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南フランスのニース近郊でウィンタースポーツ!オロンのスキー場へ行こう

スキー

南仏ニースと聞いて、大半の方が、温暖なヴァカンス地をイメージされるのではないでしょうか。夏はそのイメージ通りです。街中が観光客で溢れかえり、ビーチは海水浴や日光浴をする人々で埋め尽くされます。

しかし、実は山も近く、冬にはスキーやスノーボードなどが楽しめるのです。南仏でスキー?と驚かれた方もいらっしゃるでしょう。私も、フランスに来た当初は南仏でスキーができるとは思ってもいませんでした。

しかも、ニースからは雪山への直行バスが出ており、スキー場までは約2時間とさほど遠くないので、日帰りも可能なのです。ウィンタースポーツ好きの方、これは見逃せないですね!

ニース近郊にはいくつかスキー場がありますが、大きいところだとIsola 2000(イゾラ・ドゥミル)とAuron(オロン)があります。

ここでは、Auron(オロン)のスキー場までの行き方や、スキー場の様子をご紹介していきます。

目次

スキー場までの行き方

スキー場

車がない方は、ニースからバスに乗りましょう。ニースのバス会社『Lignes d’Azur(リーニュ・ダズール)』がBus 100% Neigeというバスを出しています。740番のバスがAuron行きで、ニースの駅前からも乗車できます。

バスの切符の買い方

当日、運転手からも切符は買えますが、バス会社では席の予約を強く勧めています。特にヴァカンスシーズンなどは混み合いますので、予約はしておいたほうが無難です。

しかも、予約したほうが車内で買うより片道1ユーロ安いので、これは予約して損はないですね。チケットの予約はインターネットで出来ます。

上記サイトの下部に「Je réserve mon bus」というボタンがあるので、そこから予約を行ってください。アカウントの登録が必要ですので、まずは登録してから予約に進みます。

バス料金

料金は、片道4ユーロ、往復で8ユーロです。往復割り引きというのはありません。ちなみに前述しましたが、当日車内で買うと、片道5ユーロ、往復10ユーロです。

4ユーロというと、日本円で約500円なので、驚く程安いですよね。チケットはE-チケットですので、メールで送付されます。必ずプリントアウトして当日持参し、乗車する際に運転手に提示してくださいね。

出発当日

予約は席の確保であって、座席の指定はありません。車酔いするから前方の席が良い、などという方は、早めに並ぶのが良いでしょう。

ここで驚いたのが、日本だと、普段着で行ってスキー場で着替える、というのが一般的かと思いますが、ほとんどの人がすでにスキーウェアー着用で、すぐに滑れる格好で乗車していました。

スノーボードの板も、ケースなどに入れずそのまま持ってくる人もたくさんいました。

スキー場に着いたら

日本のように、ロッカーや着替え室はありません。だからみんな予めスキーウェアーを着て、少ない荷物なのでしょう。

初めて行った時は知らなかったので、仕方なく観光案内所に行って荷物を置かせてもらいました。泊まりがけの方は、宿泊施設に荷物を預けるのが無難でしょう。

車で行く方は、スキー場にいくつも大きなパーキングがあり、無料で駐車することができます。ゴンドラやリフトに近い駐車場は、さすがに早く行かないと埋まってしまいますが、離れた所にも駐車場はありますので心配要りません。

レンタル

板やシューズなどがない方は、レンタルができます。お店で足のサイズや身長と伝えると、それに合ったサイズの物を持って来てくれます。

以前スノーボードをレンタルした時、アラフォーの私には可愛過ぎる「ハローキティー」の板を持って来られ、少々焦ったことがあります。幸いサイズが大きかったので断れましたが……

BARTONなどブランドはしっかりしたものが置いてあったので、ご心配なく。料金ですが、私がレンタルしたお店は、シューズと板を2日間借りて64ユーロでした。日本よりは高めでしょうか。

レンタルと引き換えに、身分証明書の原本を渡さなければいけませんので、忘れずに持参してくださいね

チケット料金

日本のように一日券と半日券があります。成人の一日券は34ユーロでした。

ちなみに、72歳以上の方と5歳未満の子供は無料です。また、62〜72歳の方、17歳以上の大学生、12〜17歳の学生は28.60ユーロで、5〜12歳の子供は26.10ユーロです。

年間パスポートもあります。日本と同じサービスですね。チケットはICカードになっていて、「服の左側のポケットに入れて」と言われます。

ゴンドラやリフトに乗る時、一人ずつ通るゲートがあり、ここでカードのICを読み込んでゲートが開くようになっています。このカードは再利用ができますので、次の機会にまた持って行けば再チャージしてくれます。

スキー場の様子

チケットを買ったら、いよいよゲレンデへ!ゲレンデ付近には日本と同じく、レストランがあったり子供用のパークがあったりします。ただ公衆トイレはありませんので、レストランでお食事をしたり、お茶をした時についでに済ませておきましょう。

ゲレンデで驚いたのが、スキーヤーの数。スキーヤーとスノーボーダーの割合は、9:1といった感じでしょうか

特に学校のヴァカンスシーズン(2月)に行った時は、小さな子供達がスキースクールに入って、一生懸命に滑っている姿をたくさん見かけました。

フランス人の旦那に聞いたところ、若者でスノーボードをやる人は増えつつありますが、フランスではスキーが主流とのことです。ですから、日本によくあるスノーボーダー用のパークは見かけませんでした。

場内のレストラン

スキー場

日本では、大型レストランでセルフサービスというのが多いですが、フランスではいわゆる普通のレストランなりカフェテリアが多いです。

テラス席もあり、天気の良い日はみんな外で食べていました。私たちが中に入ろうとすると、「こんなに天気がいいのにもったいない!」とお店の人に言われました。確かに屋内で食事をしている人は一人もいませんでした。

さすがはフランス、ランチにはほとんどのテーブルでボトルのワインを見かけました。スキーの合間にもワイン……フランス人らしいですね。

レストランの前には、リクライニングチェアーがたくさん並べられており、そこでお茶やアルコールを飲んだり、食後のシエスタをする人たちでいっぱいでした。

私が入ったレストランは、15時からハッピーアワーで、ビールを2ユーロでサービスしていました。本当にハッピーな時間帯ですよね。

道具を買い揃えたい方に

レンタルではなく、購入を考えている方もいらっしゃいますよね。ニースの市内にはスポーツ用品店がいくつかあります。下記に比較的大きい2店舗をご紹介します。

ニースの中心地、プラスマセナにあります。トラムの駅「Masséna」から徒歩2分です。

トラムの駅「Jean Médecin」から徒歩5分です。

ちなみに、私はブランドにこだわらなかったので、ウェアー上下と靴下、ゴーグルを買い揃えましたが、全部で100ユーロくらいでした。ウェアーは安い割に高機能で、重宝しています。

なお、1月の第2水曜日から5週間の間はセール期間なので、この時期を狙って買えばさらにお買い得です。

まとめ

海と山に囲まれた南フランス。夏も冬も、アウトドアを楽しむことができます。

スキー場ではフランス語はもちろん、英語や他国語も飛び交っていたので、各国からウィンタースポーツを楽しみにやって来る人々も多いようです。

ニース近郊でウィンタースポーツができることをご存知の方も、そうでない方も、冬にはご家族やお友達とスキー場にお出かけされてみてはいかがですか?

バスで往復8ユーロで手軽に行けるところも、魅力的ですよね。

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この記事を書いた人

36歳にして語学留学を決意。16年務めた会社を潔く辞め、フランス語会話力ほぼゼロで単身渡仏。
何とかなる精神で山谷乗り越え、1年で帰国のはずが、フランス人との運命の出逢いによりニースに根を下ろす。

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