日本ではまだまだ現金払いが主流ですが、どこの国でも同じというわけではありません。
出張や旅行で海外へ行った際、買い物、食事、ホテルでの支払いなど、現金とクレジットカードのどちらで行った方がスムーズに、そして安全に済ませることができるのでしょうか。
ヨーロッパへ行くことの多い筆者が、海外(特にヨーロッパ)での清算方法についてご紹介します。
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やっぱりクレジットカードが一般的
ヨーロッパではクレジットカードやキャッシュカードのデビット機能での支払いが一般的です。特にスウェーデンでは、現金での支払いがほとんどなくなりつつあるとか。
最近、筆者もフランスへ行った際にフランス人と食事をしたのですが、店主に割り勘清算をお願いしたところ、日本人の私たちは現金で支払い、フランス人はカードで支払いをしていました。
割り勘でもカード払いが可能だなんてびっくりしてしまいました。
仲間内での清算も必要なし
日本であればグループで食事をして割り勘清算するのに、現金とクレジットカードの併用で支払いはできませんよね。もしクレジットカードで支払うのであれば、代表の一人がカード清算し、残りのメンバーが代表で支払った人に現金を渡すことになります。
割り勘清算でもクレジットカードと現金の併用ができれば、仲間内で現金での清算処理もしなくて済むので、あれこれやりとりせずスマートに支払い手続きができるでしょう。
ヨーロッパではどのクレジットカードが使いやすい?
クレジットカードにもさまざまな種類があり、日本で代表的なタイプといえばVISA、MasterCard、JCBなどではないでしょうか。特にVISAとMasterCardは海外でも一般的です。
筆者はこれまでにVISAカードのみしか保有したことがありませんが、ヨーロッパ14カ国を旅行した際、それらの国では全てVISAカードでの清算が可能で、断られるケースはありませんでした。
このことから、VISAカードを持っていればヨーロッパでのカード支払いは便利であるとおすすめできます。
クレジットカード使用履歴がすぐに確認できると便利
最近のクレジットカードは使用して2日ほどすると、メール、アプリ、インターネット会員ページなどでカードの使用履歴を閲覧することができます。
特に海外で使用した場合は、購入時外貨価格でカード決済したものが日本円でいくらで請求されるのかを確認することもできます。
筆者は複数のVISAカードを保有していますが、どれも使用履歴がすぐに確認できるように設定してあります。このような設定にしておくと、滞在中に毎日どれだけお金を使用したのか分かるので、使い過ぎ防止にもなります。
日本では基本的に現金払いなので、クレジットカードで支払うとついつい金銭感覚がおかしくなってしまうのですが、目で見て金額を確認できると感覚が戻ります。
出張精算する際にも使える
また出張の際、帰国後すぐにクレジットカードの引き落とし請求書が届いていなくても会社の精算書類をまとめることができ、とても便利。精算処理はすぐに取り掛からないと面倒でなかなかやる気が起こらず、後回しになりがちですよね。
メール、アプリ、インターネットのどれでもいいので、自分にとって便利な方法で使用履歴が確認できるように設定しておくことをおすすめします。
現金支払いのみしかできない場合も
ヨーロッパではクレジットカードでの支払いが一般的であるとはいえ、現金でないと支払えないこともあります。市場やフリーマーケットで買い物をするときは、現金でしか支払いは受け付けないというところが多かったです。
また、ごくまれですが、タクシーでも現金のみというパターンもありました。私が乗ったその運転手さんは、もともと現金払いでしか設定していなかったようです。
その他にも、たまたまタクシー車両を新しくしてクレジットカードでの支払いの機械は翌週から導入という新車のタクシーに当たってしまい、現金で支払ったこともありました。
いざというときの現金の用意を
以前、このようなタクシーに空港まで乗ってしまった際に手持ちの現金では請求金額が払えず、日本円をいくらか持っていたので急いで換金所へ行ったこともありました。
現金を持ち歩くのは怖いけれど、必要に応じて海外で現金を引き出したい場合は、世界各国の通貨を現地ATMで引き出せるプリペードカードもあります。
支払いがクレジットカードなのか現金なのか、あるいは両方とも可能なのか、サービスを受ける前や購入する前にきちんと確認することが大切ですね。
海外で大金を持ち歩くのは厳禁
海外滞在中はやはり現金とクレジットカードの両方を持ち歩き、必要に応じて使い分けることがポイントです。しかし、クレジットカードで支払いができない可能性もあるという不安から大金を持ち歩くことは決してしないでください。
というのも海外ではスリ被害が多発しており、特に日本人は観光客の中でもお金を持っているというイメージが定着してしまっているので、狙われる可能性が非常に高いからです。
現金は必要最小限の額に少し余裕を
筆者の場合は毎回ヨーロッパへ行く際は1週間ほどの滞在ですが、現金約2万円をユーロに換金して行くようにしており、ほとんどの場面でなるべくクレジットカードで支払うようにしています。
また、ユーロが足りなくなった際の不測の事態に備え、いつでも換金できるように日本円で1万円を持って行っています。
先にご紹介したように、ATMで現地通貨の引き出しが可能なカードもありますが、海外のATMは日本と違って個室になっておらず、囲いも何もない状態で外に設置されているのが一般的です。
お金を引き出している間にスリに遭う可能性もあるので、海外でATMを利用することはあまりおすすめできません。
クレジットカードと現金は小分けにして持つのがおすすめ
スリ被害防止策として、クレジットカードと現金全額は同じ財布に入れるのではなく、いくつかの小銭入れやミニポーチに小分けにして持ち歩くことをおすすめします。
もしスリ被害に遭っても、いくつかに分散しておくことで被害額を最小限に抑えることができるからです。
【SmartTravel®】ウエストポーチ
このウエストポーチはポケット裏地に、海外製品でも使用されているRFIDブロッキング素材を採用しています。磁場、電波を通さない素材なので、スキミング行為をシャットアウトします。
まとめ〜現地の事情をよく調べてお金の用意を
国が違えば文化が違うように、お金や清算システムも異なります。海外へ行く際は日本とは違うということをきちんと理解した上で、クレジットカードや現地通貨の用意をしたいですね。
またクレジットカード、現金での支払いに関わらず、レシートはきちんと受け取り、正しい金額で支払い処理がされているかも都度確認するようにしましょう。
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