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ワーキングホリデーで行ける全23カ国・地域を徹底解説!

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「ワーキングホリデーをしよう!」と決心したら、次に待ち受けているのは「どこの国に行くか」という大きな問題でしょう。

ワーキングホリデーができる国は、日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国のみです。国によって滞在期間やビザ取得の条件、申請方法、定員などは異なります。

ワーキングホリデーができる全23カ国・地域(※2019年5月現在)と、その特徴やビザ情報を解説していきます。行き先選びの参考にしてみてくださいね!

目次

ワーキングホリデーで行ける英語圏の国・5カ国

オーストラリア

オーストラリア

ワーキングホリデーの行き先として不動の人気を誇るオーストラリア。温暖な気候と治安のよさ、賃金の高さ、親日家が多いなどの好条件がそろっており、毎年たくさんの日本人がワーキングホリデーに訪れています。

仕事も見つけやすく、観光関係や農場、レストランでの仕事が多くあります。農場で3カ月以上働けばワーキングホリデーの期間を延長することができ、2年間滞在することも可能になります。定員もないのでかなり行きやすいでしょう。

都市によっては海が近く、休日はビーチで遊べるというメリットも。大らかでのんびりとした雰囲気の中で過ごしたい人におすすめです。

滞在期間:1年間(3カ月以上の季節労働に従事した人は延長が可能)

ビザ申請方法:オンライン

募集時期:通年

定員:なし

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 5,000オーストラリアドル(約400,000円)の資金がある
  • 人物審査の基準・健康上の基準を満たしている

その他:

  • 同一雇用主のもとで就労できるのは最高6カ月まで
  • 就学は最長4カ月まで

※1オーストラリアドル=約77円(2019年5月)

カナダ

カナダ

イギリスの雑誌「エコノミスト」が2018年に発表した「世界でもっとも住みやすい都市ランキング」トップ10に3都市がランクインするなど、治安のよさと過ごしやすさが魅力の国。移民も多いため外国人に寛容で、親日家も多いです。

できる仕事はレストランやホテル、お土産ショップのスタッフなどの種類があります。

カナダはナイアガラの滝やロッキー山脈などの大自然でも知られています。仕事や勉強の合間にプチ旅行してみるのもよさそうですね。

またケベック州はフランス語圏のため、フランス語を習得したい人の行き先としてもアリでしょう。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:オンライン

募集時期:12月

定員:6,500人(2019年度)

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • プログラム参加費や個人識別情報(バイオメトリクス)提出費など、計335カナダドル(約28,000円)を支払うことができる
  • 滞在中の疾病を保障する保険に加入できる
  • 帰国用の航空券購入資金がある

その他:

  • 就学は最長6カ月まで

  • カナダ政府「ワーキングホリデービザ申請ページ(英語)」:http://www.cic.gc.ca/

※1カナダドル=約82円(2019年5月)

イギリス

イギリス

最先端のトレンドと伝統が入り交じる人気の国・イギリスでは、ワーキングホリデー希望者があまりにも多いため、参加者は抽選で選ばれます

1,000人の定員のところ、なんと毎年10,000~20,000人の応募があるのだとか。そのため誰でも行けるわけではありません。

イギリスでのワーキングホリデーのメリットは、就労や就学に制限が設けられていない点。滞在中に語学学校に通うことで英語力を高めることもできます。

仕事は日本語教師や旅行会社スタッフ、レストラン、オーペア(ベビーシッターや家事手伝い)などがあります。

滞在期間:最長2年間

ビザ申請方法:Eメールで申請、その後抽選

募集時期:1月、7月

定員:1,000人。1月に800人、残りの人数を7月に抽選で選ぶ

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)

その他:

  • 就労や就学の制限がない
  • 応募情報は毎年10~12月に発表される

ニュージーランド

ニュージーランド

自然の多い環境と温暖な気候で、留学先としても安定した人気があるニュージーランド。「移住してスローライフを満喫しています」という日本人もかなりいる通り、のどかな雰囲気の中で過ごせるでしょう。

安いといわれていた物価は近年上がってきていますが、賃金も比較的高いです。仕事はレストランや農場、お土産ショップのほか、ホテルスタッフ、オーペアなどがあります。

滞在期間:1年間(条件付きで3カ月の延長が可能)

ビザ申請方法:オンライン

募集時期:通年

定員:なし

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 指定病院でレントゲン検査を受けることができる
  • 十分な保険に加入している
  • 健康で犯罪歴がない

その他:

  • 就学は最長6カ月まで
  • 同一雇用主のもとで就労できる期間に制限がない

アイルランド

アイルランド

ヨーロッパで英語が学べる環境ながら日本人も少なく、まさに「穴場」といえる国。同じヨーロッパの英語圏とはいえ、アイルランド人の国民性は温かくフレンドリーといわれており、イギリスとはまた違った雰囲気の中で暮らすことができるでしょう。

アイルランドのワーキングホリデーで多い仕事は、オーペアやツアーガイド、レストランのウエイター、日本語教師など。

数年前までは失業率も高めでしたが、ここ数年では順調に回復しており、就業者の推移も年々上がっています

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:申請書をEメールで提出、審査後に必要書類を大使館に郵送

募集時期:1月、7月

定員:400人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 帰国用の航空券がある、もしくは購入資金がある
  • 滞在費として50万円以上の預金がある
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 健康で犯罪歴がない
  • 医療保険に加入できる

その他:

  • 60ユーロ(約7,500円)のビザ申請費用がかかる

ワーキングホリデーで行けるヨーロッパの国・10カ国

フランス

フランス

フランスだけでなく、スイスやベルギー、モナコでも話されているフランス語。世界には1億人以上のフランス語主要話者がいるといわれています。

フランスでのワーキングホリデーでは、多くの場合フランス語を使う必要があります。フランス企業で働きたい人は中級以上の語学力が必須となるため、ある程度勉強の経験がある人向けでしょう。

しかし日本企業で働くときや、シェフやパティシエとして働く人などは、語学ができなくても仕事が見つかるケースも多いようです。

仕事はオーペアや日本語教師、レストランのウエイター、ツアーガイドなどがあります。ただしフランスは失業率が高いため、仕事を探すのには苦労する可能性も

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:オンラインで来館日を予約後、必要書類を用意して大使館に提出

募集時期:通年(入国日の3カ月前から申請可能)

定員:1,500人(ただし毎年定員に達することはない様子)

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 以前にワーキングホリデービザを取得したことがない
  • 健康であることがわかる健康診断証明書を提出できる

その他:

  • 就労や就学の制限がない

ドイツ

ドイツ

欧州連合(EU)を支える経済大国ドイツは、ヨーロッパで一番の工業国といわれています。

EU内ではドイツ語を母国語とする人がもっとも多く、世界でも1億人以上のドイツ語話者がいます。ドイツ語を習得すると、ドイツ、オーストリア、スイスなど複数の国で使えるようになるでしょう。

仕事は日本語教師やホテルスタッフ、会社の事務のほか、ワイナリーやレストランでの求人があることも。

ドイツのワーキングホリデーでは、ドイツ語を使う場合がほとんどです。日本企業以外で働きたい人はある程度の語学力が必要なので、中級程度のドイツ語力がある人向けだといえます。

ドイツはサッカーファンやビール好きにもおすすめです。

滞在期間:3カ月~1年間

ビザ申請方法:オンラインで来館日を予約後、大使館もしくは大阪総領事館で申請

募集時期:通年(出発日の3カ月前から申請可能)

定員:なし

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 往復航空券の予約証明書を提出できる
  • 2,000ユーロ(約250,000円)の資金がある
  • 旅行者用医療保険、旅行賠償責任保険への加入が必要

その他:

  • 同一雇用主のもとで就労できるのは最長6カ月まで
  • 就学の制限がない

ポーランド

ポーランド

物価が高いイメージのあるヨーロッパですが、ポーランドの物価は東南アジア並みに安いのが特徴です。

同様に賃金も安く、1カ月あたりの最低賃金は2,100ズロチ(約60,000円)となっています。「とても生活できない」と思うかもしれませんが、物価が安いこともあってか、実際は十分に生活できるそう。

ポーランドはEU内でも経済が好調で、最低賃金も今後上がっていくと見込まれています。

求人の多い仕事としては、レストランやホテルのスタッフ、ツアーガイド、日本語教師、家庭教師などがあります。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:オンラインで作成・登録後、来館日を予約して大使館で申請

募集時期:通年

定員:500人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 往復航空券か予約確認書がある、もしくは航空券購入資金がある
  • 2,000USD(約220,000円)相当額の資金がある
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 健康である
  • 健康保険に加入できる
  • パスポートの有効期限が1年3カ月以上あり、見開き2ページ以上使用可能

その他:

  • 入国4日後までに住民登録が必要

※1ズロチ=約29円(2019年5月)

ポルトガル

ポルトガル

ポルトガル滞在のよいところは、温暖で過ごしやすい気候と快晴の多い天気、そして物価の安さです。

ワーキングホリデーでできる仕事は、レストランやホテルのスタッフ、ツアーガイドなど。

ほかの国には日本食レストランのウエイターなどの求人がたくさんありますが、ポルトガルには日本人があまりいないため、日本人に雇ってもらう機会は非常に少ないでしょう。

そのためポルトガルでワーキングホリデーをするのは、ある程度のポルトガル語が話せる人向けともいえます。もし英語が話せるなら、観光関係の仕事に就くことができるかもしれません。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:必要書類を大使館に提出

募集時期:通年

定員:なし

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 往復航空券がある、もしくは航空券購入資金がある
  • 十分に滞在できる資金の残高証明書(英文)を提出できる
  • 健康で犯罪歴がない
  • 海外旅行保険に加入できる

スロバキア

スロバキア

日本とスロバキアがワーキングホリデー協定を結んだのは2016年。ほかの国に比べるとまだまだ年数が浅く、なじみが薄いと感じる人も多いかもしれません。

スロバキアはポーランドの南、ヨーロッパの中央付近に位置しています。ドイツやオーストリア、ポーランド、チェコなどへ移動しやすく、休日はヨーロッパ諸国を旅行できそうです。

賃金は比較的低いですが、物価も安いため生活に困るほどではないでしょう。ポルトガル同様、スロバキアには日本人が少ないため、日本食レストランや日本企業で働けるチャンスも少ないといえます。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:申請書を作成し、来館日を予約後に大使館で申請

募集時期:通年

定員:400人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • パスポートの有効期限がビザ発行日から15カ月以上ある
  • 4,000ユーロ(約500,000円)の残高証明書を提出できる(帰国用の航空券がある場合は3,000ユーロでOK)
  • 海外旅行保険に加入できる
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 健康であり、伝染病などに感染していない
  • 無犯罪歴証明書を提出できる

その他:

  • 33ユーロ(約4,100円)のビザ申請費用がかかる

オーストリア

オーストリア

スロバキア同様、2016年にワーキングホリデー協定が締結されたオーストリア。歴史を感じる街並みと美しい建築物だけでなく、アルプスの山々や湖などの雄大な自然もあり、観光需要も大きい国です。

物価はやや高いうえ、オーストリアには最低賃金を定めた法律がないため、出発前にある程度の資金を確保しておくといいでしょう。

オーストリアではドイツ語が使われていますが、観光客向けに英語や日本語を使った仕事ができる可能性もあります。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:申請書を作成し、来館日を予約して大使館で申請

募集時期:通年(出発日の3カ月前から申請可能)

定員:200人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 往復航空券の購入資金がある
  • 入国後の一定期間、自力で生活できる資金がある
  • パスポートの残存期間がビザの有効期限より3カ月以上長い
  • 健康で犯罪歴がない
  • 健康保険に加入できる

  • オーストリア大使館「オーストリア日本 ワーキングホリデー プログラムWHP」:https://www.bmeia.gv.at/

ハンガリー

ハンガリー

ハンガリーとは、2017年にワーキングホリデー協定が結ばれました。

ほかの国と異なるのは、最初からワーキングホリデービザを申請できるのではなく、「ワーキングホリデーを滞在目的とする一時滞在許可証」を取らなくてはいけないことです。

まずは大使館に行って一時滞在許可証のためのビザを申請し、ハンガリーに入国後、移民局で長期滞在に向けた切り替え手続きをおこなわなくてはいけません。

ハンガリーは世界有数の温泉大国なので、仕事後や休日には温泉につかってのんびりするのも楽しそうです。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:大使館に一時滞在許可証のためのビザを申請し、入国後に移民局で手続き

募集時期:通年

定員:200人

応募条件:

  • 18~30歳まで(一時滞在許可証の申請もしくはビザ切り替え時)
  • 往復航空券がある、もしくは航空券購入資金がある
  • 滞在費として25万円以上の資金がある
  • 以前に一時滞在許可証を発給されていない
  • 健康で犯罪歴がない
  • 海外旅行保険に加入できる

スペイン

スペイン

スペイン語はスペインのほか南アメリカ諸国でも話されており、ネーティブスピーカー以外も含めたスペイン語話者の数は、英語に次いで世界第2位の多さを誇ります。

そんなスペインですが、日本とワーキングホリデー協定を結んだのは2017年と意外と最近です。

スペインではバルの文化が盛んで、バルやレストランのウエイター、日本人向けのツアーガイド、イベントスタッフなどの仕事があります。ただし近年は失業率が高く、仕事を探すのには苦労する可能性も

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:申請書を作成し、大使館で申請

募集時期:通年

定員:500人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 有効な航空券がある
  • 帰国用の航空券がある、もしくは購入資金がある
  • 入国後の3カ月に自力で生活する資金1,597.53ユーロ(約200,000円)がある
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 健康で犯罪歴がない

その他:

  • 入国後、居住地で住民届を提出する必要がある

チェコ

チェコ

2018年にワーキングホリデー協定国に仲間入りしたチェコは、北海道よりもやや小さい面積ながら、なんと12もの世界遺産を有しています

中世ヨーロッパをそのまま残したようなかわいらしい建物や赤い屋根の街並みが有名で、観光客も多く訪れています。

チェコには日系企業もいくつかあるので、オフィスで働けるチャンスもあるでしょう。

また、チェコは1人あたりのビール消費量が世界一ということでも知られており、ビールが好きな人にもおすすめできる国です。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:Eメールで申請予約、その後大使館で申請

募集時期:通年

定員:400人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • パスポートの残存期間がビザの有効期限より3カ月以上長い
  • 医療保険に加入できる
  • 無犯罪歴証明書を提出できる
  • 入国後の1カ月に自力で生活する資金33,000チェココルナ(約160,000円)がある

※1チェココルナ=約4.8円(2019年5月)

リトアニア

リトアニア

2019年4月、新たにリトアニアとのワーキングホリデー協定が締結されました。

リトアニアは東欧に位置する「バルト三国」の一国。日本ではあまり知られていませんが実は観光名所も数多く、中世ヨーロッパの美しい街並みを残しています

詳しいビザ情報などはまだ発表になっていませんが、後日「一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会」の公式サイトなどで公開される予定です。

ワーキングホリデーで行ける北欧の国・3カ国

デンマーク

デンマーク

アンデルセンを生んだデンマークは、メルヘンチックでかわいらしい街並みが有名。おしゃれな北欧雑貨やデニッシュパンのイメージもあるでしょう。

デンマークのワーキングホリデーでは、就労できる期間が6カ月までと定められています。もし1年間滞在したいのであれば、生活資金を多めに持って行くことをおすすめします。

農場やホテル、レストランでの仕事のほか、日本人宅でのオーペアやヘルパーなどの求人もあるそうです。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:申請書を作成、来館日を予約して大使館で申請

募集時期:通年

定員:なし

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 15,000デンマーククローネ(約250,000円)に往復航空券代を合わせた資金がある

その他:

  • 就労は最高6カ月まで

※1デンマーククローネ=約16.5円(2019年5月)

ノルウェー

ノルウェー

雄大な自然を有するノルウェーは、白夜やオーロラ、フィヨルドなど、北欧ならではの絶景が見られることで有名です。

ノルウェーでのワーキングホリデーでは、就学できる期間は最長でも3カ月未満と決まっています。そのため「ノルウェー語を一から勉強しよう」という人には向かないかもしれません。事前にある程度勉強してから行くといいでしょう。

仕事は日本食レストランのウエイターや調理スタッフ、ホテルの清掃スタッフなど。夏休みなどの短期間限定で、老人ホームでのヘルパーの求人などもあるそうです。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:来館日を予約後、必要書類を大使館に提出

募集時期:通年

定員:なし

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 帰国用の航空券がある
  • 入国後3カ月の生活費として29,355ノルウェークローネ(約370,000円)の資金がある
  • 健康である
  • 医療保険に加入できる

その他:

  • 同一雇用主のもとで就労できるのは最長6カ月まで
  • 就学は最長3カ月まで

※1ノルウェークローネ=約12.5円(2019年5月)

アイスランド

アイスランド

アイスランドでワーキングホリデーができるようになったのは、2018年とかなり最近。現在アイスランドとワーキングホリデー協定を結んでいるのは日本だけなので、貴重な体験ができることでしょう。

アイスランドはオーロラが見える国として知られているので、ワーキングホリデーを利用してオーロラウォッチングに参加するのもおもしろそうです。

ほかの国と異なるのは、応募できる人の年齢が26歳までという点。定員も30人とかなり少ないので、気になる人は早めに申請することをおすすめします。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:必要書類をアイスランド入国管理局に郵送(その後アイスランドではなくデンマーク大使館で受領される)

募集時期:通年

定員:30人

応募条件:

  • 18~26歳まで(申請時)
  • 滞在中に自力で生活できる
  • アイスランドの保険会社(もしくはアイスランドの保険会社が許可した会社)の保険に加入できる
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 過去5年間に海外での犯罪歴がない
  • 無犯罪歴証明書を提出できる
  • 帰国用の航空券を取得している、もしくは購入できる資金がある

  • アイスランド入国管理局「ワーキングホリデービザについて(英語)」:http://utl.is/index.php/

ワーキングホリデーで行ける南アメリカの国・2カ国

アルゼンチン

アルゼンチン

アルゼンチンとのワーキングホリデー協定が結ばれたのは2017年で、南アメリカでは初の協定国となりました。アルゼンチンは日本にとって「地球の裏側」といえる場所にあたり、飛行時間は乗り継ぎを含めて25時間とかなり遠い国です。

アルゼンチンではスペイン語が使われています。仕事はレストランのウエイターをはじめ、少し変わったものだと「犬の散歩代行サービス」などもあるそう。

しかし、ほかのワーキングホリデー協定国に比べると治安がよくないので、アルゼンチンに滞在したい場合は事前にしっかり下調べをしておきましょう。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:大使館で申請

募集時期:通年

定員:200人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 入国後の一定期間、自力で生活できる資金2,500USD(約275,000円)がある
  • 医療保険および傷害保険に加入できる

その他:

  • 150USD(約16,500円)のビザ申請費用がかかる
  • 正社員としての就労は禁止

チリ

チリ

チリでのワーキングホリデーは2018年に開始になりました。アルゼンチン同様、日本からは非常に遠いため、フライト時間が長く航空券が高くなりがちです。公用語はスペイン語です。

自然豊かなチリにはなんと32もの国立公園があり、パタゴニアの大自然やモアイ像で有名なイースター島もあります。

またチリは赤ワインの一大生産地としても知られており、ワイン関係の仕事に興味がある人にもおすすめです。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:領事館で申請

募集時期:通年

定員:200人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 帰国用の航空券がある、もしくは購入資金がある
  • 医療保険および傷害保険に加入できる
  • 十分な資金として月額700USD(約77,000円)を所持している
  • 健康で犯罪歴がない

ワーキングホリデーで行けるアジアの国・3カ国・地域

韓国

韓国

日本から非常に近く、ポップカルチャーで愛される韓国。最近はLCC(格安航空会社)で行くこともできるため、気軽にワーキングホリデーができる国として人気です。

日本語を話せる人や日本に興味がある人も多いので、観光系や飲食関係の仕事にも就きやすそう。通訳や日本企業の事務スタッフのほか、モデルやマッサージ師など美容大国ならではの仕事もあります。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:申請書を作成し、大使館もしくは領事館で申請

募集時期:通年

定員:10,000人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 入国後3カ月の生活費として300,000円の資金がある
  • パスポートの有効期限が3カ月以上ある
  • 往復航空券のコピーを提出できる

その他:

  • 最終学歴証明書が必要
  • 日本語教師など、資格が必要な仕事は禁止

香港

香港

1997年までイギリスだったという歴史を持つ香港では、中国語と英語の2言語が公用語です。そのためワーキングホリデーでは、英語と中国語(広東語)を両方学べるというメリットがあります。

英語がメインで使われている職場もあるので、「英語を学びたいけれどオーストラリアやヨーロッパは遠いし……」と悩んでいる人にもおすすめです。

香港には日系企業がいくつかあるので、それらのオフィスで事務の仕事をすることもできるでしょう。ほかには飲食関係や通訳、ショップの店員などの仕事があります。

滞在期間:1年間

ビザ申請方法:必要書類を中国大使館・領事館で申請

募集時期:通年

定員:1,500人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • 帰国用の航空券がある、もしくは購入資金(約100,000円)がある
  • 十分な保険に加入できる
  • 20,000香港ドル(約280,000円)の資金がある
  • 健康で犯罪歴がない

その他:

  • 同一雇用主のもとで就労できるのは最長6カ月まで
  • 就学は最長6カ月まで
  • 手続き費用2,000~4,000円がかかる

  • 香港特別行政区政府 入境事務所「ワーキングホリデービザについて」:https://www.immd.gov.hk/

※1香港ドル=約14円(2019年5月)

台湾

台湾

気候が暖かい、治安がよい、食べ物がおいしいと3拍子そろった台湾。日本人をはじめ、毎年多くの観光客が訪れます。

台湾のワーキングホリデービザで特徴的なのは、午前中に申請した場合、翌日の午前中にはビザが下りるというスピーディーな対応でしょう。

ただし注意が必要なのは、当初の有効期限が180日と定められていること。現地で延長の手続きをおこなって初めて、最高で1年間の滞在ができるようになります。

仕事はレストランや居酒屋、幼稚園の先生、日本語教師など。日本人が多い地域の病院などでは、日本語が話せる人を募集している場合もあります。

滞在期間:1年間(当初は180日なので現地で手続きが必要)

ビザ申請方法:オンラインで申請書を作成し、代表処もしくは弁事処(領事館のようなところ)で申請

募集時期:通年

定員:5,000人

応募条件:

  • 18~30歳まで(申請時)
  • 以前にワーキングホリデービザで入国したことがない
  • パスポートの有効期限が6カ月以上ある
  • 200,000円の資金がある

その他:

  • 就労の期限は定められていないが、1年間フルに就労することは禁止されている
  • 就学は最長3カ月まで

まとめ

年齢制限や滞在期間についてはほぼ同じですが、ビザの申請方法や就労・就学のルール、必要な資金などは国によって大きく異なります。

ワーキングホリデーはビザ取得までの手続きがかなり煩雑かもしれませんが、それさえクリアしてしまえば1年間の海外生活が送れる、とてもすてきな制度です。

日本を飛び出し異国で暮らしてみると、新しい文化や価値観に触れられ、また違った景色が見えてくるでしょう。

みなさんも行きたい国を見つけ、ワーキングホリデーですてきな体験をしてきてくださいね!

※この記事の情報は2019年5月現在のものです。

※1ユーロ=約124円(2019年5月)

※1ドル(USD)=約110円(2019年5月)

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この記事を書いた人

北海道出身。大学時代にドイツ語に惚れ込み、ドイツ南西部のトリーアに留学する。帰国後、食品系メーカーで広告ディレクション・役員秘書を経験。現在はフリーライターとして活動し、留学・海外旅行・ペットなどの記事を中心に執筆している。
趣味は海外旅行、ラーメン屋巡り、犬と遊ぶこと。

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