私は海外で働くことを目標に、製造業に就職しました。入社6年目で目標を叶え、2012~2016年までインドネシア、2017年からはタイに赴任しています。
グローバル化という言葉が定着してきている世の中ですが、学校で皆と同じように勉強しているだけではこれからの社会を戦い抜くのは厳しいと思います。人件費が安く、能力が高い外国人の採用が増えているからです。
そんな状況にあって海外で働く・働けるということは、皆さんの需要が世界にあることを意味します。そのような人材になるために今からできることをご紹介しましょう。
海外で働くために、英語を勉強しよう
日本以外の国で仕事をするならその国の言葉を勉強するのは当たり前のことですね。ご存知の通り、英語は世界共通語なので、基本的にどの国でも通じます。
海外で働くことになった場合、まず相手と意思疎通を図ることがとても重要なので、行ってから覚えるよりも今から覚えた方が絶対にお得です。それで英語の成績が上がれば一石二鳥ですね。
ただ、学校で習う英語をひたすら勉強するのはよくありません。
大切なのは人と話すこと
まだ皆さんには実感が湧かないと思いますが、日本では中学、高校とみっちり英語を勉強するものの、 英語を話せる日本人は昔も今も少ないです。それはなぜでしょうか?
日本の英語の勉強はテストで点数をつけるための勉強と言っても過言ではありません。どこにアクセントがあるか、空欄には何が入るか、そんなことを極めても話せるようにはなりません。
私が伝えたいのは、とにかくまずは単語を覚えること、そして人と話すことです。日本の英語教育には人と話すことが決定的に欠けているので話せる人が少ないのだと思います。
相手がいなくても方法はある
話す相手がいない場合は、映画を見ながら字幕の英語を話す、YouTubeに投稿されている有名人のスピーチを一緒に読むなどすることができます。
私は今でも有名人のスピーチを毎朝15分聞くことを習慣としていて、オバマ前米大統領、トランプ米大統領、スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、イーロン・マスク(スペースX、テスラの共同創業者兼CEO)などのものを日替わりで聞いています。
海外で働くために、世界の時事について話せる相手を見つけよう
海外で働くと、仕事中はもちろん、プライベートでも自分の考えを求められることが多々あります。
日本人はディベートに弱いと言われていますが、それは学生時代にみんなで議論する環境が他の国と比べて少ないからです。
また、日本の若者は(と一括りにするのはよくありませんが)、時事についてあまり興味がない、知る必要性を感じていない人が多いです。平和で物があふれる日本では、世の中の動きに気を配る必要がないからです。
しかし、世界には貧しい国もあり、アメリカやヨーロッパでさえ戦争の恐怖、政治的混乱が常に身近にあるので色々考えさせられ、一人ひとりが自分の意見をしっかり持っている印象があります。
普段から関心を持ち、意見を述べる
そんな彼らと一緒に働くことになった時に自分の意見が言えないようでは、そこにいる価値がないのも同然です。そうならないように、日頃から経済・時事ネタに少しでも触れるようにして、議論できる相手を見つけてみてください。
身近にいない場合は、両親や兄弟でもいいと思います。私は父親ですが、子供が時事ニュースについて話してくれたら頼もしく感じ、また共通の話題を持つことができてうれしいです。これで親子関係が良好になれば一石二鳥ですね。
海外で働くために、人生計画を立ててみよう
まだ漠然としているかもしれませんが、あなたの今の目標が「海外で働くこと」だった場合、それを何歳で実現させたいのか、実現させるためにはそれまでに何をしなければいけないのか、実現した先にしたいことは何かなどを大まかに書いてみましょう。
私は、これを大学生の時に大きな紙に年表の形式で作りました。
何歳で結婚、何歳で海外赴任、何歳で子供がほしいなど、当時は漠然としていましたが、何歳でこうなっていたいと書き続けながら人生を終えるまでを一覧にしてみたのです。
今やるべきことが一目で分かる
これをすることの何がいいかというと、点で書かれているものが一つの線、道になっていくので、今やっていることが何につながっていくのか、その状態にするためには何をしなければいけないかということが一目で分かるのです。
また、計画と実行がどんな状況になっているか都度チェックすることもできます。
人生の目標がぼんやりとでも決まっていればそれに向かって邁進するだけなので、状況や周囲に流されない芯の強い人間になります。計画を後で変えても問題ありません。一度試してみてください。案外面白いですよ。
まとめ~できることから少しずつ始めてみよう
以上、3つのことをお伝えしましたが、
- 英語を勉強すること:コミュニケーションを取る上で一番重要
- 時事に関心を持つこと:自分の考えを持ち、討論できるようになるため
- 人生計画を立てること:一本の道を作り、ぶれない強い芯を持つため
と、どれも欠かすことができない大事なことです。
日本人だけでなく外国人とも競争しなければいけない時代、グローバルな人材になることはこれからますます必要になってくるでしょう。しかし、何も難しいことはありません。少しずつでもいいので、今日からぜひ取り組んでみてくださいね。
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