向上に効果的ですよ。

ライティング

とにかくお題を見つけて、200~300文字程度のエッセイを書きましょう。TOEFLや英検のエッセイのお題がおすすめです。

「住むなら田舎と都会はどっちがよいか」という簡単なものから「日本は移民を受け入れるべきか」といった難しいテーマまであるので、最初は簡単なお題からどんどん書いて、徐々にレベルアップしていきましょう。

書き終わった後、添削してくれる人がいるとベストですが、いない場合には自身で見直して文法や単語ミスを修正します。模範解答を書き写し、使える表現をどんどん盗みましょう。

書くことに慣れよう

また、英語で日記をつけるのも効果的です。日々感じていること、その日あったことを書き綴って少しずつ英語表現を積み重ねていきましょう。

エッセイや日記を日々綴ることにより、「書く」ことに慣れていく上、一度使用した表現を別の作文にも応用することができます。

英語を「聞く」「話す」:リスニングとスピーキングの勉強法

スピーキング

リスニング

聞き流すだけで英語が話せるようになった!という教材のポップアップをしばしば見かけますね。いいえ、リスニング力は耳だけでなく手も口も使って全力で向き合ってこそ向上します。

以下、私のリスニングのトレーニングのルーティーンです。

  1. NPRニュースで2~3分程度の音源を聞く
  2. スクリプトをチェック
  3. 単語など聞き間違いがないか確認
  4. リスニング専用の単語ノートにひっかかった単語を書き出す
  5. シャドーイング(音声を聞いた後すぐに復唱)
  6. 音読

このように、リスニングの勉強は復習とノートへの書き出しまで含めるとなかなかハードですが、これでリスニング能力は飛躍的に上がり、シャドーイングと音読をすることでスピーキング力も向上します。

スピーキング

外国人と英会話をする機会があれば大いに利用したいところですが、なかなかチャンスがない場合もあります。でも、大丈夫。スピーキングは外国にいなくても、一人で十分練習できます

それにスピーキングのトレーニングは、その他3技能と比較すると楽しいですよ。私は一人の時は以下の方法で練習していました。

TOEFLの題材を活用

TOEFLのスピーキングは題材が豊富であると共に、時間制限もあります。制限時間内に自分の言いたいことを簡潔にまとめるトレーニングができます。

映画のセリフを真似てみる

映画で気分転換しながら、役者の発音や癖も含めセリフを真似てみましょう。私はよく弁護士の答弁を真似していました。

早口の人から癖のある人までまんべんなく、ちょっと大げさに表現して楽しみながら練習しましょう。

自分の音声を録音して癖を確かめる

スマートフォンの録音機能を使って、英語を話している自分の音声を録音してみましょう。話している時に聞こえる自分の声と、録音された声は全く違って聞こえます。

発音やアクセントの癖が浮き彫りになり、最初はとても聞けたものではありません。でも、自分の癖を観察し、修正を繰り返すことができるので、徐々にきれいな発音になります。

私は学生時代、ある先生から言われた言葉が印象に残っています。

「自分で発音できない単語は、聞き取れない」

確かに、発音やアクセントがわからないと、綴りは頭の中に入っていても聞き取ることはできないですよね。そういう意味でも、スピーキングとリスニングは密接に関係しているのです。

留学経験なしでも英語フィールドで活躍している人は多い

やる気

英語関係の仕事で活躍している人は、帰国子女であったり、留学経験があったり、何かしら海外へのコネクションを持っている人だというイメージがあると思いますが、実際はそうでもありません。

事実、通訳・翻訳に従事している人の中には、帰国子女でもなく、留学経験もないにも関わらず、第一線で活躍されている人がたくさんいます。地道に王道の勉強をしてこられた方々なので、帰国子女や留学経験がある方よりも優秀であることも珍しくありません。

留学に行きたいけれど行けない、留学組に差をつけられてしまう、と焦る必要は全くありません。たとえ日本に住んでいたとしても、外国人と話す機会に恵まれなくても、自主学習のみで仕事で通用する英語力をつけることは不可能ではないのです。

まとめ~英語の習得に近道はない

海

近年は、インターネットを通して海外の大学の講義、英語学習教材、アプリへ簡単にアクセスできるようになりました。すぐに海外へ行く機会がなくても、自宅の一室で質の高い教材を使って勉強することができますね。

ただ、いくら環境に恵まれていても、英語の勉強に近道はないことに変わりはありません。時に苦しく、嫌になることもあるかもしれませんが、時折気分転換をしながらコツコツ継続することを忘れず、夢のキャリアを目指して頑張りましょう!

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