カナダへワーホリで行くならいつがベスト?おすすめのタイミングとは

カナダの国旗 ワーキングホリデー

ワーホリに行こう!と思っても、思い立ってすぐに行けるものではありません。渡航の準備や書類にチケットetc……、いろいろと手間がかかるものです。

また、カナダには仕事が山ほどある時期とそうでない時期が極端に分かれています。と、なると逆算して、……結局いつ行けばいいの?そう思いますよね。私もそう思いながらカナダに行ってきました。

働く際はいつが一番都合よく働くことができるのか。時期や目的別に比較をしてみましょう。

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カナダにとって特別な季節

バーベキュー

日本は四季があって、どの季節にも魅力がありますよね。夏と冬が長いものの、春と秋も十分に楽しめる時間があります。

カナダの四季

ではカナダはどうでしょうか。私の友人(海外にあまり興味ない方)にカナダの印象を聞くと、おおむね「寒いところでしょ」と返されます。間違ってはいません。けれど寒さばかりの国というわけではないのです。

カナダにも四季は存在します。しかし、極端に冬が長い、そして春と秋は一瞬。夏も日本ほど長くはありません。ですが、そのためにこの夏がとてもカナダ人にとって特別な季節なのです。

カナダの夏

寒い季節、あるいは天気がすぐれない冬を終えて一瞬の春を過ぎ去ると待ちに待った夏がやってきます。

夏は晴天率も高く、日本よりも湿度が低いためかカラッとした暑さです。体感としましては、日の暑さはあるもののうだるような日本の夏とは違う暑さです。1度しか体験できませんでしたが、カナダの夏最高!と初心者の私もはしゃいで参りました。

「冬の期間が長い分、夏の快適さは格別なんだよ。ピクニックやハイキングもできるから、家族と過ごすにはぴったりの季節でしょ?」。カナダ人の友人は熱く語ってくれました。

このことから夏はカナダ人にとって、特別な思いが込められた季節なのだと感じました。

カナダで働くのにおすすめの季節

カナダ

では、早速仕事の情報をみてみましょう。求人の数だけで比較をするならばお勧めしたい季節はずばり夏です!

働くならば、夏

先ほどカナダにとって夏は特別な季節である、ということを熱弁させていただきました。

カナダ人にとって特別であると同時に、観光客にとってもそれは特別なものであるとも言えます。というのも、カナダの夏は過ごしやすい気候であり、また観光産業の要の季節といっても過言ではありません。

お客さんの数が多い、ということは必然的に仕事が増えますので、その分従業員も必要になりますね。というわけで夏が最も求人が増えます

夏にカナダで働くと夏期手当がついたり、チップが弾んだり。とにかく稼げます。働く上では夏が一番おすすめです。

例外な地域

ただし!例外がありまして、カナダのリゾート地は夏スタートではやや遅い、という事態になりかねません。

夏が最盛期なのでリゾート地ではむしろ仕事の枠が埋まってしまって求人がない、希望する職につけない、なんてことが起こりうるからです。

カナダの都市・季節別求人事情

建物

では結局いつカナダで就活を始めるのか。いつ渡航すべきなのか。私の見解になりますので確実にこう!というわけではありません。が、周囲のワーホリ生から話を聞いた上で実際にどれくらい仕事探しがスムーズ or 困難だったのか、ご紹介していきます。

観光地の求人

日本人ワーホリが多いリゾート地を挙げます。

  • バンフ
  • ウィスラー
  • ジャスパー
  • プリンス・エドワード島
  • ソルト・スプリング島

私の周りではこのくらいでしたが、どこも共通して言えることは7~8月、夏本番になると仕事は激減する、ということでした。

やはり、どの地域も本番に備えて教育なども行う期間を事前に設定しているようです。

  1. 4~5月に募集をかけ(場所によっては説明会なども行われています)
  2. 6月までに仕事を完璧にできるようトレーニング
  3. 7~8月、最盛期の忙しさに対応できるようにする

というイメージでしょうか。仕事がゼロではありませんが、希望職には就きづらい、という印象です。選ばなければ仕事はありますので、そこはご安心ください。

観光地の冬

10月、冬の始まりには今まで人がごった返していた街がうそのような静けさに包まれます。そのため飲食店が閉じてしまうことも場所によってはあり得ます。よって秋以降の仕事探しはかなり難航する可能性が高い、ということになります。

この改善策としましては事前にセカンドジョブを見つけておくこと。また夏の間に精いっぱいお金をためて冬のアクティビティを楽しむ、というのも一つの手ですね。

お金が理由で都市移動を考えなくてはならない、ということにもなりかねませんので、ぜひとも計画的に仕事を選択しましょう。

都市の求人

ワーホリ生の中で有名な地域といえば以下の都市です。

  • バンクーバー
  • トロント

都市部では夏が最盛期なので、この時期でも求人は多く見られました。春~夏にかけてかなりの求人が見られるようになるため、この時期に仕事を始めるのがおすすめです。

ちなみに冬(10~2月)はどうなのか、と言いますと選ばなければあります。ただし数は夏と比較すると少なくなります。

少なくなるということは職場を選ぶことが難しくなる、ということですね。希望の職やお店がある場合は、早めに職に就いてしまった方がいいです。

日本人の文化?

ちなみに余談ではありますが、2~3月になると少しずつ求人の数が増え始めた、と私は感じました。まだまだ寒い時期であったにもかかわらず、なぜなのでしょう。

個人的に考察したところ、日本人のワーホリ生が多い職場はこういった傾向があったように感じます。なぜかというと、日本人ワーホリ生は年度末で日本の会社を辞めてカナダにきた人が多くいました。そのため、ワーホリも3月前後で退職する人が多かったのかもしれません。

あくまで推測にはなりますが、日本の社会のあり方がここにも反映されているようで、少し面白いですよね。

目的別のカナダ渡航、就職事情

冬のカナダ

カナダへの渡航目的の一例を以下に挙げてみます。どれを選択するのか目的や都市によってお勧めの渡航時期は変わってきます。

語学の勉強が目的

おそらく語学を勉強したい場合、レベルにもよりますが語学学校に通う可能性もありますね。

何カ月通うかにもよりますが、5~6月には仕事探しが行える状態で学校を卒業できるとベストではないかと思います。なので、例えば半年語学学校に通うという場合は、11~12月には日本を出発します。半年間学校に通い、5~6月にお仕事スタートということになりますね。

個人的には、最初の学校に通う期間は観光ビザで入国、その後カナダでワーホリ・ビザに切り替えをお勧めします。最長1年半、とても魅力的です。

カナダでの生活(仕事)が目的

「海外の生活を体験してみたい」「英語を使って現地で働きたい」という人には4~6月の渡航をお勧めします。

一番の理由はやはり求人が多く、自分の好みの職種、職場を選択することができるためです。せっかく生活・就労に来ているのですから、自分の求めている環境を選びたいですよね。

また、1年後カナダの生活を終えてもしカナダの夏が気に入った場合、観光ビザで少し延長する手があります。しっかり働いた分翌年観光ビザでカナダの夏を満喫する、というのもすばらしいですね。1回で2度楽しめる、というのは魅力的です。

カナダで体験できるアクティビティが目的

おそらく、ウインタースポーツか夏のアクティビティ(登山など)のどちらかですが、今回はウインタースポーツに焦点を当てたいと思います。このケースの場合は学校などには通わないことを前提で説明します。

特にウインタースポーツで有名な場所はバンクーバーから近いウィスラーと、国立公園内にあるバンフです。

ウィスラー

本格的にウインタースポーツを楽しみたいなら、都市移動をしないのであれば4~5月、もしくは9~10月には仕事を始めておくことをお勧めします。

ウィスラーは冬も人気ですが、夏も美しい大自然が満喫できるため、集客力のある観光地です。そのため、良い職場を選ぼうと思うと早めに動くことが吉です。

ちなみに遅めに向かっても仕事はあります。しかし、家が少ないんです。ウィスラーはバンクーバーからアクセスもいい評判の観光地なので、早めにいかないと「仕事はあっても住む場所が……」ということは多々あります。

家賃が高くてもいい、という場合は観光シーズン(7~8月、11~12月)に向かってもいいでしょう。

バンフ

バンフは完全に夏がメインの地域ではないかと個人的には思います。もちろんウインタースポーツも有名なのですが、ウィスラーと比較すると仕事はいつでもある、という印象ではありませんでした。

現地で働いていた友人たちからは、「就職しているのに仕事がないから早めに帰された」という悲痛な叫びも。ですので、遅くとも9~10月あたりまでには仕事を見つけ、冬はウインタースポーツを楽しみましょう。夏になると仕事も忙しくなるかと思います。

再度お金をためて、観光ビザに切り替え、2度目の冬を楽しんでもいいかもしれません。もし2回は必要ないという場合は春(4~5月)に理想の仕事を探して、夏も一緒に楽しむことをお勧めします!

ビザの切り替え

目的はそれぞれですが、私の周りで多く見られたのが、観光ビザからワーホリ・ビザへの切り替えをしている人たちです。私も早くこの方法に気付いていれば、と悔やまれますが後の祭りです。

2018年からバイオメトリクス(個人識別情報)が導入されていますね。こちら、日本では大阪・東京での登録取得となりますが、カナダのバンクーバーでも取得可能なようです。興味がある方は以下のサイトをご覧ください。

まとめ~自分にとってベストなシーズンを見極めろ!~

私が今回ワーホリで後悔したことは、夏をエンジョイできなかったこと。もちろん、仕事のやりがいもあって時給も良い金額で働かせてもらったので、そこに悔いはありません。しかし、「もっと遊ぶべきだったのでは……」と思ってしまいます。

観光ビザに切り替え、カナダの夏を満喫しようとしていたのですが、2020年は世界的コロナウイルスの流行でそれどころではなくなってしまいました。何が起こるかわかりません、みなさんが最も重要視したいところに焦点を当てて、有意義なワーホリ生活を送ってくださいね。

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記事を書いた人
藤崎亜沙子

カナダにてワーキングホリデーを1年経験、バンクーバー、バンフ、モントリオールに滞在。観光でカナダ国内を周ってきました。英語力は乏しいが行動力には自信あります。ワーホリ中のおすすめする場所や実際に起こったハプニングなど、皆さんと共有して行けたらと思います。

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