海外暮らしが長くなると、「ペットを飼おうかな」と思われる方も多いのではないでしょうか。広大な国オーストラリアでは、ペットも一緒に楽しめる公園やカフェなどがたくさん存在しています。
今回は、オーストラリアのペット事情についてご紹介します。
オーストラリアでもやっぱり「犬」は人気!
オーストラリアでも、やはり「犬」は人気のペットです。小さな室内犬を飼っている人もたくさんいますが、大型犬を飼っている人のほうが多い印象を受けます。
大型犬が人気
オーストラリアの家は庭が広く、犬の散歩をさせる場所もたくさんあるので、大型犬にとっては住みやすい環境だからでしょうか。
いちばんよく見かける種類は「ゴールデン・レトリバー」や「ラブラドール」、または、毛の短い「ドーベルマン」タイプの大型犬です。
人気のある小型犬は
小型犬で人気なのは、「ミニチュア・ダックスフンド」や「シー・ズー」、「マルチーズ」などです。きれいにグルーミングされた可愛い犬たちを街でよく見かけます。
グルーミング代は、小型犬で$60からが相場のようです。
日本でよく見かけるような犬用の洋服も、ペットショップで売られてはいますが、そういうペット用ファッションはあまり好まれないようです。
ペット同伴可のカフェも多数
テラス席のあるカフェなどでは、ペット同伴も可能で、テラス席にはよく犬の水やドッグフード用トレイが置いてあります。
テラス席でペットと一緒にコーヒーを楽しむのが、オーストラリア流土曜日の朝の過ごし方のようです。
また、オーストラリアには、川沿いや海沿いに、何キロにもわたる「散歩道」があり、週末には、犬を散歩させながらジョギングをする人でにぎわいます。
公園にも、犬のリードを外して走り回らせられる柵で囲まれたスペース(糞の始末用の袋ディスペンサーも併設)があり、夕方になると、たくさんの犬たちと飼い主たちでにぎわいます。
犬はもちろん、飼い主同士の交流の場にもなっているようです。
オーストラリアで人気のペットと変わり種ペット
犬のほかには、猫や鳥、モルモットや熱帯魚と、日本と同じ種類のペットが一般的です。しかし、わたしも昔飼っていた「ウサギ」は対象外。
わたしの住むクイーンズランド州では、ウサギは「害虫」とみなされているので、ウサギをペットとして飼うことは禁止されています。
小さなヘビやトカゲなどの爬虫類を飼っている人も少なくはないようです。エサ用のコオロギもペットショップで購入できます。
「新鮮な卵を毎日食べたい」という理由で、ニワトリを飼う人も結構いるようです。わたしの娘の友達も、郊外の養鶏場からニワトリを二匹買い取り、毎朝新鮮な目玉焼きを食べているそうです。
また、郊外の広大な敷地に住んでいる人は、「芝刈りが大変だから」という理由でポニーを飼う人もいるようです。
実際に、わたしの知り合い夫婦は、ブリスベン郊外の広大な敷地に住み、裏庭にポニーを二頭飼っています。芝生を食べてくれるので、芝刈りをする必要が無くて楽なのだとか……。
ペットショップ派?オンライン派?動物保護派?
オーストラリアでペットを購入する場合、もちろんペットショップに行く人もいるのですが、オンラインで直接ブリーダーに連絡をし、買いに行く人もたくさんいるようです。
血統付きの犬などは、ペットショップよりも安く買えるということと、ペットショップでは手に入りにくい種類のペットも手に入る、という理由があげられるそうです。
インターネットでペットを買う
ペットショップでは扱っていない熱帯魚を飼育し、卵を孵らせてオンラインで安く売っている人もたくさんいるようです。
こちらの「Gumtree(ガムツリー)」というサイトから購入可能です。
愛護団体から引き取る
また、「ペットを飼いたいけれど、何百ドルもお金を出せない」という人や、「動物が好きだから、一緒に生活したい!」という人は、動物愛護団体に保護された動物を無料で引き取るそうです。
我が家の隣人も動物が大好きで、愛護団体に保護された犬と猫一匹ずつを引き取ったそうです。
ペットショップなどでも、「この犬を引き取ってください」という愛護団体などからの貼り紙をよく見かけます。
ペットの血統や種類を気にしない人は、こうして動物保護団体から引き取って、一緒に生活を始めるのもいいのではないでしょうか。
子供に「命の大切さ」を教えるいい機会でもあると思います。
我が家のペット
最後に、我が家のペットをご紹介します。
青いザリガニ
日本では絶対に見かけない、青いザリガニ「Freshwater crayfish(フレッシュウォーター・クレイフィッシュ」です。
またの名を「Yabby(ヤビー)」といい、オーストラリアの熱帯雨林に生息しています。我が家のヤビーはペットとして飼っているので、そんなに青くはないのですが、水が澄んだ小川に行くと、とてもきれいな青色をしたヤビーをたくさん見ることができます。
近所のペットショップで、12ドルで購入しました。
Fighting fish(ファイティング・フィッシュ)
そして、こちらは「Fighting fish(ファイティング・フィッシュ)」。ヒレがとってもカラフルできれいな熱帯魚です。
人気の熱帯魚で、ペットショップで一匹15ドルほどで売られています。小さな金魚鉢に入れておくだけでも長く生き延びられるほどタフな種類なので、寮生活をしている学生の人でも飼うことができます。
ただ、その名のとおり、二匹同じ水槽に入れると、どちらかが死んでしまうまで戦い続ける習性があるので注意してください。
サクラエビ
こちらのサクラエビ「Cherry shrimp(チェリー・シュリンプ)」は、「Gumtree」で一匹あたり15セントほどで購入しました。水槽のお掃除をしてくれています。
まとめ
犬や猫などの一般的なペットから、ニワトリにポニー、青いザリガニと、日本では想像もつかないようなペットの種類があるオーストラリア。
オーストラリアで生活する機会のある方は、のびのびとペットと一緒に生活してみてはいかがですか?
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