現在スリランカでは8つの世界遺産が登録されています。小さな島国でありながら、豊かな自然と価値のある歴史は、現在でも受け継がれています。
今回の記事では、スリランカに来たら1度は訪れたいシーギリヤロックの魅力について紹介致します。また、実際に旅をする際の情報も記載しますので、参考にして下さい。
シーギリヤロックの歴史
スリランカのジャングルのなかに、突如現れる大きな大きな岩山で、スリランカの中部州のマータレーにある遺跡です。シーギリヤはシンハ(ライオン)ギリ(岩)を意味します。
シーギリヤロックの頂上には、カーシャパ1世が築いた王宮跡が現存しています。シンハラ王朝5世紀に、カーシャパ1世は自分の父親を殺して、王位を奪いました。
弟の復習を恐れたのか、父親を殺してしまった後悔と苦しみのためなのか、王位について、7年後にシーギリヤロックの頂上に王宮を建てます。
しかしその11年後に弟からの反攻により、窮地に立たされたカーシャパ王は自ら命を絶ちました。
その後、宮殿の存在は誰も知られないまま、1400年の時を越えて発見され、今なを語り継がれています。多くの歴史と、建設過程は現在の科学を持っても解明されていません。
シーギリヤロックの魅力
周囲の緑とは、あまりにも対照的な岩は見る人を魅了する迫力があります。何も持たずに、ただ登るだけでも相当体力のいる岩山に、どのように宮殿を建てたのかは、未だに知られておらず、神秘に包まれています。
頂上にさしかかると、大きなプールがあったり、きれいに並べられた石の会談があったりと、不思議がいっぱいです。
緑に囲まれた敷地内は、非常に綺麗に整備されており、人々の手によって歴史が繋がれている光景が広がっています。
岩には、シーギリヤレディと呼ばれる絵がペイントしてあったり、ライオンの爪の形をした宮殿の入り口があったりなど、見所がたくさんあります。
シーギリヤロックへのアクセス
シーギリヤまでは鉄道が通ってないので、バスかトゥクトゥク、あらかじめツアーを申し込んで行くなどがあげられます。
バスの場合は、キャンディーの大きなバスターミナルから1日数本、直行バスが通っているのでそれを利用して行きます。
もしくはシーギリヤ30分ほど手前のダンブッラという街に行って、そこからまたバスを乗り継ぐか、トゥクトゥクで向かう方法があります。
キャンディーのバスターミナルからは、アヌダーラプラ行きのバスが出ています。このアヌダーラプラ行きのバスが、途中でダンブッラに停まります。料金は300ルピーです。
ダンブッラは、他の観光地へのアクセスも良いため、事前に宿をとって数日宿泊するのがオススメです。
シーギリヤロックの料金
- 30ドル:外国人
- ローカルは1ドル以下で入場できます。
少し前までは35ドルだったので、少し値下げしたようです。価格は、変動するようなので行く前にインターネットでチェックすると良いでしょう。
シーギリヤロックの開園時間
7:00AM–5:30PM(最終入場が5:00PM)
入園してから、シーギリヤロックを登り終えるまで2時間はかかります。入場料に含まれているシーギリヤ博物館は、8:30AM-5:30PMまでです。
持ち物
シーギリヤロックに行く前に、必ず持っていくものは水です!遺跡内に入ると売店はありません。手すりにつかまって登って行くので、手がふさがらないリュックなどを背負うことがオススメです。
そして、シーギリヤ付近は天候が変わりやすく急な雨に見舞われることがあります。薄手の雨具があれば、それも常備しておくと良いでしょう。
服装
シーギリヤロックに行くということは、岩の階段を登り頂上を目指すということです。30度を超える猛暑の中、体力的にはかなりきつくなります。
靴はスニーカーで、新品ではなく、履きなれたものがオススメです。登り終わると砂ぼこりで、汚れてしまいます。
そして、必須アイテムが帽子です。
帽子があるかないかだけで、顔の日よけになるならないが変わってくるので、体感温度が全く違います。基本的には、屋外スポーツをするつもりの格好で望みましょう。その方が、動きやすく開放的です。
注意事項
シーギリヤの付近にはガイドの勧誘をしている人がたくさんいます。ガイドライセンスを持っていないガイドは、外国人と動向するのは禁止とされていますので、ガイド前にライセンスの確認をしっかりとしましょう。
ガイドを雇う場合は、チケット売り場付近で声をかけてくるので、そこで交渉すると良いでしょう。値段は1500ルピーから2000ルピーです。私が行った時は日本語を話せるガイドはいませんでした。
日本語ガイドを希望する場合は、あらかじめ日本で手配することが必要になるでしょう。歴史を楽しむためにも、ガイドをつけての観光は非常におすすめです。
スリランカに訪れた際は、ぜひシーギリヤロックに訪れてみて下さい。
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