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インド企業の給料と福利厚生を解説

インドでの就職を考える人にとって、一番気になるのがお給料のことではないでしょうか。

私はインド・バンガロールで現地企業の社員として働いていました。職種は、企業内日本語教師です。

日系企業ではなく、インド企業で働く場合のお給料はいくらぐらいなのか、諸手当はどうなっているのか、ちゃんと生活できるのか。実際にインド企業の現地採用社員だった私のお給料事情をご紹介します。

※1ルピー=約1.6円、1ドル=約113円

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目次

インド企業での私の仕事内容

インド

※バンガロールの道路の様子

私の生徒は8人のITエンジニアの社員。日本語の成績がよければ将来、日本の企業で働くチャンスを与えるという社内プロジェクトの候補として選ばれた方たちで、彼らに英語で日本語を教えるのが私の仕事です。

初めてのプロジェクトであり、社内日本語教師も私が初めて。日本語と並んで、挨拶や名刺の渡し方などの日本のビジネスマナーも指導しました。

勤務時間は9時から17時まで、そのうち授業は9時から15時です。残業はありませんでした。

インド企業での私の給料

ショッピングモール

※インドのショッピングモール

月給制で、月に60,000ルピー(約100,000円)。

これはインドの普通のお給料よりずっと高いです。駐在員や日系企業勤務の方に比べると安いと思いますが、住宅は支給されていたので普通にインドで暮らすには十分でした。

ちなみに、採用される前の就職活動中、提示されたこの給与額をインド出身の友人に話したところ、メイドさんを雇おうと思えば雇える金額だよと言われました。

なお、現在インドでは年収25,000USドル(約282万5000円)以上でないと労働ビザを取得できない規定があるようです。私がもらっていた金額の倍以上ですね。

ボーナスはある?

ありません。

日常生活には十分な額でしたが、日本に年に1、2回の一時帰国をするなら毎月の給料から貯金をしておく必要があるかもしれません。

インド企業でのお給料の支給方法

公園

※インドの公園

社長から直接現金で受け取っていました。銀行振込でしかお給料をもらったことがなかったので、社長室で「おつかれさま」と言って渡していただけるのがとても新鮮でした。

このときに、仕事や生活などで困っていることも聞いてもらえたので、不安なことや改善してほしいことなどを伝えられるいい機会でした。

銀行口座を作るのは一苦労

給料は振込ではありませんでしたが、銀行口座は作りました。

インドではこういった窓口の手続きにとても時間がかかり、特にインド人でない場合は窓口をたらい回しにされたり、早く進めたいならお金を払えというような展開もあるということで、口座開設のときには会社の方が連れて行ってくれました。

銀行には山のように人があふれていて、日本のように列で並んでいるわけでもなく、確かに現地の人のヘルプがあるのとないのとでは大違いだと思いました。

インド企業の福利厚生

修理

※自宅の踊り場を修理してもらう

社長の自宅兼会社となっている建物の1フロアを住居として支給されました。1階は社長の自宅、2階と3階がオフィスで、4階が私の住居です。

寝室、キッチン、ダイニング、リビングルームと4人家族でも十分住めるくらいで、家具も電化製品もすべて揃っていました

毎朝、教室として使っている会議室のある2階へ下りていくだけなので交通費も必要なく、光熱水費もかかりません。

家探しのストレスもセキュリティの心配もなく、インドのすさまじい交通渋滞に耐える必要もなかったため、すぐに仕事に集中することができました。

IT企業だけあってインターネット環境が整っていたのでこちらも無料。コンピューターやネットトラブルもあっという間に解決してもらえるのは本当に助かりました。

インドではお金がなくても楽しく暮らせる

バンガロール

※バンガロールの空

インドの求人を探していると、お給料の額を見て「安すぎる、無理」と思う人が多いかもしれませんが、インドで生活するのにそんなにお金はかかりません

私は生徒さんと一緒にローカルレストランのランチを食べたり、夜になると家の前に出てくる屋台で食べたりと、ローカルフードも楽しみました。

マクドナルドやKFC系は高いですが、普通のレストランだと30ルピー(約48円)もあればおいしいものがお腹いっぱい食べられます。

また、インドにはきれいに整備された公園も多いので、休日もお金をかけずにのんびりできます。

インドでの生活は、たったこれだけのお金でこんなに楽しく過ごせるのだという、今までにない新しい発見をもたらしてくれると思いますよ。

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この記事を書いた人

オーストラリアに子連れで大学留学。
8年滞在の後、シンガポール・インド滞在を経て、2007年帰国。年に一度はインドに里帰りするインド好き。インド生活、インドのことならおまかせください

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