イギリスへ行ったら絶対食べてね!庶民派定番のおすすめスイーツ5選

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ケーキというと、ショートケーキやチーズケーキなど日本は冷蔵保存する生ケーキが中心ですが、イギリスはちょっと違うんですよ。イギリスはベーキングが一般的で、常温で保存できる焼き菓子が中心なんです。

今回は、そんな焼き菓子系ケーキを中心に、どこにでもある庶民派の定番スイーツベスト5をご紹介しましょう。

キャロットケーキ

キャロットケーキ

まず私がトップにあげたいのがキャロットケーキ。そうです、名前の通りにんじんのケーキです。古くは中世の時代から愛されているこのケーキ。にんじんは野菜の中では糖分が多く含まれているので、ケーキと愛称がいいんだそうです。

材料は小麦粉、砂糖、卵、重曹、にんじん、シナモン、ウォールナッツ、が基本。そして、ケーキの間とトップにクリームチーズをあわせたアイシング。これが甘くてクリーミーなんです。

写真にように、アイシングでにんじんをかたどったものをデコレーションしてあるものもよくみかけます。家庭でも焼いて子供たちに食べさせたり、街中の喫茶店やデパートの喫茶コーナーでも必ず売られているケーキ。

スーパーでもホールのキャロットケーキが必ず売られていますよ。

ビクトリアスポンジ

ビクトリアスポンジ

焼き菓子系ケーキの代表選手、ビクトリアスポンジ。これはとてもシンプルなケーキでスポンジケーキの間にアイシングとイチゴとイチゴジャムがサンドされています。そのため、ビクトリアサンドイッチと呼ばれることもあります。

トップは粉砂糖がかかる以外にほとんどデコレーションがありません。大きめのひとカットを紅茶やコーヒーと一緒にいただきます。

このケーキは19世紀に在位していたビクトリア女王が、アフタヌーンティーにスポンジケーキを好んで食べたことからその名前がつけられました。名前とこのシンプルさが本当にイギリスらしさを感じさせます。

レモンドリズル

レモンドリズル

これもまたシンプルな焼き菓子系ケーキ、レモンドリズルです。その名の通り、レモンがたっぷり効いた甘酸っぱいケーキです。

スポンジケーキにレモンの皮を擦り下ろしたものが混ざっていて、焼きたての熱いうちにレモンシロップをかけてスポンジにしみこませるのが基本の作り方。しっとりと甘酸っぱい風味がたまりません。

毎日のティータイムやバースデーケーキにも少しアレンジして作ります。

トライフル

トライフル

これは焼き菓子ではなく生デザート。フルーツ、スポンジ、カスタードクリーム、生クリームの層から成るデザートです。基本はどんぶりのような大きな器に盛られているのですが、一人用の小さいカップに入ったものもスーパーなどではよく売られています。

これもイギリスではとても歴史が長いデザートで、ある歴史家によればすでに18世紀にその存在が文献で見つかっているとのこと。フルーツパフェ、という感じのデザートです。

スコーン

スコーン

これはデザートというより、ティータイムによく食べられているお菓子。スコーン自体は何も入っていないプレーンや、レーズンが入ったもの、またチーズ入りのものもよく見受けます。

そして、これは食べ方が大事!スコーンには必ずジャムとクローテッドクリームをセットにしなければなりません。このクローテッドクリームがすごいんです。クローテッド、つまり凝固したクリームで脂肪分がとても高く濃厚。

お砂糖は入らないので甘くないのですが、この濃厚さはやみつきになること間違いなしです。

クローテッドクリームは牛乳を間接的に温めたあとにゆっくりと冷やしていく過程で表面にできる固まり。このクリームはイギリス南西部のデボンやコーンウォールで作られているのが有名です。

スコーン、ジャム、クローテッドクリームはどこのスーパーでも手に入りますし、カフェでも楽しむことができます。でも、イギリスらしいティールームに行くと、「クリームティー」というメニューを見つけることがあるでしょう。

クリームティ

「クリームティー」とは、紅茶とスコーン、クローテッドクリームとジャムがセットになったものをさします。イギリスと言えばアフタヌーンティーが有名ですが、私はぜひこの「クリームティー」も味わっていただきたいです。

まとめ

イギリスで定番のスイーツを5つご紹介しました。どのスイーツも素朴で一般庶民に古くから愛されている定番中の定番。

そして、お店で楽しむだけでなくて、家庭で焼いたり作ったりして家族で楽しんだり、ホームパーティーに持参したりするので、各家庭によって作り方や盛り付けが少しずつ違うのかもしれません。

イギリスに来たらどれも手軽に試せるので、ぜひ楽しんでください!

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在英10年。一児の母一夫の妻。日本語教師暦17年。今まで旅した国は11カ国、22都市を訪れました。
私の経験したことが、これからイギリスや海外へいらっしゃる方のお役に立ったらうれしいです。

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