私たちの生活にとって、コンビニは欠かせない存在の1つになっています。お昼にお弁当やお茶を買うだけではなく、税金や光熱費の支払い、カラーコピーをとったり、宅配を頼むこともできます。
ここ数年ではコーヒーやスイーツにこだわりをみせたりもしています。どこのコンビニのスイーツやコーヒーが1番美味しいか、こんな話題で盛り上がったりしたことも皆さんあるかもしれません。
さて、隣の国中国のコンビニはどの様なものなのでしょうか?旅行で行こうと思われている方や出張が決まっている方はちょっと気になると思います。
「レストランの料理が口に合わなくても、コンビニがあれば、とりあえずオニギリかじってしのげる、……ところでオニギリ売ってるの?」という不安はありませんか?
それでは日本のコンビニと中国のコンビニではどの様な共通点があり、どんな違いがあるのでしょうか?沢山の写真と共に紹介していきたいと思います。
中国ローカルコンビニ
私が住む広東省広州市にはコンビニは沢山あります。個人で開いているお店もありますし、中国のチェーン店もあります。
個人経営の場合
品揃え、商品の良し悪し、接客態度も千差万別です。それらが最悪の場合、恐ろしいコンビニが出来上がります。田舎の方に行くと、その「恐ろしいコンビニ」に遭遇することがあります。
お店は完全に私物化されています。店主の子供たちが店内で走り回り、商品をおもちゃ代わりに遊び、冷たい飲み物が入っているべき冷蔵庫の電源が入っておらず、しかも接客態度も最悪。
「何しに来たんだ?」と言わんばかりの視線……。お客様は神様だとは言わないまでも、せめて普通にお客さんとして扱ってほしい。そんな願いも虚しく、とっとと帰らされてしまうのでした。
さて、とても良い個人経営のお店もあります。それは店主の人柄がとても良く、彼と友達になれた場合、品揃えや清潔感はさておき、最高のコンビニになります。どういうことかというと、タダで商品をくれたりします。
「それじゃ商売にならないでしょう」と私が言っても、「いいのいいの、僕たち友達じゃないか!」何と清々しい。
そう、中国人は見知らぬ人には不親切な傾向がありますが、友達はとっても大切にします。時には家族を少々犠牲にしてでも、友達を大切にします。
メンツを守る為という面もあると思いますが、とても良いことだと思います。その様なわけで是非みなさん、個人経営のお店に行ったら、店主と友達になれないかどうか試してみて下さい。
ハードルは高い様に感じますが、人柄がいい人は結構いますので、是非一度挑戦してみましょう。
チェーン店の場合
よく見るチェーン店の1つに喜市多(シーシードォーと発音します)があります。品揃えが良く清潔感があり、店員の接客態度も良いです。日本のコンビニとほぼ変わらないという印象です。
「清潔感がある?接客態度?そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、ここは日本と価値観が異なる外国です。
お客さんがいてもいなくても御構い無しで、スマートフォンを使って奇声を発しながらゲームに夢中になっている店員、ボーっと何もしないで死んだ魚の様な目の店員、韓国ドラマに夢中の女性店員なんかも沢山います。
レジに商品を持っていくと、彼らの「プライベート?」を邪魔してしまったのか、ものすごく不機嫌な態度でピッピと会計を機械的に通し、お釣りもクシャクシャのお札をポイっと投げてよこす、なんてこともあります。
まぁ、こうした接客態度にもじきに慣れます。でも私が行った「喜市多」は、接客態度がとっても良く、気持ちよく買い物ができました。
また、この中国ローカルコンビニでは珍しくコーヒーも売っています。ブラックコーヒー以外にも種類がいくつかあり、カプチーノ、カフェラテ、キャラメルラテなどもあります。気になるお味も全く問題なく、美味しいです。
ちょっと中身がグチャグチャしていますが、サンドイッチもありました。でも、さすがにオニギリは無さそうですね……。と思ったらありました!
今回買う勇気とお金が無かったので、味はわかりません。具は鳥もも肉です。せっかく買って、八角の味がしたらがっかりするので買うのををためらってしまいます。「八角」とは中国独特の薬味で、かなり個性的な味がします。
日本人はちょっと苦手かもしれません。この様に、中国ローカルのコンビニは買い物をする上でちょっと気をつける必要があります。
でも大丈夫です!広州市内には、日本でも馴染み深いあのコンビニも沢山あるんです。この記事では、よく見かける2つのコンビニをご紹介します。
見つけた!セブンイレブン!
はい、そうなんです。広州市にはセブンイレブンがあります。
これはセブンイレブンの入り口にあった表示です。ここで提供しているサービスなどを表示しています。右の大きい枠から簡単に説明したいと思います。
「支付方式」漢字から予想できると思いますが、支払い方法についてです。ここでは、Apple Pay、ウェイシンジーフー、ジーフーバオ、といった電子マネーでの支払いにも対応している様です。
「便利服务」直訳すると便利なサービスという意味です。1番上にある「顺丰速运」は宅配サービス会社です。私は利用したことはありませんが、ネットショッピングの商品などもここで受け取ることができます。
「售卡/充值/消费」広州市で使える交通ICカード「羊城通」の購入、チャージ、このカードを使って支払いをすることもできます。
「手机充值」中国では携帯電話が全てプリペイド式なので、定期的にチャージする必要があります。ここでそのチャージができます。
店内の雰囲気も、まさに日本のセブンイレブンと同じです。日本が恋しくなったら、ぷらっと来てみても良いかもしれませんね。
広州市にはセブンイレブンの他にも日本でお馴染みのあのコンビニも沢山あります。ご紹介しましょう!
♪~あなたとコンビに~♪ファミリーマート
そう、ファミリーマートもあります!私は5年程広州市のはずれに住んでいて、最近になって中心部に引っ越して来ました。
以前住んでいた場所でファミリーマートを見かけると、「お、ファミマだ!」なんて嬉しくなって、用もないのにお店に入って行ったりしました。
でも今住んでいる中心部には、あるわあるわ、ファミマだらけです。今では見かけても、何とも思わなくなりました。慣れというのは怖いですね……。
ここには、オニギリもお弁当も日本のメーカーのチョコレートなどもあり、嬉しい限りです。
おでんもありました。
スーパードライ発見!しかもこの時はキャンペーン中で、3缶買うと1缶ついてくる!!4缶で28.5元(日本円で約472円*)これは安い!!
日本より安い物も高い物もあります。スマホでレートを参考にしながら買い物すると面白いと思います。
ちなみに最近ファミリーマートの偽物を見つけました。ファミリーマートは中国語で「全家」と書くのですが、私が見たのは「友家」そう、「ファミリー」ではなく、「フレンドマート」。
堂々と人通りの多い通りに看板を出していました。逆にちょっと何を売ってるのか気になって、行ってみたくなりますね。それが狙いかな?ファミリーマートではないので、見かけたら注意して下さい。
この様に、日本と中国のコンビニで販売されている商品は、大変似ているということがわかったと思います。しかし、日本のコンビニには無いな、というものも発見したので、ちょっとご紹介したいと思います。
日本には無い変わった商品紹介
「瓜子」これは何かというとヒマワリの種です。「ヒマワリの?……てあのヒマワリの?」と思いますか。はい、そうです。中国ではハムスターの餌ではなく、人間様がしっかりいただきます。
私も食べたことがありますが、ちょっと技術が必要です。中国人の友達は、種の殻を口の中で割り、その中身だけを口に残し、器用に?殻をポロポロこぼしながら食べていきます。これは結構難しいです。
どうしても殻も一緒に食べてしまいます。ムキになって頑張って食べてると、ふと「何でこんなに頑張ってヒマワリの種を食べてるんだろう?」という素朴な疑問が脳裏をよぎります。
そうすると、この高度な技術を身につけようという熱意が一瞬で冷め、いつまでたっても上手には食べれません。まぁいいんですけどね。
ちなみに、日本のコンビニと決定的に違うところ、それはトイレが無いことです。日本においてコンビニは貴重な?トイレスポットではないでしょうか。
ちょっと休憩にまずトイレに行って、トイレだけだと悪いから何かついでに買ったりしますよね。知らない場所に行って、急にトイレに行きたくなっても、コンビニさえ見つけることできれば、「助かった~!」となります。
でも中国ではそうはいきません。コンビニにはトイレがありませんが、マクドナルドやケンタッキーには大体あるので、そちらを探した方がいいと思います。ご参考までに。
安心してください、中国にもコンビニは沢山あります
24時間営業していて、いつでもどこでも私たちの必要に応えてくれるコンビニ。突然無くなったら、相当不便な思いをすると思います。でも大丈夫です。中国広州市には日系を始め沢山のコンビニがあります。
洗剤、GATSBYの整髪料、髭剃りなど日常品なども売っていますので、平日忙しいサラリーマンの方もコンビニがあれば大丈夫!中国広州に来られた際は、是非覗いてみて下さい。
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