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ベトナムで働いて分かったベトナム人の仕事に対する考え方。ベトナム人は何を基準に会社を選ぶ?

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ベトナムの建物

※「CÔNG TY(コン・ティ)」はベトナム語で「会社」。この単語は漢語に由来しており、そのまま漢字に直すと中国語で会社を意味する「公司」になります。

就職活動の季節になると、人気の企業、人気の職種といった記事が雑誌やインターネットに出てきますね。日本人が色々な思いから会社を選ぶように、ベトナム人もまたベトナム社会の中で培われた感性で会社を選び応募します。

日本人が理解できるところ、理解できないところ、分からないでもないけれど極端じゃないかと感じるところなど、様々あると思います。

私はベトナムの日系企業で駐在員として働いています。ぜひ日本人の感性と比較しながら読んでみてください。

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ベトナム人が会社を選ぶ基準1. 家から近いかどうか

ベトナムの出勤の様子

ベトナム人は、会社は自分の家から近いところが良いと思っています。日本のように1時間も2時間もかけて通勤する習慣はありません。都市部の大学を卒業した直後は、その都市部で就職する人が多いです。

しかし、結婚や家族の事情で田舎へ戻り、実家の近くにある会社に就職し直すことがよくあります。たとえ実家から都市部までの距離が車で1時間ほどであってもです。

そもそも、1人1台の車を持つまでにはなっておらず、公共の交通機関が日本ほど整っていません。そのためか、毎日それだけの時間をかけて通勤するという発想そのものがないようです。

車はここ数年で増えてきてはいますが、バイク通勤がほとんどです。そのため、都市部の出退勤時には道路が上の写真のような状態になります。

ベトナム人が会社を選ぶ基準2. 食事(福利厚生)の充実度

近年、ベトナムは経済的に豊かになり、会社の福利厚生の幅も広がっているという話を聞きます。

工場勤務の労働者にとっては、福利厚生の中でも「食事」がかなり重要になります。「味、量ともに食事が良い会社で働きたい」そう考える人は多いです。

昼食時にご飯を山盛り食べて、家での食費を抑えようとする人も中にはいます。

ベトナム人が会社を選ぶ基準3. 人間関係(評判)

田舎の方では、特に近所の評判によって、そこで働くかどうかを決める人も多いです。

場合によっては、夫婦、親戚や親兄弟まで同じ会社で働いていることもあります。「夫または妻が働いているから」「親戚が働いているから」自分もそこで働きたいです、と面接に行く人もいます。

夫婦であれば1台のバイクで通勤でき、燃料費が浮くだけでなくどちらかを別の会社に送り届ける必要もありません。また、親戚が働いていれば「その会社は(色々な面で)安心できるだろう」という認識も持つようです。

逆に、同じ会社で働いている人同士、社内恋愛をし、その結果として社内結婚する人もかなりいます(社内恋愛や社内結婚はネガティブなこととは考えられていません)。

ベトナム人が会社を選ぶ基準4. 給与額

ベトナムのお金

ベトナムに限らずどこの国でも同じですが、給与額によって会社を選ぶベトナム人も多いです。

職種や仕事の内容は別にして、どこの会社で働けば給与をより多くもらえるのかという基準で会社を選んだり、職場を替えたりする人も大勢います。

もちろん、別の会社に移ったところで給与額が10倍、20倍になるわけではありません。上述した種々の項目が背景としてあり、結果的に給与も高いため、別の会社に移ろうとするのが実情のようです。

毎年、最低賃金が上昇

現在ベトナム経済は、成長著しい時期にあります。そのため、毎年の最低賃金上昇率が高い水準で推移しています

なお、筆者がベトナムに赴任した2010年前後の最低賃金上昇率は2桁でした。徐々に落ち着いてきてはいますが、日本に比べると依然として上昇率が高い水準であることには変わりありません。

ただその分、物価の上昇率も日本に比べれば高いと言えます。

最低賃金上昇率は、社会環境を考慮した上、毎年設定されています。しかし、物価上昇率を超えた最低賃金上昇率が設定されていることに対し、日本の商工会議所は見直しの要求を出しているという状況です。

賃金はアップすることが当たり前?

このような背景のもと、ベトナムの一般労働者の間では「賃金は毎年、大幅アップすることが当たり前」という発想が蔓延しています。

そして、会社の景気や生産性の向上とは関係なく、給与が上がらなければ不満を持ち、労働争議に持ち込もうとする雰囲気があります。

ベトナム人はプレッシャーから自分を鼓舞することが苦手

バイク

仕事では「プレッシャーを感じたくない」と思うベトナム人が多く、プレッシャーによって自分を鼓舞し、より高いパフォーマンスを発揮するという考え方はないようです。

ノルマはあくまでも目標

例えば、ベトナム人はノルマを課され、それを達成するために一生懸命に働くというスタイルが苦手です。もちろん、自分から目標を立て、そこに向けて頑張るのも苦手です。

目標というのはあくまでも目標であって「達成しなくても良い」と考える人が多いというのが実状なのです。

ミスは当たり前

また、仕事上でミスをしたとします。日本人の感覚では、それに対して注意を受けるのは当然でしょう。しかし、ベトナム人の中にはそれを「重圧」と感じ、「注意を受けるくらいならその仕事をしたくない」と感じる人が多いようです。

また、「ミス」をすることを当たり前と感じていて、「ミスをしないように仕事をしなければならない」というプレッシャーに対し気後れしてしまうようです。

逆説的に言うと、ミスをしても許される気楽な仕事の方が良いということのようです。あまりにも強いプレッシャーを感じると、別の会社に移る人も少なくありません。

仕事上の注意をネガティブにとらえる

このプレッシャーに弱い国民性は、ベトナム人労働者の仕事への取り組み姿勢を決定づけているような気がします。

ベトナム人の気質として、言われたことの本質を捉えようとせず、ネガティブなところだけに注目してしまう傾向があります。そのため、「ノルマを達成しなかった」「ミスをした」ことを、「自分への(身体的または金銭的な)罰則」と結びつけて考えてしまうようです。

その結果として、

  • ノルマを達成するにはどうしたら良いか
  • ミスを起こさないようにするにはどうしたら良いか

という発想にならないことが最も難しいところだと考えられます。

ベトナム人は働きがいをどこに見出すのか

ベトナム人の会社選びのウェイトは、本人の価値観や働く環境によっても異なります。

ただ、条件が合致しさえすれば「楽しく働けるから給料が多少低くてもここで働きたい」という人や、会社を「家族」のように思う人もいます。

どこで働くのかを必ずしも「給与」だけで決めているわけではないということは、現地の人と働く上で重要なポイントなのではないかと思います。

まとめ~お互いの良い部分を取り入れながら歩み寄る

日本社会では当たり前と思われているスポ根的な職場環境や、職場での完璧主義的な考え方。これらがあって、今の日本の技術力や経済力があるのかもしれません。

しかし、私はこの「日本人の働くことに対する考え方」も一種独特なのではないかと、ベトナムに来てから思うようになりました。

日系企業がベトナム人と共に働く上で、日本の考え方を教育・共有することは重要かもしれません。しかし、それを押し付けることでベトナムの良さだけでなく、本来あるべき日本の良さまで失わないようにしたいですね。

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