ラオスで旅費を安く済ませるなら断然、寝台バス!ビエンチャンからパクセーまで寝台バスで行ってみた

VIPバス 東南アジア

ラオスの首都、ビエンチャンから地方へ行く方法は空路と陸路があります。

空路でしたら短時間で移動することは可能です。しかし、ラオスは意外と航空券が高く、ビエンチャンからパクセーまでの航空券は往復で1,500,000キープ(日本円で約19,000円)。片道で600,000キープ(日本円で約7,700円)もかかってしまいます。

安く済ませるならバスで移動することをおすすめします。お金に余裕がある場合は、値段が多少高くても飛行機を利用するのがいいでしょう。

しかし、ラオスへ旅行する方は贅沢な旅行というより、旅費を安くおさえたい方が多いのではないでしょうか。

バスでの移動は場所によっては10時間以上かかる場合があります。日本の場合、寝台バスでも座席をベッドのように完全に倒すことはできませんよね。朝起きたら体が痛かったなど、非常に辛い思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ラオスの寝台バスは、ベッドのようにフラットな座席なので横になることができます。

先日、寝台バスでパクセーという地域に行ってきましたのでその時のことをレポートします!

夜行バスの発着地。サイタイバスターミナルまでの移動方法

タラートサオバスターミナルからバスで移動する

バス

バス停

まずはタラートサオバスターミナルからサイタイバスターミナルへ移動します。移動するには29番のバス停からドンドック行きのグリーンのバスに乗って、サイタイを目指します。最終のバスの出発時間は18時30分です。

時間を過ぎてもバスがやってきません。しばらくすると来ましたが、「今日の運航は終了だ」と言われました

トゥクトゥクで移動する

トゥクトゥク

仕方がないのでトゥクトゥクで移動することにしました。料金は二人で60,000キープ(日本円で720円くらい)。一人30,000キープなので、良心的だと思います。もしそれ以上高い値段を提示されたら、交渉してくださいね。

バスターミナルでチケットを買う

バスターミナル

チケット

事前に電話で予約をしておくとよいでしょう。空席がない場合は乗ることができません。語学に自信がない場合は、事前に直接バスターミナルへ行き、予約をしてもいいでしょう。

バス会社はいくつもありますが、どこも大差ないと思います。予約をしていなくても、カウンターで「パクセー!パクセー!」と呼び込みをしている係員がいますので迷うことはありません。

料金は1席、片道で170,000キープ。日本円で約2,200円です。乗車時間は約10時間ですが、ラオスには高速道路はなく、民家の間を通っていく形になります。到着時間は多少前後しますので、到着後の予定は余裕をもって計画を立てましょう。

バスに乗る前に腹ごしらえ!

お店

バスターミナルにはカフェや売店が併設されています。ご飯屋さんもたくさんありますので、バスに乗る前にご飯を食べましょう!私たちは、お客さんがたくさん入っているお店を選びました。

カオピャック

焼き鳥

※大好きなカオピャック(米粉麺)と何の肉か分からない串焼き

干し魚

フランスパン

※売店には水牛の皮を乾燥させたものや干し肉、フランスパンも

充電器

※携帯電話の充電器を忘れても大丈夫

衣料品

※衣料品も売っています

売店

※売店にはなんでも売っていました

寝台バスへ乗り込む

寝台バス

出発時間は20時30分でした。バスの入り口でビニール袋を手渡されますので、履物を入れてくださいね。土足厳禁です。

座席は2人で1つのスペースです。女性同士なら狭いと感じることはないと思います。広く使いたい方は、1人で2つ分の席を買ってください。

もし一人旅で1人分の席しか購入していない場合は、知らない方と相席になりますのでご注意ください。性別は必ず同性になるように調整してくれます。

完全にフラットな座席なので、足を延ばして寝ることができます。私は日本でもよく寝台バスを利用していましたが、ラオスの寝台バスの方が快適だと感じました。この日は一度も起きることなく、10時間後、パクセーに到着しました。

コンセントはない

日本のバスのようにコンセントはありません。そのため、乗車中は携帯電話を充電することができません。目的地に着いて宿に直行する場合は良いですが、そのまま観光に出掛ける場合はモバイルバッテリーを用意したほうが良いでしょう。

私はモバイルバッテリーを持っておらず、そのまま観光に出掛けたので、行く先々のレストランで充電する羽目になりました。

水とスナックが配られる

水とスナック

ペットボトルの水1本と、チョコレートスナック菓子、おしぼりが配られました。バス会社により、内容は異なります。どの寝台バスに乗っても水とスナックは配られるようです。

トイレ休憩はある?

トイレはバスの中にもありますが、残念ながらおすすめできません。衝撃的な汚さなので、写真に撮ることもできませんでした。場合によっては物置になっていることもあり、そもそもトイレの個室に入ることができない車両もあるようです。

トイレ休憩は1度あります。早く済ませて早くバスに戻らないと、おいて行かれるので注意してください。日本のように人数確認はしません。実際に同乗していた男性がおいて行かれ、同行者が探しに行くという事態が発生しました。

必ずバスに乗る前にトイレを済ませておいてください。乗車してからどうしてもトイレに行きたくなってしまった場合は、覚悟を決めましょう。

気になる寝心地は?乗り物酔いする人は注意!

寝台バス

人気があるのは1階の座席です。その理由は、1階は座席数が少ないのですぐに埋まってしまうという事。もうひとつは、2階席は非常に揺れるという事です。

ラオスは高速道路がないため、民家の間を通ってバスは走ります。ビエンチャン、パクセー間は、道がとても綺麗といいますが(街灯が少ないので暗くて見えませんでしたが)、さすがに2階は揺れます。

乗り物酔いをする方は、事前に1階の席を予約したほうが良いでしょう。

パクセーのバスターミナルに到着!

パクセーのバスターミナル

乗車時間は約10時間。早朝6時30分頃、パクセーのバスターミナルに到着しました。バスの到着に合わせてか、カフェやレストランはすでに開店していました。

ビエンチャンにある旅行代理店でチャーター車を予約していたので、迎えが来るまで待ちます。

早朝から開店!欧米人バックパッカーの姿も

ラオス風のおかゆ

レストラン

ラオスの朝食と言えばおかゆ!ということで、ラオス風のおかゆを食べに行きました。ラオスのおかゆは出汁がよく効いていて美味しいです。

お米はラオスの主食のもち米を細かく刻んでありました。日本のおかゆとは少し違いますが、これもまた美味しいです。

私たち以外にも、欧米人バックパッカーが何組も朝食を食べていました。

まとめ

日本の寝台バスも悪くはないです。しかし、私は足を延ばして横になれるラオスの寝台バスが本当に快適だと感じました。

問題は、トイレに行きたくなった時だけです。それ以外は何も苦ではなかったので、またぜひ利用したいと思いました。1人で2席分使ってもいいですね。

旅費を安く抑えたい場合は、寝台バスをおすすめします。ぜひ利用してみてくださいね!

(10,000キープは日本円で約130円※2018年現在)

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ラオスの首都、ビエンチャンに住むアラサーOLです。
一度も足を踏み入れたことのない国“ラオス”に軽い気持ちで移住しました。ゆったりとしたラオスの、心地のいい時間の流れの中で生活しています。好きなラオス料理は「チンチュム」。

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