フィリピンはアジア圏でありながら第二使用言語が英語です。生活様式も洋風で、私たち日本人には馴染みやすい国だと言えます。
直行便なら日本から4時間半なので、多くの日本人が移住しています。物価は日本の約半分(1ペソ=約2円 ※2018年5月現在)、家賃相場はワンルームで3万円ほどです。フィリピンで暮らすことの負担は、諸外国に比べ大幅に少ないと言えるでしょう。
そんなフィリピンで働いてみたいという人のために、日系企業の求人情報が見つかるサイトをまとめてご紹介します。
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- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
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フィリピン転職の魅力とは
フィリピンで働くことに興味がある人にとって、具体的にフィリピン就職・転職にどんなメリットがあるのかは気になるところではないでしょうか。
フィリピンの魅力については冒頭でも述べましたが、ここではセブ島の語学学校に就職した人の感想を簡単にご紹介します。
- すごい人に簡単に会えてしまう
- 求人が多い
- 物価が安い
- キレイな海がすぐそこ!
- 英語が上達する
- 日本で活躍する日本人にも会える
発展中のフィリピンには多くの日本企業が進出しており、セブでは日本人観光客や留学生も増加傾向です。それに伴って日本人の求人も多くなっています。仕事で英語を使うのであれば当然英語が上達するでしょう。
また、セブは小さな島なので、コネクションを作るのも比較的簡単です。海外ビジネスを手がけている日本人社長などと知り合うことができるほか、勤務先が語学学校なら留学中の大手日本企業の役員などに会うチャンスもあります。
フィリピンでの転職活動の進め方
フィリピンでの転職の進め方は以下の3ステップです。
- 転職エージェントに登録する
- 履歴書を作成する
- 面接(オンライン or 現地)
転職エージェントに登録する
まずは求人サイトを見たり、転職エージェントに登録することがスタートです。複数のサイトを見比べならが、条件、給料、仕事内容、待遇などを確認します。
初めての転職でわからないことがあれば、転職エージェントの活用をおすすめします。
プロのキャリアコンサルタントが相談に乗ってくれ、給料の交渉や履歴書の添削まで無料でサポートを行ってくれます。
自分で求人を探す+転職エージェントの二刀流で仕事を探しましょう。
履歴書を作成する
フィリピンで転職する場合、英語の履歴書が必要になります。(日系企業で担当者が日本人の場合は日本語の場合もあります)
本来は自分で作成する必要がありますが、リクルートエージェントやJAC Recruitmentなどのエージェントでは無料にて履歴書の作成をサポートしてもらえます。
履歴書は会社へ提出する正式な書類ですので、ミスなく作成するためにもプロからアドバイスがもらえると安心ですよね。
面接(オンライン or 現地)
面接はオンラインもしくは現地フィリピンで行うことになります。私がフィリピンで生活していたときには、オンライン(Skype)などで面接していることが多くありました。
面接では、「自己紹介」「なぜフィリピンなのか」「どのくらいの期間働きたいのか」「いつから働けるのか」など基本的なことは必ず聞かれますので、あたふたしないように答えをスムーズに言えるようにしておく必要があります。
フィリピン全土を対象とした転職サイト2選
では、フィリピン就職・転職に役立つサイトをご紹介していきます。
まずは地区を限定せず、フィリピン全土を対象にした求人情報サイトをご紹介します。掲載されているのが日系企業であれば、日本語でのやり取りが可能です。
取り上げているのはそれぞれに個性のあるサイトばかりなので、希望に沿った求人情報を見つけやすいでしょう。珍しい職種の求人もあるので、一度すべてのサイトに目を通してみることをおすすめします。
リクルートエージェント
日本でも最大手の転職エージェントといえば、リクルートエージェントです。非公開の求人が20万件前後あり、求人の多さがポイントです。
フィリピンで駐在の求人も扱っており、アドバイスを受ける意味でも登録しておくことをおすすめします。
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
JAC Recruitment
ハイクラスの転職をするならJAC Recruitmentがおすすめです。主に外資系求人や駐在員求人を扱っています。
フィリピンでの転職後の安定してキャリアを積んでいきたい人にはおすすめのサイトになります。
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幅広い分野でフィリピン求人がある転職サイト6選
doda(デューダ)
会社名や福利厚生、給与などの情報がしっかりと明記されている求人情報ばかりなので、じっくりと見比べながら検討することができます。
上場企業や大手メーカーからの募集が多数あり、掲載されている多くの求人が正社員としての募集となっています。高待遇の案件がそろっているサイトです。
無料求人サイト・free
日本国内外の転職情報サイトとして知名度のあるサイトです。掲載される職種は限定されておらず情報量が豊富であり、希望している仕事が見つかる可能性も比較的高いと言えます。
語学力不問、経験不問の求人も多く掲載されているので、フィリピンで働きたいと考えている海外就職未経験者にはおすすめのサイトです。
フィリピンプライマー
旅行会社、日本食レストラン、WEB編集業などの求人情報を掲載しています。情報量はさほど多くありませんが、バラエティーに富んだラインナップとなっています。
勤務地はフィリピンのマカティ地区のものが多いようです。また、通訳・翻訳業やウェブマーケティングなど、他ではあまり見かけない系統の職種の求人もあります。
Indeed (インディード)
就職情報サイトとしての知名度が高く、安定感のあるサイト。掲載されている求人数も多く、欲しい情報が見つかりやすいです。
求人内容は多様で、美容師、オペレーター、スポーツジムのトレーナー、製造スタッフなど、他ではあまり見かけないような内容の求人から、IT関係、経理、事務まで幅広く見つかります。
ジョブプライマー
コールセンタースタッフや語学学校スタッフなど、英語力や経験を問わない求人が多く掲載されています。マリンスタッフやホテルスタッフなどリゾート関連の仕事のほか、デザイナーやエンジニア、エステティシャンなど専門職の求人もあります。
サイトの紹介文にもありますが、まさしく「フィリピンで就職したい人のために作られたサイト」です。
エン・求人サーチ
求人情報サービスを提供するエン・ジャパンの検索サイト。エン・ジャパンが運営する複数の求人サイトの情報をまとめて検索できます。「フィリピン」で検索すれば、フィリピンに関連のある求人情報を一気に見られるので便利です。
その時々で職種は様々ですが、工場系の技術職、工業系の管理職候補、自動車関係やIT関係、エンジニア関係などの求人があります。
幹部候補の場合、現地従業員や日本人以外のクライアントとのコミュニケーションが必要であることが考えられます。給与は大変高い設定となっていますが、英語力はビジネスレベル以上が求められます。
フィリピンで専門職・技術職に特化した求人サイト5選
エン・ミドルの転職
「ミドル」というサイト名の通り、ミドル期=中年以上の人材の求人情報を集めたエン・ジャパンの転職情報サイトです。
働き盛りで経験豊富な30代以上の人材募集情報が多数掲載されていて、管理職や社長として即戦力となる人材が求められています。給与額も明記されており、かなり大きな額が提示されています。
日本で経営や管理職の経験があり、「海外で働きたい」「海外に移住したい」という希望や野望を持っている人におすすめのサイトです。
マイナビ転職・グローバル
国際的な公共事業を行っている会社の求人や、グローバルマネジメントを行っている会社の求人など、ワールドワイドな規模の人材募集情報を紹介している転職情報サイトです。
募集元は株式会社が多く、しっかりとしたサポート体制を持っている大手企業の求人情報が多いのが特徴です。給与面の他、待遇についても明記されていることが多く、募集人数や事業内容も書かれているので、安心感を持って応募することができます。
Reeracoen Philippines(リーラコーエン・フィリピン)
コンサルタント、エンジニア、営業、経理など、日本で培った専門技術をフルに活かせる求人が紹介されています。
勤務地や業種など細かく条件を絞って検索できるようになっていて、様々なカテゴリーから仕事を探せるシステムになっています。
まだ新しいサイトのようで掲載されている数は少ないですが、内容はしっかりとしているものばかりなので、今後も必見です。
カモメアジア転職
アジア圏の就職や転職に特化した情報サイトです。事務、経理、営業、土木などの求人情報がメインとなっていますが、翻訳業や通訳業の募集情報も掲載されています。
職種別での検索が可能となっているので、興味のあるものだけピックアップして閲覧することができます。
ABROADERS CAREER(アブローダーズキャリア)
営業職の求人が多く掲載されています。日本で習得したスキルや経験を存分に発揮して海外で活躍したい人におすすめの情報サイトです。内容は幅広く、機械系の営業や不動産の営業、珍しいものではオンラインカジノスタッフなどの募集があります。
情報がきれいに整理されているため非常に見やすく、また検索もしやすくなっています。「女性歓迎」という求人情報が多いのもこのサイトの特徴です。
セブ島に限定した求人情報サイト2選
最初にも触れた通り、フィリピン中部ビサヤ諸島にあるセブ島では近年リゾート開発が進んでいます。日本人向けのツアーが増え、ホテルやコンドミニアムの建設も盛んで、それに伴い駐在する日本人や移住する日本人も増えてきています。
セブ市内は高層ビルが立ち並ぶ都会的な雰囲気ですが、市街を少し外れると豊かな自然があふれています。
そんなセブ島での就職に特化した求人情報サイトを2つご紹介します。
ジョブポット
豊富な情報量と見やすさが特徴。旅行会社、語学学校、コールセンター勤務などがメインですが、飲食店やホテルのフロントスタッフの求人も掲載されています。
給与面や待遇面などの条件がかなり詳しく書かれているので、じっくり検討しながら応募先を選んでいくことができます。信用のおける就職情報のみを抜粋している安心のサイトです。
セブ掲示板
語学学校インターン、コールセンター、IT企業など様々な業種の募集情報が載っています。リゾートホテルや大手旅行会社、日本食レストランなどリゾート系の求人が多いのが特徴です。
サイト内ではあまり多くの情報は開示されておらず、まずは募集している会社の担当者にメールして詳細を教えてもらうという形式になっています。知りたい情報がある場合はメールを送ってみるといいでしょう。
フィリピンで転職における事前情報
実際にフィリピンで生活してみて「こんなはずじゃなかった」ということがないようにするためには、事前の情報収集が肝心です。
以下は当サイトに掲載されている記事の抜粋です。フィリピンでの給料や働き方、ビザ情報など、フィリピン就職を考えるにあたって重要な情報をピックアップしています。
気になるものは各項目の下にある本編をクリックして読んでみてくださいね。
フィリピン現地採用社員の給料
日本国内であるか海外であるかにかかわらず、就職・転職先のお給料はもっとも気になることの一つですよね。フィリピンで現地採用就職した場合、一体どれぐらいもらえるのでしょうか。
マニラの日系企業で働く20代現地採用社員(男性)の場合をご紹介します。
- 基本給:25,000ペソ(約51,750円)
- Language allowance(言語手当て):65,000~75,000ペソ(約134,550~155,250円)
- 食費補助:3,000ペソ(約6,210円)
- インターネット補助:700ペソ(約1,449円)
- 月に応じて残業手当
合計100,000ペソ(約207,000円)
ただし、ここから税金と社会保険料が引かれるので、手取りは約75,000ペソ(約155,250円)です。雇用契約を結ぶ際には、手取りでどれだけの額になるのかを必ず確認しておきましょう。
この他、住宅手当が出るかどうかは企業によりますが、例えば語学学校で働く場合には住む場所として一部屋が提供されることもあります。
マニラの生活費
フィリピンの首都であるマニラのマカティで一人暮らしをした場合の生活費を見てみましょう。20代女性のケースです。
- 食費:53,000円
- 家賃:40,000円
- 光熱費:10,000円
- 携帯:700円
- インターネット:2,300円
- テレビ:3,300円
合計:約110,000円
上記は毎月かかるお金です。これらに加え洋服代なども必要ですが、四季がない分、日本にいるよりは少なく済むでしょう。
意外とかかるなあと思った方も多いのではないでしょうか?マニラのマカティで暮らすには、東京と同じくらいの予算を見込んでおくと安心です。セブ島ならもう少し安くなります。
セブ島の生活費
- 家賃:会社負担
- 光熱費:約6,000円
- 食費(外食費):約20,000円
- インターネット(ルーター)代:約8,000円
- 携帯電話料金:約3,000円
- 持ち運び用WiFiルーター:約3,000円
- 交通費:約9,000円
- 日用品代・雑費:約5,000円
- 交際費:約30,000円
合計:約84,000円
家賃が会社負担のため、出費が抑えられています。安く生活するためには家賃補助のある会社を見つけることがポイントです。
フィリピンの勤務時間と休暇は?
フィリピンで実際に働くとなった場合、仕事環境は非常に重要ですよね。日系企業での働き方はどのようなものなのでしょうか。セブ島の日系企業の例をご紹介します。
勤務時間と残業は?
就業時間は8〜18時。17時が定時の企業もあります。残業はないので、仕事後はジムに行ったり、温泉に行ったりと自由に過ごすことができます。毎日、時間を有効に使えそうですね!
祝日は急に決まる!?
フィリピンでは地域別に祝日がありますが、どの地域も1年に約15日です。2018年5月現在、日本の祝日は年間16日なので同じくらいですね。
ちなみにフィリピンでは、大統領が明日は祝日にしようと言うと急に翌日が祝日になるという驚きのシステムがあります。
長期休暇は?
フィリピンで一番長い休暇はクリスマス休暇です。カトリック教徒が多いフィリピン人にとっての一大イベント、クリスマスの前後1週間はたいてい長期休暇になります。
フィリピンで働く人のタイムスケジュール
フィリピン地方都市の州政府で働く日本人の一日の様子をご紹介します。
- 9:00 午前の業務
- 12:00 休憩(帰宅して昼食・洗濯・昼寝など)
- 13:00 午後の業務
- 17:00 業務終了、帰りに買い物
- 19:00 シャワー
- 19:30 夕食準備・夕食
- 21:00 自由時間
朝食は会社で取るのが習慣とか。日本と違っていて面白いですよね。また、昼食は家が近ければ帰って食べてもOKです。昼寝もできるなんて理想的!午後からもスッキリ頑張れそうですね。
フィリピンの税金事情
世界中どこに行ってもついて回るのが税金の問題。フィリピンの税金にはどのようなものがあるのでしょうか。
消費税VAT
フィリピンでは買い物をすると、VAT(付加価値税)がかかります。これは日本で言うところの消費税で、通常は12%ですが食材の多くは免税対象、シャンプーは課税対象など、ものによって課税されるかどうかが異なります。
店頭では税抜き価格が表示されているので、レジに持って行くと思ったより合計金額が高かった!ということも。
物品税
アルコール、タバコ、石油製品等にかかる税金。フィリピンでは「罪の税金」と呼ばれています。
所得税
累進課税。所得により5~32%の間で変動しますが、日本人現地採用者の場合10%前後になることが多いようです。基本的には会社側で調整してくれるので、個人で確定申告する必要はありません。
フィリピンの労働ビザの申請・取得方法
フィリピンで働くならば労働ビザが必要です。観光ビザで働くことはできません。
労働ビザ取得のための必要書類
- 納税証明書
- 会社定款のコピー
- 雇用契約書コピー
- パスポートのコピー及び本人履歴書
- 外国人雇用許可書(AEP)のコピー
- 雇用主の会社の現地従業員と外国人従業員の数を示した書類(公正証書付き)
- その他、必要に応じて要求される追加書類
労働ビザの取得に必要な期間
申請にはかなりの期間がかかります。一般的には2〜3ヶ月ですが、中には4ヶ月かかるという場合も。書類の不備がないよう念入りにチェックし、できるだけ早い取得を目指しましょう。
まとめ~初めての海外就職・転職におすすめの環境
あらためてフィリピンの魅力について触れておくと、気候が穏やかで暮らしやすく、国民の親日度が非常に高いです。数ある世界の国の中でも、日本人にとって生活しやすい環境だと言えます。
治安面が心配な人もいるかもしれませんが、2016年に就任したドゥテルテ大統領の方針によって国の安全基準が高まり、各地の治安も大幅に改善されてきています。
都会と田舎がバランスよく融合した国であるフィリピンは、初めての海外転職先として大変おすすめできる国です。
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
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