知り合いもいない初めての地で海外生活を始める時、どうやって友達を探しますか。私はフィリピンに住んでいますが、逆に教えてもらいたいぐらいです。
海外のホステルなんかに泊まると、底抜けに明るくて端から端までいろんな人に声をかけているような人が一人はいて、「うらやましいな」と思います。
私は人見知りではありませんが、自分から声をかけるタイプではありません。かといって、声をかけられやすいタイプでもありません。そのため友達作りにはいつも苦労しています。
でも、大丈夫。今はネットという便利なものがあります。
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ソーシャルサイトは怖くない!インターネットを上手に利用
“古き良き時代”の出会い方
私はインターネットがなかった時代から海外生活をしています。
その頃、人と知り合おうと思ったら、シェアハウスに滞在して人脈を広げていく、仕事をする、習い事をする、バーやディスコに行って話の合う人を探す……といった方法でしょうか。なかなか大変でした。
そんな状況だったので、大きい街よりも小さい街の方が友達を作りやすいという印象がありました。
絶対ではありませんが、小さい街の方が「気さくな人が多い」「暇な人が多い」「行ける店や場所も少なく偶然街で知り合いに会うことが多い」といったことが言えるのではないでしょうか。
都市の方が有利なネット時代
今は逆にソーシャルサイトをよく利用しているので、都市の方が友達が作りやすいという実感を持っています。大きな街の方が人が集まりやすく、SNSを利用している人も多いからです。
一方で、ネットで知り合うことに抵抗を感じる人がいるのも事実。
私は現在、マニラ近郊のマカティと呼ばれる都市に住んでいるのですが、日本人の友人は都心から1時間ほど離れたアラバンというところで暮らしています。
日本人にも現地の人にも知り合うチャンスが全くないというのでネットをすすめたのですが、知らない人にいきなり会うことに躊躇しています。
うまく使えばこんなに便利なものはない
私は、SNSは上手に使えばこれほど便利なものはないと思います。
もちろん、100%いい人たち、気が合う人たちではありません。危険もないとは言えません。
でも今の時代、ほとんどの人が普通にネットを使っています。リアルに知り合うのと何の変わりもないのではないでしょうか。
50人と連絡を取って、本当に友達になれるような人は1人かもしれません。でも、その1人が見つかればいいのです。そして今、実際に私が毎週のように会っている友達はそのたった1人の人です。
海外での友達作りに使えるSNS1. Couchsurfing(カウチサーフィン)
元々、貧乏旅行者が旅先で宿泊代を浮かすために善意で泊めてくれる人を探すことを目的に作られたサイトです。
そのため、「カウチ(ソファー)で寝る」という意味を込めてカウチサーフィンと名付けられているわけです。
交流アクティビティへの参加も可能
それが今では、パーティ、旅行、ボランティアなど様々な活動に参加できるようになりました。もちろん日本でも盛んに活動が行われています。
サイト上では国ごと、都市ごとに検索できるようになっていて、宿泊先を探す、イベントを開催するまたは参加する、その国についての質問を投稿するなどの項目があります。
また、「今○○にいるから近くにいる人、よかったら一緒にお茶しない?」などと遊ぶ相手を即席に探せるHangoutというシステムもあります。
イベント参加時の注意点
キャンセルが多い
カウチサーフィンでは、参加したいパーティやイベントなどに参加表明を出すだけでいいのですが、気をつけなければならないのは、簡単に申し込みできるだけあってみんな簡単にキャンセルすることです。
キャンセルの連絡は特にないので、20人のパーティのはずが4人しか来なかったということもよくあります。
ですから、私は元々の知り合いがいない限りは、最低30名の参加表明が出ているものにしか行かないことにしています。
一度、8人ぐらいのピクニックに参加した時、私とオーガナイザーしかいなくて気まずい思いをしました。
グループを探すのが大変
初回は知らない人ばかりで顔が分からないので、レストランなどでの待ち合わせではそれらしきグループに「カウチサーフィンですか?」と声をかけて探さなければなりません。
慣れているオーガナイザーだと「CS」という紙をテーブルに出していてくれたりするのですが、旅行の待ち合わせでもバス停や駅などだと分かりにくく、会えなかったこともあります。
節約旅行が苦手な人は要確認
フィリピンの場合ですが、旅行はどちらかというとバスやテントなどを使った貧乏旅行が多いです。
事前に旅程が紹介されていることが多いので、そのような旅が嫌な人はよく確認した方がいいです。また、旅程を載せないオーガナイザーもいるため、そういう場合はメールで詳しく聞いておきましょう。
都市により参加者のタイプが異なる
フィリピンの旅行イベントの場合、マニラと他の都市とで違うのは、マニラでは実際の旅行者などよりも現地に住んでいる参加者の方が多いということです。
他の都市だと旅行の情報交換の場になることが多いのですが、マニラではたとえ旅行者でも経由地点として2、3日滞在するだけという人しかいないので、あまり旅行の話にはなりません。
でも、それはそれでいいかなと思っています。定期的に同じ人と何回も会えることもあるため自然に友達になり、ちょっと深い話もできます。
Whatsappグループも便利
各都市にカウチサーファーメンバーを中心にしたWhatsappグループもあるので、こちらも情報収集や、ふと遊びに行きたいと思った時などに便利です。一度会ったことのあるメンバーで構成されているため、信用もできます。
ただ、100人以上が参加しているグループに参加すると、携帯が一日中鳴って大変です。
海外での友達作りに使えるSNS2. Meetup(ミートアップ)
どちらかというと、メンバーは地元の人メインで構成されているSNSだと思います。旅行やパーティもありますが、宗教や哲学、ビジネスなどの勉強系のグループも多く、自分の趣味に合ったグループが探せます。
私は旅行と食事のグループ以外に「日本語と英語のエクスチェンジ」「中国語」「スペイン語」のグループに入っています。
趣味が同じ人が集まるので、気が合う人も見つけやすく、そこからまた人脈も広がります。
日本人は見つけにくいかも
ただし、先にも述べたようにミートアップのグループは(その国での)外国人率が低いため、フィリピンだと自分以外は全員フィリピン人だったりします。
私は公用語のタガログ語が分からないので、みんなが気を遣って英語を話してくれるのがちょっと心苦しいです。
フィリピンの人は英語に堪能ですが、フィリピン人同士だとタガログ語を話しますし、そちらの方がやはりリラックスしている印象を受けます。私もいつか勉強したいとは思っているのですが、ついつい先延ばしにしてしまっています。
海外での友達作りに使えるSNS3. Facebook(フェイスブック)
フィリピンの人はフェイスブックが大好きです。フェイスブックをしていない人に今まで会ったことがありません。
20代で、登録している友達が4,000人を超えている人がいたので驚いて聞いてみると、全員を知っているわけではないとのこと。コンピューターゲームで知り合った人や友達の友達もみんな登録しているようです。
現在、日本ではフェイスブックはあまり人気がないと聞いたのですが本当でしょうか。ツイッターやインスタグラム、Lineの方がメジャーと聞きました。フィリピン人もインスタグラムは大好きです。
連絡にはさまざまなアプリを活用
フェイスブックでグループを作って、旅行や食事、勉強会などを開催している人も多くいます。連絡にはメッセンジャーでグループを作っているので、こちらの利用も欠かせません。
ちなみにフィリピンでの連絡媒体としては、フェイスブックのメッセンジャーに加えてViber、Whatsappが人気です。全てのアプリを入れるわけにはいかないので、私はメッセンジャーとWhatsappを使っています。
海外での友達作りに使えるSNS4. InterNations(インターネーションズ)
こちらはちょっとお金持ちグループというイメージです。参加費が高かったり、年齢層が高かったりします。
しかし、ビジネスで人脈を広げたり、たまにはおいしい物が食べたいな~と思ったりした時にはいいかもしれません。
海外で言葉が通じない相手と仲良くなるには
アクティビティなどをメインに
言葉が100%通じるわけではない相手と長時間いるためには、やはり言葉以外の何かがあった方が気が楽です。
カラオケをしながらとか、ビリヤードをしながらなどの「ながら会話」だと、ずっと向き合って話をするより楽です。
お酒を飲みながらというのもいいのですが、私の場合お酒に弱いので、だるくなってだんだん考えたり、相手の言っていることに集中したりするのが面倒くさくなっていきます。
そのため、なるべく趣味が同じでアクティビティをしながら一緒にいられる人を探します。
日本に興味がある人を探そう
一番簡単なのは日本語を勉強している人、日本に興味がある人を見つけることです。日本に行ったことがある人も日本にいい印象を持ってくれている人が多いです。
日本はフィリピンからも近いので、旅行先にも最適です。物価が高いというマイナス要因もありますが、逆に日本で安く過ごせるコツなんかをアドバイスしてあげるといいでしょう。
まとめ~気楽に、気長に、いい出会いを探そう
どのSNSのメンバーにも共通で言えることですが、連絡なしで現れなかったり、連絡があっても現れなかったりと、結構みなさんいい加減です。国によっても違うと思いますが、私の場合はフィリピンの交通事情の悪さを理由に「そんな時もあるよな」と思うようにしています。
でも、一回でも実際に会えば次からはそういうことはありません。また、いい人に出会えればそういうマイナス面も帳消しになります。
せっかく海外にいるのなら、新しい出会いやその可能性にどんどんチャレンジして楽しく過ごしたいですね。
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