語学留学を検討している方の中には、授業や宿題の量などを不安に感じている人もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、私がポルトガルに語学留学していたときのタイムスケジュールをご紹介していきたいと思います。
ポルトガル留学での授業の時間割や課題は?
私が通っていたのは、コインブラという内陸の街にある大学の語学コースでした。授業の数は、2時間の授業が週に9コマ。科目は以下の通りです。
- ポルトガル語文法
- 会話・作文
- ラボラトリー(発音指導・リスニング)
- ポルトガル地理
- ポルトガル史
- ポルトガル美術
私のクラスは月曜日が全休で、火曜から金曜日にこの6科目9コマを受講していました。授業は毎日午前中から始まりましたが、クラスによっては午後から始まる場合もあったらしいと聞いています。
また、たまたま私のクラスは水曜日から金曜日に必ず空きコマがありました。おかげさまで毎日のように3時間もの空き時間があり、どうやって暇をつぶすかわからないとクラスメイトと愚痴る日々でした。
「課題をやればいいじゃない」という声が聞こえてくるようですが、実際には中間課題以外の課題はほとんどありませんでした。あるのは文法の授業の練習問題くらいのもの。
3時間もの空き時間をつぶすには足りませんでした(といってもあれ以上出されても大変でしたが……)。
ただ、クラスメイトと会話する時間にももちろん使っていたのはポルトガル語。あの空き時間のおかげでたくさんポルトガル語を使う機会が増えたとも考えられるのかもしれません。
ポルトガル留学での平日のタイムスケジュール
それでは、ある平日を例にとって基本的なタイムスケジュールを見ていきたいと思います。
- 7:00―起床
- 9:00―1限(ポルトガル地理)
- 11:00―2限(空きコマ)
- 14:00―3限(会話・作文)
- 16:00―4限(ポルトガル語文法)
- 18:30―帰宅
- 19:00―夕食
- 23:00―就寝
ポルトガル留学の午前中
平日は基本的に9時から授業があったため、私は毎日7時に起床していました。大学から徒歩15分ほどのところに住んでいたおかげで、ゆったり身支度をすることができました。
この日の1限はポルトガル地理。私の一番好きな科目でした。ごく普通のスタイルの授業でしたが、本当に分かりやすく、2時間の授業もあっという間に過ぎていきました。
授業は11時に終わり、3限は空きコマなのでそこから14時までは休憩時間。基本的にお弁当を持参していましたが、時にはクラスメイトと学食で食事しました。
コインブラ大学の学食は、基本の一人分が2.4ユーロ=約310円(2017年7月)で、お腹いっぱい食べられるのが魅力。用意されているスープやメインディッシュなどの中から好きなものを一つずつ取っていい仕組みになっています。
ポルトガル留学の午後
午後の授業は会話・作文とポルトガル語文法。
会話・作文の授業では、文章を読んで感想を言い合ったり、ときには作文をしたりしました。クラスが多国籍だったこともあり、意見交換するのはとても興味深かったです。
ポルトガル語文法の授業スタイルは、日本のものに近かったように思います。ただしもちろん解説はポルトガル語。解答を配ってもらえなかったのは残念でしたが、細かい文法事項を確認することができ、いろんなイディオムも教えてもらいました。
ポルトガル留学の夜
18時に授業を終え、少しクラスメイトと会話をして帰れば、だいたい家に着くのは18時半ごろ。
私は休日におかずを作り置きすることが多かったので、ご飯だけ炊いたりして19時ごろに夕食を食べていました。シェアハウス相手が食事時間の遅いスペイン人だったこともあり、キッチンを使う時間がかぶらなかったのはとても快適でした。
その後はたいてい趣味や、旅行の計画をして過ごし、23時ごろに就寝していました。
ポルトガル留学の休日の予定は?
住んでいた町に遊べるところがあまり無かったこともあり、休日に出かけることは少なかったです。代わりに掃除や料理をしたり、時には散歩したりしつつ、家で趣味に時間を費やすことが多かったと思います。
ちなみに、私が通っていた学期には、イースターや卒業生のお祭りのシーズンがあり、それぞれ約1週間の休講期間がありました。
その期間を旅行にあてたおかげで、短期間の留学にもかかわらず、ポルトガル国内で興味があった場所にたくさん行くことができました。
実際このタイムスケジュールってどうなの?
正直に言うと、ものすごく余裕があります。忙しいのが好きではない私にとってはとてもちょうどよかったですが、人によっては暇すぎると思うかもしれません。
ただし、逆に考えれば、積極的に新しいことに挑戦することができるとも言えます。実際に、友人の中には合唱団に所属している人もいましたし、私自身も、留学中ならではのことに思い切り時間を使うことができ、とても有意義でした。
具体的には、現地の日本語の授業に参加させてもらったり、大学院生の方の調査に協力したり、学生として滞在しているからこそ得られた機会がたくさんありました。
留学の楽しみは旅行だけではありません。自分から動くことができれば、きっと自分だけの留学を楽しめるはずです。ですから、これから留学するという方は、もし時間ができたときにどんなことがやりたいかをきちんと考えていくことがおすすめです。
考え方次第では、「語学留学」でも、語学以外のたくさんのことを学ぶことができると思います。
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