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アメリカの医療保険制度、ちゃんと知ってる?知らなくて損をした筆者の体験談

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救急車

いま健康だから大丈夫!

そう思って医療制度や保険のことを後回しにしていませんか?わたしはそう考えていた矢先、とつぜんアメリカで救急車にお世話になった1人です。きちんと制度のことを知らなかったので、かなり痛い目にあいました。

下に体験談を載せていますが、知らないと高い金額を払うことになったり、満足のいくサービスを受けられない可能性があります。少しでも不安がある場合は、この機会に確認しておきましょう!

アメリカの医療制度について

薬

アメリカと日本では、医療制度がずいぶん異なることはご存知だと思います。

では実際になにが違うのでしょうか?1つ大きく異なるのは、アメリカには日本の「国民健康保険」のような、国単位の保険がないということです。

つまり、アメリカ人が保険が欲しいと思った場合、個々人で民間の保険会社と契約しなければならないのです。

アメリカでは保険を持っていても保険が効かないことがある?!

こんな注意も必要です。

民間の保険会社は、アメリカ国内にあるすべての病院の保険をカバーしているわけではありません。ここも日本の考え方とかなり異なるところです。頭にハテナがたくさんうかんでいるかもしれませんので、例をあげてみましょう。

あなたが、保険会社Aの保険を持っていたとします。このA社は病院A、B、Cのうち、Cしかカバーしていません。

その場合「病気になったから」となにも考えずに最寄りの病院Aに行ったとします。あなたの持っている保険会社Aは病院Aをカバーしていないので、保険を持っていたとしても未保険扱いとなり、全額払わなくてはならないのです。

保険をもっていたらどこの病院にも行ける、というわけではないんですね。

対処法1:病院の受付で確認する

じゃあどうすればいいの?と心配になるかもしれませんが、大丈夫ですよ。ほとんどの病院は、初診の人にかならず「どんな種類の保険をもっていますか?」と聞いてくれるからです。

そのときにもし該当する保険会社でなかったら、保険が効かないむねを事前におしえてくれます。

対処法2:電話予約の際に確認する

わざわざ病院まで行って確認して、無駄足になったらいやだという人もいるかもしれません。

その場合は、病院に行くまえの電話予約で、どこの保険会社を扱っているか聞くのも手です。

対処法3:おすすめ!保険会社のホームページで確認する

でもいざ病気になったとき、電話をする余裕すらないかもしれませんよね。だから事前に保険会社のホームページで、どこの病院なら保険が効くのか確認しておくのがいちばんおすすめです。

保険会社のホームページ上に、「Find a Doctor」「Find a hospital」などの記載があり、カバーされているドクターや病院を探すことができますよ。

救急車の呼び方「911」

アメリカで救急車を呼ぶときは「911」とダイヤルします。

ちなみに日本では救急車と警察で別の番号がありますが、アメリカの場合は一緒です。「なにかあったときには911」と覚えておくといいでしょう。

アメリカで救急車に乗ったときのリアル体験談

救急車

実際にわたしがアメリカで救急車にお世話になったときの話です。

その日はアメリカに留学にきた1週目の週末でした。アメリカ人の友人が地元のマラソン大会に出場するというので一緒にどう?と誘ってくれたのです。

たった5kmということだし、せっかく誘ってくれたので参加しました。しかし、まだ慣れない英語、そして炎天下、いろいろなことが重なって熱中症にかかってしまい、ゴールテープを切った瞬間に倒れてしまったのです。

一緒に参加した友人は大慌て。わたしは意識が朦朧としていたし、そもそも「熱中症」という英単語を知らなかったので症状をうまく説明できませんでした。

そこで、万が一のことがあったら大変だ、と知らないうちに救急車を呼ばれ、なかば強制的に乗せられたというわけです。

救急車で運ばれている間、お水をもらい、血圧や心拍数を測り、アイスパックをもらいました。処置を受けながら、わたしの意識があるか確認するために誕生日や名前などを聞かれたのも覚えています。

救急車のなかには2名の救命士がいました。お水を飲んで涼しい救急車のなかにいたらみるみる体調が回復して、病院に着くまで彼らとおしゃべりをするくらいでした。

「これは何の機械?」と質問したら答えてくれるような、気さくな方たちだったのを覚えています。

アメリカの救急車にかかった費用

無事に病院について診察をしてもらい、帰宅したのもつかの間。なんとその後自宅に届いた救急車の費用の請求書には約10万円と書かれていたのです!

というのも、マラソン大会に出場したその日、わたしは保険証を手元に持っていなかったんです。そのため保険のきかない料金を請求されてしまったのでした。

慌てて病院に連絡です。そうすると、事後でも保険証を提出すれば保険を効かせることができるとのこと。そこからの流れは、

  1. まず保険の効いていない約10万の請求の支払い
  2. 同時に保険証の提出
  3. 数ヶ月後に保険の効いた請求(約3万円)の明細と、過払い金(約7万円)のチェックが届く

というものでした。

救急車や病院にお世話になるときに気をつけたいこと

わたしの体験からのアドバイスですが、自分の保険証をつねに持っておく。当たり前のことのようですが、これに尽きます。

慣れない海外生活だと目の前のことに手一杯になりがちです。ですが保険証を持っておくことなど基本的なところの手を抜かないようにしたいものです。

わたしのように、事前に約3倍もの金額を払うという痛い目にあわないよう気をつけてください。

保険会社の選び方

では自分に合った保険はどうやって選べばいいのでしょう?わたしがおすすめする選び方は、初めてアメリカで保険を買うのなら、日本人のエージェントがいる保険会社に足を運んで選ぶ方法です。

インターネット内で英語で調べるのは想像以上に時間と体力を使います。普段目にすることのない、医療系の単語や言い回しがたくさん出てくるからです。

ですから、近くに日本食レストランや日系スーパーがある場合は、そこに置いてある日本語のフリーペーパーを拝借して日本語で対応してくれる保険会社を探しましょう。

もしそういったお店が近くにない場合は、日本語のポータルサイト(文末にいくつかサイトを載せておきます)で保険会社を探してみましょう。

アメリカの保険プランの基礎知識

それでも、保険会社に行く前に知っておきたい基本知識というものはあります。ここではアメリカの2大基本プラン「HMO」と「PPO」について解説します。

HMO(Health Maintenance Organization)

HMOとは、Health Maintenance Organizationの略になります。感覚としてはひと昔前の日本と似ていて、掛かりつけのお医者さんを持ち、病気や怪我などがあったとき、まずその医師の所に足を運ぶスタイルの医療プランです。

PPO(Preferred Provider Organization)

対してPPOは、Preferred Provider Organizationの略になります。こちらはHMOとは対照的で、掛かりつけ医というシステムがありません。自分で会いに行く医師を選べるシステムになります。

例えば、足を骨折した!と思った時。この時に敢えて掛かりつけ医の所へ行って、「じゃあ整形外科医に行きましょうね」と言ってもらう必要はないですよね。掛かりつけ医に言われなくても、自分で判断できるからです。

そういった場合、PPOのプランだと掛かりつけ医に会いに行くワンクッションがないのでスムーズに治療を受けられるメリットがあります。その分、一般的にHMOよりもPPOの方が保険料はかさむと言われています。

これがHMOとPPOの違いの1つになります。この他にも、追加の医療を受ける時の課金のシステムが違ったりと、細かい差異がたくさんありますので、自分に一番合ったプランを保険会社の人と相談をして決めてくださいね。

まとめ

アメリカの医療制度は日本のものとは大きく異なります。必要以上に心配することはありませんが、いざというときのための備えが楽しいアメリカ生活の鍵になります。

保険は選ぶまでがとても大変なので持ち越し案件となりがちですが、一度選んでしまうと心理的な安心感が全く違います。余計にお金を払うことになった、というような失敗を減らせる確率も高いです。早めに対応しておくのが吉ですよ!

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