私は、30歳でニュージーランドへワーキングホリデーに行きました。ニュージーランド入国日は、私の31歳の誕生日の1週間前という本当にギリギリのスケジュールでした。
結論としては、「ギリホリに行って本当に良かった」です。語学学校、IELTS試験、仕事、帰国、ニュージーランドのタックスリターンまでをすべて半年で完了しました。
かなりタイトなスケジュールになりましたが、1年過ごさなくとも充実したギリホリ生活が送れました。今回はニュージーランドでのギリホリ体験についてご紹介します。
ワーキングホリデーでは語学学校に通うべき?
語学学校は絶対に必要かと聞かれたら、私は「特に必要ない」と答えます。一般的に、語学学校に通うメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 英語の基礎力を取得
- 友達ができる
- 生活に慣れるまでのサポートがある
デメリット
- お金がかかる
- 仕事にかける時間が取れない
ワーホリ以前に語学留学経験あり、もしくは、英語だけの生活に何の抵抗もない、という方は、確実に語学留学に通わなくていいと思います。
私はワーホリ以前に、半年間イギリスに語学留学をしたので、さほど英語に対する抵抗感はありませんでした。
しかし、私が知り合ったほとんどの日本人は、多くが20代半ばの方でしたが、皆さん語学留学に3か月ほど通うことからスタートしていました。そこで皆さん、友達作りができたようです。
語学学校はいつでも通える
私はワーホリ2か月目位に、語学学校に通うことに決めました。自分でネットで調べさえすれば、日本でエージェントを通して学校を選ぶよりもかなり費用が抑えられるし、学校によっては1週間ごとの申し込みも可能です。
ワーキングホリデーでの滞在方法は?
フラットかホームステイか
語学学校に通う方は、ほとんど皆さんホームステイだと思います。
ホームステイは現地の方の家にステイするのが主流なので、いきなり英語漬けの生活をしたい方には素晴らしい環境です。しかしながら、ホームステイは費用が一番高くなる滞在方法です。
実際にフラットを利用してみて
私は、日本であらかじめフラットをおさえて入国をしました。フラットとは、家族以外の人と同居する家のことです。これにより滞在費用を抑えられます。
私のフラットは日本人の奥様のいるご家庭で、お子さんは既に独立されていたので、その部屋をフラットにされていました。私が滞在した期間で、最大3名のフラットメイトがいました。全て日本人でした。
フラットに関する情報は、日本人向け情報サイトで入手可能です。細かな内容もオーナーと直接やりとりができます。
入国の日に空港へピックアップに来てくださる方もいらっしゃいます。オークランドは空港と市内が比較的近いので、ピックアップを提供してくださるオーナーもいらっしゃいます。
私はフラットで日本人ばかりの生活を満喫しました。たまにフラットメイトと一緒にディナーを作ったり、お酒を飲んだりと、出かけなくても家で楽しめる良い環境でした。お正月には皆でおせち料理を作りました。
- 参考URL:NZ大好き https://nzdaisuki.com/
ワーキングホリデーでの仕事は?
オークランドでのワーホリ定番ジョブと言えば、やはり日本食レストランだと思います。日本食レストランは街の中心部にかなりの数がありますし、少し離れた場所でも、日本食レストランを見つけることはさほど難しくありません。
また、私が滞在していた当時(2011年)は、どの日本食レストランのマネージャーも日本の方ばかりでした。求人サイトには常に求人募集が出ていましたし、日本語での問い合わせや面接が可能でした。
また、日本食レストランで働く1番の魅力というのは、毎回勤務終了後に出るまかないです。日本食がとても高いオークランドで、ほぼ毎日お寿司を食べて、から揚げを食べて、時にはカレーを食べて、と食事に事欠きませんでした。
そして、自分でほとんど料理をしなくても良かったので、食費がほとんどかかりませんでした。
ニュージーランドの永住権について
私が滞在したフラットは、オーナーの奥様が永住者、その他2名の日本人永住者の住んでいる家でしたので、いろんな話を聞いたり、自分で少しずつ調べていくうちに、永住権に関する可能性についても考えるようになりました。
私の友人は就労資格で滞在していたのですが、ちょうど彼も永住権を申請するところだったり、その彼のフラットメイトも永住権を申請していたりと周囲に永住権情報がたくさんありました。
そこで、私が最初に取り掛かったものがIELTS(アイエルツ)という英語の試験でした。
IELTS(アイエルツ)について
英語の試験といえば、TOEICが日本でもっとも有名です。しかし、IELTSに関しては、私はそれまで読み方さえ知りませんでした。
この試験にはTOEICと同様リスニングやリーディングがあり、それに加えて会話とライティングという項目もあり、すべての項目での平均6.5というスコアを取ることが永住権の条件でした。(2011年当時)
初めは、独学でやってみようと思いましたがすぐに限界を感じ、試験対策をしている語学学校での1か月集中コースを選びました。
やはり、ライティングに関しては独学には限界があり、またフラットでは日本人ばかりでしたので、ネイティブにライティングチェックをお願いするということは難しかったです。
語学学校では、特にライティングに重点を置き、毎日自習室で短いエッセイを書く、ということを毎日続けたら、無事に翌月のIELTS試験で目標スコアを取ることができました。
※最新の情報はニュージーランド移民局のHPを参照にしてください。移民法に関する内容は予告なく変更されます。常に最新情報を確認して下さい。
タックスリターンについて
タックスリターンとは、日本でいう確定申告のようなものです。ワーホリ中に納税した分の還付です。
タックスリターンは日本に帰国してもできました(2012年当時)。しかし、還付金はニュージーランド国内の銀行口座に払い込まれるので、口座を残したままにする必要がありました。
勤務先からもらう給与明細を必ず全部残すか、とりあえず写真を撮ってデータで保管しましょう。その情報さえあれば、タックスリターンは誰でもできます。払いすぎた税金は確実に還付して貰いましょう。
- IRDサイト:https://www.ird.govt.nz/
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