ニュージーランドのワーキングホリデーでかかる費用総額とは?徹底解説

ニュージーランド ワーキングホリデー

2019年現在、日本は「22か国」とワーキングホリデーの協定を結んでいます。国によって、多少ビザの違いはありますが、英語圏は特に人気があります。

ワーキングホリデービザは学生ビザと異なり「働くことができるビザ」です。ニュージーランドは治安が良い、英語圏、親日家、比較的物価が安いなどの理由からここ数年で人気が上昇しています。

では、具体的にニュージーランドでのワーキングホリデーにかかる費用はどれくらいなのでしょうか?※ニュージーランド$1=約75円

ニュージーランドのワーキングホリデーの準備費用

キリン

ニュージーランドへのワーキングホリデーを決めたら、さっそく準備を始めましょう。以下が主な必要な物とその費用です。

  • パスポート:5年間(11,000円)、10年間(16,000円)
  • ニュージーランドワーホリビザの費用:日本からのビザ申請料は無料。ニュージーランド国内からの申請は208NZD(約15,600円)

※別途、指定病院での胸部レントゲンが必要(約1万円前後)

  • 海外保険:約10万円〜20万円(加入必須)
  • 歯の治療:約3,000円〜10,000円
  • 航空券:約5万円〜10万円(片道航空券での渡航も可能)
  • 英文での資金証明:最低4,200NZD(約31万5,000円)

※入国審査で求められる場合あり

→合計:約25〜30万円

ニュージーランドでの語学学校の費用

語学学校

ニュージーランドのワーホリビザはフルタイムで半年まで語学学校などへ通うことができます。語学レベルや資金により異なりますが、多くの人が着いた直後から、約3ヵ月通います

ニュージーランドのオークランドまたはクライストチャーチでフルタイムの語学学校に3ヵ月通った場合の費用は、以下の通りです。

1週間:350NZDで計算(約26,250円)

→3ヵ月(16週間):約420,000円

ニュージーランドでは都市部を中心に非常に多くの語学学校があり、生徒は日本人、韓国人、中国人が半数以上を占めます。レベルは、初級〜上級まで幅広くあり、ビジネス英語コースなどもあります。

また、ワーホリには、パートタイム(午前、午後、または夕方からのクラス)での通学も人気です。

ニュージーランドの仕事での収入

ニュージーランド

2018年現在ニュージーランドの最低時給は16.5NZD(約1,237円)です。ニュージーランドはアジア人が多く、比較的仕事を見つけやすい環境にあります。

ワーホリに人気の仕事は主に、

  • 日本食レストランのウェイトレス/ウェイター
  • 日本食レストランの調理補助/洗い場
  • カフェでのバリスタ
  • カフェでのウェイトレス/ウェイター
  • 地元のレストランでのウェイトレス/ウェイター
  • お土産屋さん
  • 日本人観光客向けの観光ガイド
  • 牧場での仕事及びフルーツピッキング ※無給で働く代わりに、住居と、食事が無料の場合が多い

などがあります。

主な仕事の探し方

※日本語「ニュージーランド大好き」

※地元の人も使う英語サイト「トレードミィ」

この2つの求人サイトが代表的です。また、飲食店などは店の入り口に求人募集を貼っている場合が多いです。

収入

給料は、2週間ごとの支払いが多く、銀行振り込みが主流です。経験者以外は、ほとんどの職種で最低時給からスタートです。

最低時給で1週間30時間働いたとして、16.5NZD×30=495NZD(約37,125円)

ニュージーランドでの居住費/食費

カフェ

ワーホリに人気のオークランド市内での1週間の居住費は、200〜250NZD(約15,000円〜)が平均的な値段です。ニュージーランドでは、都市部を中心に年々住宅費が上がっています。

私は、何度か引っ越しましたが平均して1週間で200NZD(約15,000円)払っていました。ここに、電気代や水道代も含まれていましたが、場所によっては別に請求されます。

フラットと呼ばれるシェアハウスがワーホリのあいだで人気があります。先ほど紹介した、「ニュージーランド大好き」と「トレードミィ」にフラットへの入居募集がたくさん掲載されています

食費は1ヵ月で、約100〜150NZD(約7,500円〜)くらいです。外食費を除いて、約1万円くらいで抑えている人が多いです。食費の高いニュージーランドではワーホリも多くの人が自炊をしています。

都市を中心にどのスーパーマーケットにも日本食コーナーがあり、日本食スーパーもあります。価格は日本より約2〜3割ほど高いです。

ニュージーランドでの旅行費用

ニュージーランド

旅行先は人それぞれですが、ワーホリの共通点として「旅行好き」な人が多いです。ニュージーランドは都市から少し離れるだけで「大自然」が広がっています

ニュージーランド一周旅行や、オーストラリア旅行も人気です。旅行期間は、1ヵ月〜長い人だと3ヵ月ほどかけて、ニュージーランドを一周します。

ホテルには泊まらず、ゲストハウスに宿泊し現地で友人や旅行仲間をつくる人も多いです。

私は、ニュージーランドのオークランドに住んでいました。オークランドは最大都市ですが、都市部から車で30分も走ると交通量も少なく、山の大自然や綺麗な海を見渡すことができます。

学校と仕事の関係上、長期での旅行はできませんでしたが、祝日などの休暇を利用して「ウェリントン」「クライストチャーチ」など多くの場所を訪れました。

旅行費用は、約10万円〜30万円くらいです。

ワーキングホリデー費用総額

ケーキ

総額として1年間で約100万円〜150万円かかります。日本からの持参金、現地でのアルバイト代で生活費や旅行の仕方も変わってきます。

多くの人が、約70〜100万円貯めて、ニュージーランドへ来ています。食費を自炊や賄いで節約し、その分を外出や旅行などにあてがって楽しむ人が多いです。

仕事探しにおいては「英語力」と「積極性」が必要です。日本食レストランであっても、アジア人を中心とした外国人と一緒に働く職場が増えてきています。そのためお客さんとはもちろん、スタッフ同士の会話もある程度の英語力が必要です。

ニュージーランドでのワーキングホリデーの感想

夕日

ニュージーランドでのワーホリの経験者からはよく「退屈だった」という声を聞きます。確かに、同じ英語圏のオーストラリアやカナダなどと比べて、娯楽が少ないのが現状です。

お店の閉店時間も早く、都市でも夜7時頃には飲食店とスーパーマーケットを除いてほとんどの店が閉店します。

仕事や学校でも日本人との関わりが多く「英語力が伸びなかった」という声も多くあります。

ニュージーランドに約3年滞在した私からのアドバイスとして、英語圏の海外で都会らしい生活を楽しみたい人は「カナダ」や「オーストラリア」をおすすめします。

英語力を伸ばし、アジア以外の人と友だちになるには、積極的な行動が必要です。特にオークランドはアジア人が多く、海外にいながら日本語環境だけで過ごすこともできます。

もし英語力を伸ばしたいのでしたら、1人で現地のコミュニティーに参加したりボランティア活動に従事したりするといいと思います。

まとめ

ワーホリは一生に一度しかできない貴重な体験です。海外での就業経験や長期の旅行は、現代の日本社会ではそう簡単にできません。

私は、ニュージーランドを含めて海外で4年以上生活しています。どの経験も貴重で、特に海外での新しい出会いと、仕事経験が私自身を大きく成長させました。皆さんも、この1年間の限られた海外生活を有意義に使って下さい。

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記事を書いた人

2015年から、ニュージーランドに約3年間住んでました。
現在は、カナダに住んでいます。
旅や留学経験を中心にライターとして、新しい生活を始めました。

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