フィリピンでの銀行口座の開設方法

東南アジア

2017.04.242021.09.03

海外に長期滞在する場合、どのようにお金の管理をしますか。

すべてのお金を現金で持ち歩いていては大変でよね。日本の銀行口座のお金を海外のATMで引き出すには手数料がかかって、何度も引き出したくありません。そんなときは、現地銀行の口座をもっていると便利ですね。

今回は、フィリピンでの銀行口座開設についてご紹介します。

2017.12.15

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フィリピンでの銀行口座の解説方法

フィリピンの銀行口座を持つ為には、いくつかの方法がありますが、今回は私が実際に持っている（または持った）口座についてお話します。

もっとも簡単にフィリピンの銀行口座を持つ方法、それはなんといってもフィリピンで現地採用として雇用されることでしょう。

現地企業で採用が決定すると、その企業の人事担当者より様々な書類を渡されますが、その中に、給与振込用口座を開設するための書類も渡されます。各企業が提携している銀行で給与振込用口座を開設しますので、銀行を自分で選べる訳ではありません。

渡された書類と、パスポートのコピー、証明写真1枚などを持参し、指定銀行の指定された支店の窓口で手続きを行います。

窓口担当者が手続きをしてくれますのでとっても簡単。私の経験では、口座開設には100ペソを預け、数日後に出来上がったATMカードを受け取れば、後は給与が振り込まれるまでがんばって仕事するのみです。

この口座では、引き出し、預け入れ、振込、送金も自由にできます。ただ一つ、給与振込銀行口座のデメリットは、その会社を退職すると口座を閉めなければならない場合がある、ということです。

「場合がある」というのは、会社（または提携銀行）によっては、退職後は「給与用口座」から「普通口座」に変わりますが、この口座を持ち続けることができる、ということです。

口座を閉めなければならない場合、出社最終日までに残高をすべて引き出しておかなければなりませんでした。そうしないと、「いらないお金」と見なされ銀行に没収されます。そして最終日当日、会社にATMカードを返却して終了です。

口座を閉めなくてよかった場合、勤務先からは、退職後の口座の取り扱いについての説明書を受け取りました。

「給与用口座は、最低貯蓄額を必要としないが、退職後の普通口座は、口座を維持するため500ペソ以上を預け入れておかなければならない、最低貯蓄額が500ペソ以下となると、ペナルティーとして一定額が自動で引き落とされ、0ペソとなった時に口座を閉める」と書かれていました。

現地採用なしで口座を開設する場合、必要書類やさまざまな条件があり、上記開設方法より手間がかかります。

IDは２種類必要です。パスポートともう一つIDが必要です。私の場合、ACRカードという外国人登録カードを持っているのと、フィリピンで運転免許書を取得していたので、パスポート＋これらのうち一つを提出しました。

パスポートしかない！という人は、ここでアウト！開設はできないでしょう。

次に、フィリピンでの住所があるということです。長期滞在なら、コンドミニアムを借りて住むケースが多いのでその住所を記入すれば大丈夫です。

ホテル住まい、住所もないのにフィリピンで口座開設はできません。その他には、証明写真を１つ、口座開設のため５００ペソを預け入れました。

口座開設記入用紙に、所属会社の名前、部署、直通の電話番号を記入しましたが、「在職証明のために、この電話番号に電話しますので、ご本人が出てください」と窓口の人に言われました。

数日後に電話があり、本人（私）が電話に出ましたので、口座開設ができました。

このように、個人で口座開設をするのは結構面倒です。必要書類をそろえることに手間がかかりますし、そんなに英語がうまくない窓口担当だと、話が進まないこともしばしばこともしばしばあります。

「あなたは開設できない」と言われた例は、私の周りの人たちからは聞いたことはありませんが、手間がかかりすぎで諦めてしまう人がいるかもしれません。

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