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ベトナムで働いて分かった、ベトナム人の人材レベルとは

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ベトナム

今から10年以上も前、外国人研修生・実習生として来日していたベトナム人は少なかったものの、その働きぶりから日本人の中には大変よい印象を残していたようです。

一方、ここ数年でベトナム人研修生や留学生の数が急激に増え、日本各地で様々なトラブルが起きているという現状もあります。

実際のベトナム人の姿はどのようなものなのか、母国ベトナムにおいてはどのような感じで働いているのか、ベトナムで勤務する私からご紹介したいと思います。

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ベトナム人労働者は基本的には真面目

ベトナム

10年以上も前からベトナム人と接してきた日本人の中には、「ベトナム人は手先が器用で勤勉」という認識が強くあったようです。しかし、冒頭で述べたように現在は研修生や留学生として来日するベトナム人が急増し、良くも悪くもイメージが変わりつつあります。

ベトナム人は、基本的には真面目で親日家だと思います。

でも、真面目の方向性が、少し日本人の感覚と異なる部分があるという表現が正しいでしょうか。真面目に働いて、真面目に休む。昼食後の昼寝は必須です。

ベトナム人が得意なことと苦手なこと

覚えられるが正しく書けない数字

ベトナムの学習要領は記憶力重視のようで、ベトナム人の記憶力は良い方だと思います。電話番号だとか、伝票の番号だとか、脈絡のない数字をよく覚えていて、こちらが驚くこともよくあります。

80年代生まれの人から聞いた話では、高校の歴史の試験で「戦争での死者数」を回答する問題が出たりするようです。

そのような背景があり、数字自体はよく覚えていますが、数字の書き間違えや入力ミスは激しいです。確認する癖がついていないのか、単純ミスが多くあります。0を余分につけすぎたり、逆に足りなかったりすることも多々あります。

もちろん、日本人でも同じようなミスをすることはあります。ただ、その頻度が高いのと、確認する癖がついていないために起きるミスが多いように思えます。

目に見えないものより経験を重視

抽象的にものを考えることが苦手です。方針や考え方を伝えても、なかなか具体的なイメージがつかめないことが多いです。

具体的なイメージがわかない場合に「まずはやってみましょう」という話になりません。それどころか、思わぬ抵抗をする場合があります。

未知の方法に対する不信

かつて私が直面した抵抗としては、次のようなことがありました。

工場で製品を運ぶのに、一つずつ手で運んでいては時間がかかります。そこで、台車を用意して「これからはこれを使って運んでください」というように話をしたところ、「それを使った方が効率が悪くなる」と言い出して聞かなかったのです。

彼らの論理では、具体的なイメージがつかめていないときに限って、自分の持つより具体的な方針(あるいは経験)の方が効率がよかったり、安全であったりという価値観を強く持ち続けてしまうのではないかと思います。言い方を変えれば、保守的であるとも言えます。

具体的で視覚的な説明が必要

そのため、できるだけ具体的な内容(作業方法やメリット・デメリット)を伝えたり、試験的な作業をやってもらったりする必要があります。

逆に言うと、目に見える具体的な作業(目の前で今まさに荷車を押しているなど)については、積極的に解決案を提案してくれたり、協力してくれたり、仲間同士連携したりすることもあります。

ベトナム人は根拠のない自信を持っている

ベトナムのバイク荷物

ベトナム人の多くは、やったことのない仕事でも「やれます」と胸を張って言い切ります。

人にもよりますが、学歴が高くても採用試験で100マス計算をやってもらうと10分以上かかり、さらに間違いが数個あったりすることもあります(ちなみに、筆者の部署で働いていた高校卒・大学卒の従業員の平均で1〜2分くらい、間違いはないか、あっても1個程度です)。

少しでもできるなら「できる」の範囲内

また、応募時に「Excelできます」「Wordできます」と自信を持って言う人は多いのですが、採用試験の一環としてパソコン操作をしてもらうと、指一本で入力することしかできなかったり、基本的な機能(罫線を引く、セルの背景色を設定するなど)の使い方を知らなかったりする人も多いです。

日本人でも全ての人が何でもできると言うわけではありませんが、できないことをどれだけ自信を持って「できます」と表現するかという点の感覚が日本人のそれと異なります。

プライドを傷つけないよう要注意

同時に、ベトナム人は自尊心を傷つけられるのをとても嫌う傾向があります。人前で注意したり、叱ったりすることはNGというのが一般的です。日本でもそのようなことを言われますが、その程度が著しいです。

また、ベトナムでは「犬」が「最低の人間」に対する表現になります。どんなに頭に血が上り、例えば「そんなことをするのは犬か猫くらいなもんだぞ!」と言いたくなったとしても我慢しなければいけません。

通訳者がいる場合でも、あまりにひどい表現のために訳してくれない可能性もあります。万が一そのまま伝えると、場合によっては労働争議につながるのです。

ベトナム人の一般的な仕事に対する考え方

社員間では個人的なこともオープン

会社が比較的地方にある場合、近隣の村から事務員や労働者が集まってきます。そもそも事務員同士が知り合いだったり、親戚だったり、場合によっては夫婦や親子だったりすることもあります。そのような環境があるためか、社員同士の距離感が近いです。

もし、知らない誰かが新しく入社してきたら、その社員の人となりをまず知ろうと務めます。例えば、「どこの出身で、結婚はしているのか。していないとしたら、恋人はいるのか。結婚していたとしたら、子供はいるのか。家族は何人か……」など。

給与額もみんなお互いに知っています。そのために、「私はあの人よりも仕事ができるのに給与が低い」と言い始め、トラブルや昇給交渉になることもあります。

業務の情報共有はしない

一方で、仕事上での情報共有は苦手で、隣に座っていても業務の情報は共有しません。それでいて、人の噂や下世話な話はあっという間に広がります。

会社に対する帰属意識はゼロ

転職することには何の抵抗感もありません。入社して1日、2日で辞める人も少なくありません。長年勤めていても、別に条件の良い会社を見つけると、何の断りもなしにその会社に移ってしまう人もよくいます。

例えば、ベトナム人にとって食事は重要で、よほどのことがない限り昼食なしで働くことはありません。そのため、昼食の内容によって勤務先を検討する人が多くいます

「◯◯会社の昼食は量が少なくまずいから、××会社に替えよう」という話も実際にあります。

ちなみに、社員食堂で出された昼食の中に虫が混入していたために、午後は全員が帰宅、場合によってはストライキに突入というニュースも時々耳にします(会社の上層部がきちんと対応しなかったため事態が悪化したなど……)。

簡単に会社を辞めるのは悪いことではない

会社側と交渉するのが煩わしい場合には、先に別の会社に転職して働き始め、前の会社は長期間の無断欠勤をして自然退職するという人もいます。

このような場合、社員同士はなぜ出勤してこないのかを知っており、非公式にリーダークラスの社員から「実は……」と事情を聞かされることもあります。この場合、リーダークラスの社員とこちら側との距離感が近いことが前提となります。

これらのことを、彼ら・彼女ら自身の中ではあまり悪いこととは思っていないようです。無事、退職の処理が終わった後に社会保険証を笑顔で取りに来る人もいます。

ベトナム人の問題解決の基本方針

いろいろなものに興味を持ちますが、「できない」「わからない」と悟った途端に興味を失います(その度合いが強いです)。

仕事が忙しくなると、業務の効率化を考えるのではなく、人を増やして対応することを真っ先に考えます。これは、これまで労働集約的な産業が主流だったためではないかと思われます。

中には、「効率をよくすること」と「人を増やすこと」が等しいと考えている人もいるので要注意です。

また、業務の効率化を「その業務自体をやらなくすること」に結びつけてしまうことがあります。本当に無駄な作業であるという分析をした上で省くのではなく、直感的に意味を理解できない作業を省くようになります。

それも、直属の上司の承認なしに実行に移してしまうことも多いので、注意が必要です。

まとめ~違いを認識した上でうまく人材を活用する

日本人の目から見るとベトナム人の人材は色々と不十分に思えますが、彼ら・彼女らの思いとしては至って真面目です。

ただ、仕事に取り組む姿勢や問題解決の方向性が私たち日本人が一般的に考えているものとは異なるために、時折職場でトラブルになっているだけと捉えるのが賢明でしょう。

不満を持つよりも、このような傾向を踏まえた上で、職場でのルール作りや社員の管理方法の検討に活かしていくことが大切だと思います。

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