インドネシアの首都ジャカルタではときおり大きなデモがあります。そんな時は前もってデモが起きる日時は新聞やニュースで伝えられ、インドネシアの大使館からも外出しないようにとの注意が促されます。
日本から一歩出て、海外に行くとその土地での治安の悪さに不安を感じる日本人も少なくないと思います。
今回はインドネシアでの安全対策をいくつかご紹介します。
デモが起きた時の対処方法
先日インドネシアのジャカルタで起きたデモにはかなり大勢のイスラム教徒が参加して行われたと新聞で報道されていました。
今回は国内のある政治家に対する抗議のデモでした。 首都のジャカルタだけではなく、同じ日にインドネシア各都市でも同じ抗議の理由でデモが起きました。
デモが起きる予告のある時はその日には絶対に外出しない事!そして外出時にデモに出くわした時には、その場をすぐに離れて、立ち去ることです。
デモの際には暴徒によって関係のない通行人が巻き込まれるという被害も発生しています。インドネシアでは頻繁に起きるデモ、その日には外出しない!ことが最大の安全対策です。
テロ事件に巻き込まれないためにできること
インドネシアではジャカルタやバリ島で過去に爆弾テロ事件が実際に発生しています。 テロは人が多く集まる場所と時間帯を狙って起きることが分かっています。
例えば空港、主だった駅、バスターミナル、観光地のレストランやショッピングセンターなどです。 特に週末や週末の夜には、人が多く集まる所にはなるべく行かないことをおすすめします。
そして普段から周りの治安に気をつけながら乗り物を選んだり、最近増えてきたボディーチェック、ガードマン、などの安全対策がしっかりとられているモールやレストランに入るなど十分に警戒する事も事件に巻き込まれるリスクを抑える方法と言えます。
最近頻繁に起きている事件
インドネシアでは詐欺や、強盗、誘拐、麻薬の密輸などの犯罪が多く起きています。その中でも特に今流行っている事件として催眠術を使って強盗をするという手口があります。
最近日本人の友人もこの催眠術の手口の強盗に巻き込まれそうになりました。犯人は何気に肩を叩いたり挨拶をしてきて、こちらの目をじっと見つめてきます。
その際相手と目を合わせてじっと見てしまうと催眠術にかかり、一瞬眠ったような状態になり、気付いた時には貴重品が全て奪われているというあっという間の手口です。
インドネシアでは特に知らない人に触られたり話しかけられた時には要注意!が必要です。
小さな犯罪を防ぐ方法
私たち外国人はちょっとした隙を狙われて、すりに遭うことがあります。 なので隙を見せないことが大事です。
例えば
- インドネシアではわざと小銭を落として
- 私たちが親切に拾おうとした瞬間にカバンを奪っていく
- まバスや公共の乗り物に乗っているときに、隣に座ってバッグからお財布だけを抜き取る
- 道を歩いているときにバイクで後ろからやってきてバッグを奪っていく
というケースが多くあります。
なので道を歩いているときにはカバンを内側に持ったり、怪しい行動をする人を避ける、公共の乗り物では眠らないようにし常にバックを前に抱えて持つ、などを意識することによって、隙を見せないようにすることができます。
災害について
インドネシアで起きる災害が洪水です。雨期に入り毎日雨が降るうえに、突発的な豪雨によって、局地的に街が洪水になり、浸水被害も深刻な問題となっています。
ジャワ島の西部に位置するバンドン市内で局地的な洪水が起き、車が流され、友人を助けた男性が1人亡くなるという被害がありました。大雨が降ると洪水が起きる場所はほぼ決まってきます。
まず大雨の時に外出をなるべく避けること、そしてホテルや住居を決めるときにはあらかじめ洪水や高潮が起きやすい地域のニュースや情報を収集して、安全な住まいを探すことによっても、注意できます。
まとめ
今はどこに住んでいても犯罪や災害に巻き込まれる可能性があります。それでもあらかじめ正確な情報や安全対策の方法があるなら、被害に遭うリスクを最小限に抑えることができます。
インドネシアでの旅行を快適に、またインドネシアライフを安全に送るためにも知っておきたい最近の情報と対策についてまとめてみました。
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