飛行機が到着し、入国審査を終え、あとは荷物を受け取るだけ。と思っていたら、自分の預け入れ荷物だけがなぜか出てこない…そんな経験をしたことはありませんか?もしも経験したことがない方はラッキーと言えるかもしれません。
ロストバゲージの発生率は近年減ってきいるとはいえ、どうしても発生してしまうというのが現状です。
例え日系のエアラインを利用しても、海外の空港の荷物受け取り台(Baggage claim)には日本人職員がいないことが多いので、英語や現地の言語で、ロストバゲージの報告や交渉をしなければいけません。
この記事ではロストバゲージが起こった時に、英語でどのように報告するのか、何を確認すべきかをご紹介します。
ロストバゲージとは
英語では「Lost baggage」または「Missing baggage」と呼ばれ、持ち主の元へ届いていない預け入れ荷物のことです。直訳すると「紛失荷物」という意味ですが、「遅延している荷物(delayed baggage)」も含まれます。
ロストバゲージが起こる理由
経由地での積み替え失敗(Failure to load baggage during connection)
ロストバゲージの約50%が経由地で起こると言われています。乗り継ぎ時間が短いと、次の便への荷物の搬送が間に合わないことがあります。
また、乗り継ぎ時間が十分だとしても、特に大きな空港の場合は取り扱う荷物が多い為、荷物の積み替えが上手くいかないことがあります。
バゲージタグの不具合(Tagging error)
バゲージタグとは「各荷物の搭乗券」のようなもので、これがない荷物は飛行機に乗せることができません。
通常はチェックインカウンターでバゲージタグが発行され、各預け入れ荷物に付けられます。しかし、バゲージタグの付け損じや、発行されたタグの不具合などがあると、荷物は目的地に行けず行方不明になってしまいます。
取り間違え(Miss Pickup)
意外にあるのが、搭乗客同士による取り間違えです。似たようなスーツケースを見つけて、自分のものだと思い込んでしまい、確認しないまま持って帰ってしまうというケースなどがあります。
処理ミス(Miss handling)
仕分けの間違いや積み忘れなどが原因でロストバゲージになることもあります。
ロストバゲージを係員に知らせるタイミング
荷物受け取りベルトには優先タグ(Priority Tag)がついている荷物から順に流れてきます。
全ての荷物がベルトに到着すると「All bags arrived」というサインが荷物受取台にある電子掲示板に表示されます。
そのサインが出ているのにもかかわらず、預け入れた荷物が見当たらない場合は、ロストバゲージの可能性が高いので、以下のフレーズを参考にして係員に声をかけてください。
ロストバゲージの報告の仕方
ロストバゲージの可能性があることを伝えます。
- 「My luggage hasn’t come out yet」(私の荷物が出てきません)
- 「I’d like to report for my missing baggage」(ロストバゲージの報告をしたいのですが…)
この時、バゲージタグの控え(Baggage claim tag)を手渡すとスムーズに対応してもらえます。
ロストバゲージの確認事項
状況確認の仕方:「How can I check the status of my lost baggage?」
ロストバゲージがどういった状況なのかを確認する方法を尋ねるためのフレーズです。テキストで毎日状況を知らせてくれる場合や、ウェブサイトで自分で確認する方法などがあります。
代替のスーツケースを用意してもらえるかどうか:「Could you provide me a temporally suitcase?」
滞在中に買い物をしたり手持ちのものが増えることもあります。仮のスーツケースやバッグなどがあると便利なので、代替品を用意してもらえるかを聞きましょう。空港にはストックがあるので、荷物が見つかるまで貸してもらうことができます。
どのような補償が受けれるか:「What sort of compensation can I get?」
理由はどうあれ、ロストバゲージが起こってしまったら、エアラインが責任を取ることになります。どのような補償が受けられるかは事前に聞いておきましょう。
購入したものの請求の仕方:「Could you tell me how to claim for essential items? 」
ロストバゲージの中に生活必需品(essential items)がある場合、新たに購入しないといけませんよね。エアラインによって請求方法が違うので先に確認しておくと後になって慌てずにすみます。
請求書をとっておくこと(keep receipt)を忘れないようにしてください。
まとめ
不運にもロストバゲージになってしまった場合は、ご紹介したフレーズを使って、空港係員に報告と確認を行ってみてください。
海外では「聞かないと得られない情報」がたくさんあります。気になることや要望があれば、遠慮せず聞くことをおすすめします。そうすることで、荷物が戻ってこない間の不便さや不安感が少しでも解消されると思います!
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