見た目は日本人でも全然違う!ドイツ出身の夫と結婚して感じる文化の違い

結婚 ライフスタイル

わたしの夫はドイツ生まれ、ドイツ育ちです。両親とも日本人なので、見た目は普通の日本人ですが、一緒に生活していると未だにギャップを感じることがたびたびあります。

今回は”プチ”国際結婚をしてみて感じる、文化の違いをまとめてみました。

置きっ放し、ダメ。書類マニア

書類の整理

「こんなところに給与明細があるよ!一体どこにファイルしてるの?」

一緒に住み始めて最初に「わ〜、ドイツ人ぽい」と思ったのは書類の整理の細かさ。持ち込んできた書棚の半分は分厚いファイルで埋まっています。

「ドイツでは書類は最低10年分とっておかないといけない」とのことで、薄いクリアファイルに書類をまとめていたことにため息をつかれる始末。

以後全ての書類は、封筒のまま夫のもとへ行くことになりました。純O型なわたしにとっては良かったのかもしれません。

これは、たまたま彼が几帳面なのか?と思っていたのですが、様々なドイツ人の友人ができる中で似たような光景に出会い、さすが書類の国!と感動しました。

書類

日本では携帯電話やネット、保険など、何か契約するときに渡される分厚い利用規約などにパパッと手早くサインする光景をよく見かけますが、多くのドイツ人は書類を隅から隅まで読み込みます。

そのため、やはり契約・法律に関しての一般人の知識レベルが高めです。こういうことについて少し疎かったわたしはだいぶ夫から注意を受けました。最近は気をつけています。

DIYは当たり前

自家製作

日本で最近流行りのDIY。 Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、専門業者に頼まず、自分で修理したりものを作ったりすることですが、ドイツではこれは普段から当たり前のこと。

壁のペンキ塗り、絨毯の張り替え、水道管の掃除、なんでもやります(もちろん業者さんもいます)。結婚式も手作りの方が多いみたいです。

ちなみに、ドイツの住宅では家を出て行くときに壁を白く塗ればOKということになっているので、ママが子ども部屋の壁にペンキで絵を描いている……というのは珍しくないです。

日本の「もったいない」精神に通じるものが

夫が洗濯機をバラバラにして直していたのはびっくりましたが、そういえばドイツの多くの人は住宅や車をとても長く使うので、ものを大事にする姿勢が徹底しているように思います。

日本の「もったいない」精神に通じ、共感するものがありますね!

飾り

わたしもさりげなく影響され、手作りの飾りつけやカード作りなど小さな趣味が増えました。工具デビューも近いかもしれません。

日本語が苦手!読み書き勉強中

読み書きの勉強

ドイツで生まれ育っても、両親が日本人であれば日本語パーフェクトな方もたくさんいらっしゃいますが、私の夫は読み書きが苦手です。

会話はわりと問題なくできるのですが、ちょっと難しい言葉は雰囲気で理解するしかないので、日本の契約や制度について話す時、日本のニュースを説明する時には簡単な言葉に直して話すようにしています。

日本語でメールを書きながら「おねいさん」の漢字が出てこない……と言っている、というようなことは日常茶飯事です。

多分「日常茶飯事」とか言っても絶対分からないですね。

lineのやり取り

日本語の難しさや美しさを旦那さんを通して改めて感じることもたびたびあります。

まだ子供を育てた経験はありませんが、世の中のお母さんお父さんはお子さんと会話するときこんな気持ちなのでしょうか(全然違ったらごめんなさい)。

坂本龍馬

また、これは当然と言えば当然なのですが、坂本龍馬とか豊臣秀吉とか、名前も知らないです。

ちなみに、織田信長って誰だと思う?と聞いたら「今流行ってる芸能人」と言われて笑ってしまいました。見た目が日本人なのでなかなか違和感を感じてしまうのですが、バイリンガルも楽ではないのかもしれませんね。

避けては通れない食生活の違い

食生活

一般的な結婚生活でも食の好みが違うと大変と言いますが、食文化の違いはわたしもお付き合い前から気になっていた部分でした。

結論を先に言うと、わたしがなんでも食べるため、我が家では好みが違って困る……という事態には今のところ直面していません。

小さなことだと、たとえば夫は生卵が食べられなかったりするので、すき焼きも卵なし、目玉焼きの白身が固まっていないと残したりします(これもまた子どもみたいですね)。

そう、ドイツ人は生卵を食べる文化がないので、「たまごかけごはん」は全然理解されません。

ドイツの黒パン

パンはドイツ的ないわゆる黒パン、固めで酸味のあるものが好き。日本のふわふわのパンは「お菓子みたい」だそうです。

そしてお弁当が超ワイルド。

出会った当初は「アボカド、きゅうり、チーズ、パンを塊で持って行って、会社でサバイバルナイフでカットしてサンドイッチにしている」と言っていてビックリしました。

会社では特に珍しいことではないそうで、ビックリしていることにビックリされたりしました。

にんじん弁当

ドイツでは子どものお弁当でも、遠足で蓋をパカっと開けたら人参まるごと1コというのも珍しくないそうです。

「ミニトマトが入っていたら可愛い方」と言っている人もいました。隣の人がキャラ弁だった時のドイツ人の反応を見てみたいですね。

街中でもリンゴをかじりながら歩いている人が普通にいる国ですから、そんなお弁当事情にも妙に納得してしまいます。

家族と自分の時間が大事

家族との時間

ドイツ人と言えば家族が大好き、普段から定時に仕事を終わらせてゆっくり自宅で晩ご飯……というイメージがあるかもしれませんが、本当です。

様々なドイツ人と話をしていても、とにかく自宅、家族が大好きなのが伝わってきます。普通のおじさんが熱く家族への愛を語ったりしますから、なんだか温かい気持ちになったりします。

家の手入れにもこだわりますし、「いかに自分のくつろげる空間を作るか」というテーマを追求する民族と言っても過言ではないかもしれません。

ラインのメッセージ

夫も定時(前)に帰宅後は紅茶を飲んでリラックス。

何かを組み立てたり、あちこち点検して緩んだネジを締めて満足したり、お風呂の水垢について研究したり、自分の世界に浸って楽しんでいる様子。

家族団らん

クリスマスや誕生日などを家族とお祝いするのも大好き。哲学の国なだけあり、家族同士、夜通し語り合うなんていう一面もあります。

カップルもクリスマスはそれぞれの実家で過ごすのが当たり前。

わたしが学生のころは、クリスマスは彼氏と、お正月も友達と初詣……というスタイルだったように思いますが、こうして家族でゆっくり語り合える雰囲気があるのもいいかもしれませんね。

まとめ

カチカチすぎるほどの几帳面さと好きなものへの熱い愛情が同居している、どこか憎めないドイツ人。一緒に暮らしていると、文化の違いを日々感じます。

でも、大なり小なり、どんな人間関係の中でも違いを感じることはあるものですよね。

違いをお互いに受け入れていく中で成長したり、自分の人間性も磨かれていくのかもしれません。

出身や国籍を超えて様々な違いを楽しみながら、新しい視点や価値観を持っていくのも素敵ですね!

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