ラオス南部にある「シーパンドン」という地域をご存知ですか?シーパンドンとはラオス語で「4,000の島」という意味だそう。名前の通り、いくつかの島があるその地域一帯のことを指します。
島と言っても海に浮かぶ島ではありません。ラオスはタイ、カンボジア、ベトナムに囲まれた海に面していない内陸国です。シーパンドンは、簡単に言うとメコン川の中州です。
しかし、メコン川はとても川幅の広い川なので、実際に島に行くと海に囲まれているように見えます。
ラオスのシーパンドンは欧米人バックパッカーにとても人気の高い観光地です。シーパンドンには観光名所は数える程しかありません。観光客はアクティブに観光するというよりは、読書をしたりインターネットをしたりと、のんびり過ごすことが多いようです。
私は1泊2日しか滞在しませんでしたが、1カ月くらい、のんびり過ごしたい!と思うほど自然豊かで良いところでした。
ここでは、ビエンチャン、そしてパクセーからシーパンドンへの移動方法と、注意点をお伝えします!
ビエンチャンからシーパンドンへの移動方法
ラオスの首都、ビエンチャンからシーパンドンへ行くには、まずはパクセーまで行かなければなりません。
パクセーには空港があるので、飛行機で1時間半程度で到着します。または、寝台バスでも行くことができます。寝台バスの場合は、移動時間は10時間程度かかります。
私はビエンチャンから寝台バスでパクセーまで行き、一日観光してからシーパンドンへ行きました。
パクセーからシーパンドンまでは、ビエンチャンの旅行代理店で予約していたチャーター車で移動しました。チャーター車の料金は、パクセーとシーパンドンの往復を1泊2日の旅程で300ドルでした。片道の移動時間は、車で4時間程かかりました。
シーパンドンではどこに泊まる?
シーパンドンの中でも観光地として多くの旅行者が訪れるのが「コーン島」と「デッド島」だそうです。今回の旅行では、コーン島の宿を予約していました。
予約はbooking.com を利用しました。利点は、専用のアプリがあること。アプリで宿の情報を簡単に見ることができますし、宿の住所を現地語で表示してくれるので、道に迷った時など便利です。
- 公式HP:booking.com
予約した宿はコーン島にあります。コーン島までは車では行くことができません。ナーカサンという村までは車で行くことができ、そこからボートでメコン川を渡ります。
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コーン島まではボートでしか行けない!
時間は18時を回っていました。辺りはもう真っ暗です。私たちは車でコーン島まで行けないという事を知りませんでした。ガイドブックにも、インターネットにもその情報は載っていなかったのですから!
なんと電気もついていない真っ暗闇の中、ボートに乗ってまずはデッド島に向かうことになりました。
※フラッシュをつけてもこの暗さ!
まるで密航船のよう
とにかく真っ暗闇の何も見えないボートに乗り込みます。足場が悪いので、スマホの明かりで辺りを照らしました。すると、ボートにはすでに十数名の旅行者が乗っているではありませんか!
旅行者たちは一言も話さずに、ひっそりとそこで座っていました。
ナーカサンからデット島へ向かうボートの中で、友人と「私たちはカンボジアかどこかに売られるんじゃないか?」「でも30歳越えてるから需要ないね。掃除くらいしかできないね。」と、冗談を言いながら15分ほど密航船のようなボートに揺られました。
船頭は光のないメコン川の中、懐中電灯の明かり一つで進んでいきます。友人がいたからこの瞬間も楽しんでいられましたが、一人だったら不安で仕方なかったと思います。
再び真っ暗闇の中へ
※この乗り物に乗って宿まで移動しました。島ではこの乗り物がよく使われているようです。
無事、デット島へ到着することができました。しかし、私たちの目的地はコーン島にある宿です。宿に電話すると迎えに来てくれることに。
待つこと30分程でしょうか。原付バイクにサイドカーのように荷台を付けた乗り物がやってきました。デッド島とコーン島の間は橋がかかっているので、ボートではなくバイクなどの乗り物で移動できるようです。
迎えに来てくれたのは、宿の子どもでしょうか。兄と妹の兄弟で、妹は中学生と言っていました。
私たちは宿のある場所とは全く反対側の島の船着き場に到着したようで、再び真っ暗闇の中、時間をかけて宿まで行くことになりました。
※街灯も何もない道を、バイクの明かりだけを頼りに進んでいきます。
※朝になってから撮った風景。このような場所を通っていたようです。
コーン島に到着!
ようやく宿に到着したのが21時頃。小さな島ですが、たくさんの欧米人バックパッカーがお酒を飲んだりおしゃべりしていて賑わっていました。ようやく私たちは、夕飯を食べ、休むことができました。
まとめ
今回、私は初めてラオスの国内旅行をしました。友人と3人で行ったのですが、2人とも英語もラオス語もかなり話せるので、とても心強かったです。友人がいなければ、楽しんで旅行ができなかったと思います。
下調べは本当に、大事だと思いました。コーン島までは車で行くことができません。ナーカサンからデット島までのボートも、時間が決まっているようでした。辺りが暗くなる前に島へ渡ることを強くおすすめします!
とはいえ、旅にハプニングはつきもの。このような経験は、旅慣れた友人もしたことがないと笑っていました。一緒に行ってくれた友人には感謝しかありません。
再三申し上げますが、シーパンドンへ旅行にいく際は、日が明るいうちに行動してくださいね!
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