オーストラリア移住のメリットとは?移住歴10年目の日本人が解説

オーストラリアの海 オーストラリアの働き方

オーストラリアは近年、日本人に「観光」だけでなく、「移住」先としても大変人気がある国です。

治安の良さ、自然の豊かさ、オーストラリア人のおおらかさなどの魅力に加え、日本と違った「働く環境」も移住者が多い理由の一つではないでしょうか。

ここでは、実際に18歳からの10年間をオーストラリアで過ごした私が、オーストラリアで働いて感じたメリットを5つ紹介していきたいと思います。

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オーストラリアは自分の時間が多い

オーストラリアの川

オーストラリアでは、労働者の権利がしっかりと守られています。労働時間の規則は州によりますが、基本的に「週38時間」プラス「合理的な残業時間」です。

一定期間これを守れない雇い主は、政府のフェアワーク・オンブズマンに審査されます。おかげさまで、毎日17時帰りができる環境でした。

また、「長期休暇が取りづらい」という感覚を持っている人はオーストラリアにはいないのではないかと思います。オーストラリア人は「取れるだけ取る」精神で、夏にあたる12月から2月は特に長い休暇を取得する人が多いです。

仕事さえこなせていれば、十分な休みが取れます。「休まなきゃ仕事はできない」という理にかなった健康的な環境です。日本のように23時まで毎日仕事、なんて不健康なことはオーストラリアではありませんでした。

オーストラリアで英語力がアップする

オーストラリアの空港

ここで働くようになってから自分の英語力は格段に上がりました。初めての仕事は飲食店のウェイトレスでしたが、お客様が言うことは基本的には同じです。

例えば、「席はあるか」「これを頼みたい」「予約はできるか」など。人によって言い方は少しずつ違いますが、それを覚えることで少しずつ英語に慣れていきました。

会社での仕事を始める時にはすでに5年間オーストラリアに住んでいたので、英語力に問題はありませんでした。それどころか、求められるレベルの高さに触発され、さらに英語スキルを伸ばすことができました。

オーストラリアでは多国籍の人と交流できる

オーストラリアのビーチ

職場にはオーストラリア人をはじめ、アジア系、アフリカ系、ヨーロッパ系、南米系という国際色豊かな同僚がいました。オーストラリアは移民の国なので、多国籍が本当に普通でした。

休憩時間に彼らと談笑したり、文化の違いを学んだりすることは、仕事以上に人生のためになったと思っています。

例えばカリブ出身の同僚が、これから母国で選挙があり、35年間独裁している大統領を代えられるかもしれないと言っていました。世界で起きていることをより身近に感じることができ、とても良い社会勉強になりました。

オーストラリアは給料が高い

夜の都市

給料が良いというのもオーストラリアの魅力です。労働基準がしっかりしているため、私が住んでいたタスマニアでは当時、最低賃金が1時間15ドル(約1,280円)という高さでした(1ドル=約85円)。

また、土曜日に働くと時給1.5倍、日曜日または祝日に働くと時給2倍です。しかも、オーストラリア人は休日には働きたがらないので、やりたいといえば必ずシフトに入れてもらえました。

信じられないことに、スーパーのレジ係でさえ日曜日に働くと時給40ドル(約3,400円)です。

取られる税金も多い

もちろん、その分、税金が高いという難点もあります。払う税金はビザや収入額によるのでよく調べておくことが必要です。

例えば、学生ビザなら働ける時間に上限があり、収入が一定の額を超えなければ源泉徴収された分が申請によって戻ってきます。

オーストラリアはストレスが少ない

海

「お客様は神様だ」という日本の考えは、時に働きにくい環境を作り出します。オーストラリアの人は基本的におおらかで、ここでは日本よりゆっくりと時間が流れています

個人的な意見ですが、例えば仕事が終わらない場合、日本人は「終わらなきゃ死ぬ」感覚で夜中まで働いている気がします。オーストラリア人は「終わらなくても死ぬわけじゃないし」と割り切ります。

日本のようにストレスを抱えなくて済むので、働く環境が心に優しいと言えます。

カンガルー

まとめ~海外就職先として魅力的

オーストラリアの海と光

オーストラリア人は「今日できるだけのことをしたら、明日またやればいい」精神で働いています。

そのため、日本より労働時間やストレスが少なく、かつ給料も良いので、働くにはとても魅力的な国です。国際交流や言語の習得なども期待でき、これから海外で働きたいと思っている方には大変おすすめです。

ワーキングホリデー先としても常に人気の国、オーストラリア。海外就職に興味があるなら、ぜひ試しに一歩踏み出してみましょう。

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