海外生活を始めたものの、言葉やビザの壁があり、なかなか思うように仕事が見つからない……。そんな悩みを抱えている人はたくさんいます。
何を隠そう、わたしもその一人でした。家族とともに暮らすオーストラリアで就職したくても、永住ビザがなかったため履歴書を受け取ってさえもらえず、つらい思いをたくさんしました。
「誰も雇ってくれないなら家で仕事をしたらいいんじゃないか!」と奮起したのは最近のこと。そんなわたしがおすすめしたい、オーストラリアでできる在宅ワークをご紹介します。
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オーストラリアでできる在宅ワーク1. Au Pair(オーペア)
ワーキングホリデー滞在者や留学生などの若い独身の人におすすめなのが、この「Au Pair(オーペア)」です。実際に、オーストラリアにワーホリ滞在している人たちの多く(特に女性)は、オーペアをしているようです。
オーストラリアの一般家庭で生活し、「住み込みのお手伝いさん」のようにその家庭の育児や家事の手伝いをするシステム。
ホームステイと違って毎日3食込みで無料で住ませてもらえ、家庭によってはお小遣いをくれるそうです。
英語の勉強にもなり、現地の人たちとのネットワークを広げるいい機会にもなります。特に子供好きの人にはおすすめです。
オーペア先を探せるサイト
以下は、オーストラリアのオーペア紹介サイトです。登録(無料)すると、オーペアを募集している家庭を紹介してくれます。
- AUpairNetwork公式サイト:http://www.aupairnetwork.com.au/
オーストラリア人家庭に住み込みで働くのに抵抗のある人は、無料日本語情報サイトにもオーペア募集の日本人家庭情報がよく載っています。ぜひチェックしてみてください。
- 日豪プレス:http://nichigopress.jp/
オーストラリアでできる在宅ワーク2. 日本のクラウドソーシング
次におすすめしたいのが、オーストラリアにいながら日本のクラウドソーシングサイトに登録して、オンラインで仕事をする方法です。日本の主婦の間でも、子育てをしながら在宅でできると今話題になっているようですね。
代表的なのはクラウドワークスなどです。
- クラウドワークス:https://crowdworks.jp/
世界中どこにいても、インターネットさえあればいつでも仕事ができるのがクラウドソーシングの便利なところです。仕事内容は、ウェブデザインや翻訳、商品の価格リサーチやデータ入力、アンケートなど多岐にわたります。
デメリットも
ただ、デザインなどの専門的な仕事は報酬単価は高いものの競争率が高くなっています。そのため、フリーランスでの経験が相当ない限り、なかなか仕事獲得につながらないようです。
その他の専門的な知識を必要としない仕事は、あまり報酬がよくありません。ですので、クラウドソーシングだけのお給料で生活することは難しいと思います。
また、報酬は日本の銀行に振り込まれるというのも、海外生活をする人にとっては少し不便です。シティバンクなど海外でもお金が引き出せる銀行口座などを利用するといった方法を考えなければならないので注意しましょう。
オーストラリアでできる在宅ワーク3. 日本の資格を生かした仕事
ネイルの資格を生かして自宅でネイルサロンを開く、保育士の免許を活用して自宅を小さな保育所にするなど日本の資格を生かすのも、オーストラリアで在宅ワークを始めるいい方法です。
知識も日本での経験ももう備わっているので、すぐに自宅でビジネスを始めることができます。
無料日本語情報紙に広告を出したり、日本食スーパーやレストランに貼り紙をさせてもらったりして、ネットワークを広げてみてください。
オーストラリアの日本人コミュニティでは「資格を有した日本人」を求めている人が多いので、集客も比較的簡単にできるのではないでしょうか。固定客が多くなり規模が大きくなってくると、在宅ワークのみで生活することも十分可能だと思います。
ビジネスナンバーABN
本格的に在宅ビジネスを始める場合は、所得税の関係上「Australian Business Number(ABN)」というビジネスナンバーを取得し、ビジネス名を登録する必要があります。
オンラインで無料で取得でき、登録料は2016年8月現在、1年34ドル(約2,720円)、3年80ドル(約6,400円)です。
※1ドル=約80円(2016年8月)
オーストラリアでできる在宅ワーク4. 特技を生かした仕事
わたしは洋裁が大好きで、娘たちの洋服はもちろん、テディベアの服なども友達に頼まれて作ったりしています。
そして去年から、ebay(イーベイ)というオンラインショッピングサイトで、ハンドメイドのテディベアの服を販売し始めました。「飛ぶように売れる」ということはありませんが、ちょっとしたお小遣い稼ぎにはなっています。
わたしのようにハンドメイドのものをオンラインで販売するほか、料理が上手な人は自宅で料理教室を開いたり、ピアノが得意な人は自宅でピアノ教室を開いたり、英語レベルが高い人は日本人向けにTOEICなどの対策講座を開くなど、特技を生かして在宅ワークを始めるのもおすすめです。
どんなことでも仕事につながる
「体力だけには自信がある!」というわたしの知り合いの日本人男性は、自宅周辺の家庭の芝刈りを請け負う「芝刈りビジネス」を始めました。
「起業が簡単でどんなことでも仕事につなげやすい」のがオーストラリアのいいところでもあります。
まとめ~自分らしく働ける環境を手に入れよう
ここでご紹介した在宅ワークは、実はオーストラリア以外の国でもできることですが、日本人に人気の英語圏の国であり起業もしやすいオーストラリアなら、より始めやすいのではないでしょうか。
気軽なお小遣い稼ぎから本格的な仕事まで規模は様々ですが、自分らしく自宅で働ける環境が見つかるといいですね。
収入を得る手段さえあれば、世界中どこでも好きな場所で暮らせますよ。
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