家族や友人、知り合いの誰かが大病をした時、その人や、その人がお世話になっている病院をサポートしたいと思ったらどんな事をすれば良いでしょう。
日本では個人でお見舞金を用意したりしますが、イギリスでは基本的にお金は包みません。イギリスでは、何かしらのアクションを起こすことで応援したい気持ちを表します。
例えば、チャリティランイベントに参加するのです。自分が走ることを周りの人に知らせ、病気の人達がいることを気づいてもらったり、一緒に病院をサポートしてもらうために寄付を募るのです。
このようなチャリティイベントは、イギリスでは本人が楽しみながら参加するというのが大前提になっています。
RUN FOR CHARITYで走るイベントを探してみる
RUN FOR CHARITウェブサイト:http://runforcharity.com/(英語)
このウェブサイトには、
- イベント名
- イベントのタイプ
- 距離
- 日時
- イベントのある国、都市名
がリストアップされています。
イギリスでは2017年、143ものイベントが予定されています。走る距離は5kmや10kmが主ですが、ハーフマラソンやウルトラマラソン(100km)というものもあります。
自分が走ることで周りの人や病院、慈善団体をサポートしたい人は、RUN FOR CHARITYなどのサイトで参加するイベントを決めることができます。
ただ走るだけでは面白くない、楽しみながら走りたい、という人には以下のイベントもあります。
Bubble Rush(バブル・ラッシュ)
イギリス国内のホスピスを支援するためのイベントです。
5kmコースは、泡の海からスタートします。ゴールまで4カ所にカラフルな泡が用意されていて、参加者は泡だらけになりながら走ります。
子どもも大人も全身泡だらけになるBubble Rushの様子は以下でご覧になれます↓
MUDDY MISSION(マディミッション)
パーキンソン病を支援するイベントです。
5kmコースには、個人でもチームでも参加できます。泥のコースには、よじ登ったり這って移動する壁や、くぐりぬけるネットなどの障害物が用意されています。ドロドロになり、童心にかえって楽しみながら支援できます。
そして、参加するアクティビティを決めたら、今度は「スポンサー」を探します。
スポンサー探しとは、自分が何かにチャレンジするのでその活動のスポンサーになってください、という意思を伝え、周りを巻き込んでより多くの金額を集めようとすることです。
イギリスには個人が個人をサポートするというケースにとどまらず、病院をサポートしたり、慈善団体をサポートするなど、たくさんのパターンがあります。
スポンサーを探すには
上記のようななレースは参加費を払うことで寄付になりますが、自分の周りの人にも関わって欲しい場合は、Virgin Money Givingというウェブサイトを利用することをおすすめします。
Virgin Money Givingウェブサイト:http://uk.virginmoneygiving.com/(英語)
Start fundraisingのページから、チャレンジするイベントや目標金額など必要事項を入力します。全て入力すると、友人知人に情報が行き、知らせを受けた人で応援したい人は、個人個人でオンライン上で寄付をすることになります。
まとめ
役に立つことをしたい人と応援したい人を繋げる、チャリティイベントとその応援の仕方・され方は、ここイギリスできちんとシステム化されています。助け合いの国イギリスで、社会に関わる素晴らしい方法だと思います。
走る練習から本番、挑戦することで自分の健康を手に入れ、周りの友達とワイワイ楽しみながら誰かの役に立つ、こんな有意義なチャリティラン、イギリス滞在中に参加してみてはいかがでしょうか!
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