私は23歳の時、ワーキングホリデーのためオーストラリアのゴールドコーストへ渡りました。出発前は、まさか自分がホームシックにはならないだろうと思っていました。しかし、そんな私でもやはり辛くなる時がありました。
これから海外へ出発する多くの方のために、私がホームシックになってしまった原因や、その時にどう紛らわし、乗り越えたのかお伝えします。
海外生活への不安を抱えている方や、今まさにホームシックの真っ只中にいる方々に少しでも元気になってもらえたらなと思います。
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海外で辛くなったら1. 明るい未来に目を向けよう
私は日本出発当日、家族に見送ってもらいました。みんなで空港でご飯を食べ、いよいよ搭乗です。恥ずかしい話ですが、私の最初のホームシックは保安検査場を通った後すぐに訪れました。大泣きし、飛行機に乗っても涙は止まらず、声を殺しながら泣きました。
「ああ、もうホームシックなのか……」と、少し自分に呆れていました。心の中で、寂しさと海外生活への不安が入り混じっていたのでしょう。散々泣き、その後は泣き疲れ、寝てしまいました。起きた頃には海外生活への期待とうれしさが込み上げていました。
最初に訪れるホームシックは、これから先への不安と、ただ単に寂しいという気持ちからくるものです。生活が始まると落ち着いてくるので、自分を信じて明るい未来を想像しましょう!
海外で辛くなったら2. スカイプや手紙で家族や友達と話そう
仕事が見つからずに苦戦していたある日のことです。このまま働けなかったらどうしよう、お金が底をついてしまうのではないだろうか……と、不安が少しずつ大きくなっていました。
ふとパソコンを開くと、1ヶ月前までお世話になっていたホストマザーからのメールが届いています。
何かあったらすぐに頼りなさい。あなたは私の家族だから。
ホストマザーの優しい心遣いのこもったメールを見て緊張の糸が切れてしまったようで、号泣しました。辛い時に優しくされると、うれしいと同時に孤独を一層感じます。
私はこの時、家族に会いたい、日本の友達と話したいと思い、スカイプで話したり、友達にエアメールを送ったりしました。エアメールは、書くことで気持ちに整理がつき、また頑張ろうという気持ちになれるので、とてもおすすめです。
スカイプやメール、手紙で、心安らぐ誰かと話してみてください。
海外で辛くなったら3. 自分を褒めて、やる気を取り戻そう
海外で仕事が上手くいかなかったり、上司に怒られて英語も通じず辛い時に涙がうっすらと込み上げない方はいないのではないでしょうか。
私も仕事で上司にひどく怒られたことがあり、自分の部屋で大泣きしてしまった思い出があります。とても落ち込み、海外生活が向いていないのではと思うほど自分を追い詰めてしまいました。
このような時は、初心に戻り自信を取り戻す必要があります。辛い気持ちを、友人やシェアメイトなど誰にでもいいので聞いてもらいましょう。そして、到着日から今まで頑張ってきた自分を褒めてあげてください。
日記をつけている方は、最初の頃のものを読み返してみましょう。やる気に満ちて、頑張ると意気込んでいたあの頃の自分がよみがえります!
海外で辛くなったら4. 好きなことをして気持ちを紛らわそう
ホームシックとは、寂しい気持ちからくるものです。時間があればあるほど、自国に帰りたいという気持ちが大きく膨らみます。習い事や趣味を見つけ毎日が忙しく充実していると、寂しい気持ちを紛らわすことができるでしょう。
私は習い事をするほどお金がなかったので、趣味である映画をDVDで見たり、大好きな図書館での滞在に多くの時間を費やしたりしました。寂しいことも忘れ、むしろ充実した楽しい時間が増えました。
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海外で辛くなったら5. 無理せず一時帰国しよう
どうしても寂しい気持ちから抜け出せず、何をするにも気力がなくなってしまう場合の最終手段です。無駄な時間を過ごすくらいなら、いったん帰ってしまいましょう!思う存分日本の空気を吸って、会いたい人たち全員に会ってきましょう。
充電が完了すれば、また頑張ればいいと思います。
私は一時帰国の経験はないのですが、お金があればしたいと思っていました。予定を早めてワーホリを終えてしまうよりは、一時帰国を挟んででも期限のあるワーホリをめいっぱい楽しむことの方が大事だと思います。
まとめ~寂しさを乗り越えることも海外生活の醍醐味
海外に出ると、日本語が通用せず、家族や友達とは飛行機に乗らないと会えない状況です。大人も子供も関係なく、誰でもホームシックになる条件が揃っていると思います。
寂しい感情は人間らしいもので、恥ずかしいものではありません。辛い感情と向き合い、プラスの思考に変えて乗り越えることは、海外生活の醍醐味とも言えます。
しっかりと踏ん張り、未来の自分を信じてください。素敵な滞在になりますように!
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