ボホール島のおすすめ観光スポットとは?魅力と基本情報を解説

フィリピン・ボホール島 東南アジア

フィリピンリゾートと聞いて誰もが真っ先に思い浮かべるのはセブ島でしょう。しかし、フィリピンにはまだまだ日本人に馴染みの薄い、素晴らしいリゾートがたくさんあります。

今回はそんなフィリピンリゾートの中で、今後最も人気が出るであろう「ボホール島」をご紹介します。フィリピン特有の綺麗な海から幻想的な世界遺産まで、我々を非日常的な旅へと誘ってくれることは間違いありません。

ボホール島の場所

フィリピンのマップ

ボホール島は、フィリピンの首都マニラから南へ1,000kmほどの場所にある自然豊かな島です。

日本人に人気のセブ島はボホール島の西隣に位置し、その距離も驚くほど近いため、セブ島へ仕事で行っている方や留学している方にとっては、お気軽に行くことのできるリゾートとして大変有名です。

日本人にはまだまだマイナーなボホール島ですが、欧米や韓国の方には絶大な人気を誇っており、これからはフィリピンの代表的なリゾートとして大きく発展すること間違いなしの、今後が大変楽しみな島です。

ボホール島観光のアクセス方法

2018年現在、残念ながら日本からボホール島へ直接アクセスする術はありません。どんな交通手段を使っても、必ずトランジット(乗り換え)が必要になる訳ですが、幾つかのルートがあります。

飛行機

行程を飛行機のみで繋ぐ場合、日本からだと2つのルートが考えられます。

マニラ経由

日本(成田、羽田)からマニラまで約4時間、そしてマニラからボホール島の空の玄関口であるタグビララン空港までは約1.5時間の空旅になります。参考までに2018年4月現在のマニラ-タグビラランの運賃を見てみましょう。

料金表

マニラからはフィリピンのメインキャリアであるフィリピン航空や、マレーシアのLCC、エアアジアなどが就航していますが、1番割安なのがフィリピンのLCC、セブパシフィック航空です。

上図は直前に申し込む場合の片道料金となります。日本円だと8,000円弱(2018年4月の為替レート)です。結構高いですよね。

しかし、スケジュールに余裕があれば1年先まで予約ができます。セブパシフィック航空LCCの特徴として半年以上前の予約だとかなりお得に利用することができます。2018年11月の料金を見てみましょう。

料金表

片道3,000円なんていうプランは普通にあります。

またセブパシフィック航空は唐突にキャンペーンを打ち出すことが多く、ラッキーであれば往復で2円(空港使用料は別途)なんていう航空券も発売されますので、飛行機ありきでの旅程を計画してみるのも楽しいと思います。

セブ経由

セブからタグビララン空港までの空路も、日に何往復もの設定がなされています。しかしその直線距離は100kmにも満たないので、よほど急ぎの旅程でない限り、トランジットに時間をかけてまでこのルートを選択する必要はないかと思います。

また後述しますが、セブからは海のルートもありますので、料金的にもセブを経由する場合は、空路によるボホールアクセス案は除外してよいと思います。

飛行機+高速ジェット

セブ経由に限定されますが、2018年現在セブからボホールのタグビラランまではSuperCatとOceanJetという2社の高速ジェットが定期便を運行しています。

どちらも乗船時間は2時間程度、運賃も片道500ペソ(2018年現在、日本円で約1,000円)程度なので、格安でアクセスすることができます。

私自身はボホール島へのアクセスは飛行機をお勧めしますが、フィリピンの、特に国内便では日本では予想もつかないことが日常的に起こります。それは「遅延」です。

私の場合、ボホール島ではありませんでしたが、最大で8時間の足止めをくらったことがあります。かと言って何か補填がある訳ではありません。

それに比べるとセブからの海路アクセスはフィリピンにしては珍しく、時間が正確だと聞きます。心に余裕を持った方であれば空路を、なるべく計画通りに行程を踏みたいという方はセブ経由で海路を選ぶべきだと思います。

いずれにしろ、フィリピン旅行は「ハプニングも楽しむべきもの」なのは間違いありません。

ボホール島観光でおすすめのホテル・宿泊施設

ビーチリゾート

ボホール島を休暇先にする人のほとんどが宿泊する場所、それは実はボホール島ではなく、ボホール島の左下にコバンザメのようにくっついている、パングラオ島のアロナビーチになります。

もちろん他にも宿泊施設はあるのですが、やはり南国フィリピンのリゾートに来たのですから、ビーチが目の前のホテルは大変魅力的です。

アロナビーチはボホール島の空海の玄関から、タクシーだと20分、トライシクル(バイクタクシー)だと40分程度のところにあります。

ほんの200m程度のビーチ沿に数十件のホテルがあり、夜の帳とともに各ホテル運営の食事処が砂浜に設置され、否応にもリゾート感を高揚させてくれます。

宿泊費用はピンキリです。2人で1泊1,000円から泊まれるホテルから、プライベートプール付きの超高級ホテルまで、ご予算に応じた選択肢が用意されています。

私がよく利用していたのは2人1泊5,000円程度の、アロナビーチでは中ランクに位置するホテル。朝食付きでこのお値段ですから、日本で考えると格安ですよね。

ホテルから海まではなんと徒歩10歩。滞在中はずっと、海の音を聞きながらゆったりと過ごすことができます。

※参考までに私が宿泊したホテル 

  • アゴダがおすすめ:アロナ・ビダ・ビーチリゾートホテル(Alona Vida Beach Resort Hotel)

アロナビーチの宿泊施設をお探しであれば、agoda.comがおすすめです。どの宿泊予約サイトよりもお安いプランを発見できると思います。

ボホール島のおすすめ観光スポット3つ

ボホール島はフィリピンのリゾートの中でも比較的大きな島で、観光客に様々な表情を見せてくれます。私が経験して、ここだけは行っておいた方がいいと思う、ボホール島の観光名所をいくつかご紹介します。

チョコレートヒルズ

チョコレートヒル

ボホール島を知らない人でも知っている、フィリピンが世界に誇る世界遺産「チョコレートヒルズ」です。私が行ったときは生憎の曇り空だったため、今ひとつ感動が薄かったのですが、晴れた日の夕方にはきっと幻想的な光景を楽しませてくれるはずです。

昔二人の巨人が暴れてできたと言い伝えられる、このチョコレートヒルズ。ボホール観光には絶対外すことのできない場所の1つです。

アロナビーチからは結構遠く、車でも2時間程度はかかってしまいますが、行く価値はありますので是非楽しんで来てください。

世界最小の猿「ターシャ」を見る

世界最小の猿

チョコレートヒルと並んで愛されるボホール島の名物、それが世界最小の猿として有名な「ターシャ」です。どれくらい小さいかというと、手のひらで覆い隠せてしまうくらい本当に小さいです。

10数年前まではターシャを手にとって触れることができたのですが、デリケートなターシャは人に触れると病気になってしまったり、ひどい時にはそのまま死んでしまうこともあったため、現在では遠くから眺めるのみで直接触ることは禁じられています

ターシャとの遭遇は、チョコレートヒル観光の行程に組み込まれることが普通です。

他にも地上100m以上のところを滑空するジップラインや、密林のロボック川をカヤックやスタンディングボードで探検できるツアーなどがありますので、時間とお金と相談してツアーを組み立ててみてください。

全て回ると丸1日を費やしますが、ボホール島観光の良い思い出になること間違いありません。

料金のぼったくりには気をつけてください。全て回って昼食込みで2,000ペソ(日本円で約4,500円)であれば参加しても損はないと思います。

私はチョコレートヒル、ターシャ、そしてジップラインを半日で回るコースを選び、交渉を重ねて1人1,500円程度で収まりました。ご参考までに。

「バリカサグ島」で綺麗な海を堪能する

綺麗な海

フィリピンリゾートに来ているのですから、綺麗な海は是非見たいものです。ここボホール島には、まだまだ手付かずの素敵な海が散らばっています。

その中で絶対外せないのが「バリカサグ島」です。徒歩でも1周1時間はかからない小さな島で、アロナビーチからも近く簡単に行くことができます。

「簡単」とは言いましたが、島ですので、バンカーボートと呼ばれる船をチャーターして行くことになります。

このバリカサグ島を中心に巡るアイランドホッピングツアーはアロナビーチのあらゆる場所で勧誘がなされており、手配そのものを心配することはないのですが、基本的に観光客向けの価格を提示されることが多いです。

私は船のオーナーと直接交渉して、半日のツアーを1人1,000円以内で回ることができました。その行程は、

  • 野生のイルカ見学
  • バリカサグ島シュノーケル
  • バージンアイランド上陸

の3つでした。

イルカには残念ながら出会うことができませんでしたが、1日のうち引き潮の数時間だけ上陸が可能なバージンアイランドは、その美しさに息をのむほどでした。

海

写真はまだバージンアイランドが海上に姿を現す前ですが、水深は50cmほどで普通に歩くことができます。また、歩いているうちにだんだんと潮が引いていく午前から昼の時間帯がおすすめです。

ボホール島からセブ島の名所に行ってみよう

セブ島のオスロブは世界でも稀にみるジンベイザメの餌付けに成功した小さな町で、セブ観光の定番となっています。

実はこのジンベイザメ見学、ボホール島からも行くことができるんです。バンカーボートで片道6時間を要するので、決して簡単なことではありませんが、時間に余裕のある方はオスロブに1泊する覚悟で行ってみるのもいいと思います。

想像よりもはるかに巨大なジンベイザメと一緒に泳ぐことができたら…この上ない感動をお約束します!

なぜ今後ボホール島観光の人気が出るの?

こんな素晴らしい島、ボホールですが、これまでは今ひとつパッとする話題が、特に日本人にとってはなかったのも事実です。それがなぜ今後人気が出るのか?

それはボホール島(正確にはパングラオ島)に新国際空港が建設中だからです。フィリピン政府がリゾートとして今後最も力を入れる島をボホールに指定し、日本からもJAICAが乗り出したことで、2014年から建設が開始しています。(2023年現在空港は完成しています。)

当初は2017年に開港予定だったのですが、そこはフィリピン。2018年現在は2年遅れの2019年オープンを目指して、淡々と作業が進められています。

そんな中、日本ではANAがボホール国際空港への直行便就航を発表しました。日本から簡単にアクセスできるとなれば、人気が出ない訳がありませんね。

ボホール島観光まとめ

もともと何もなかったセブ島が、国際空港の建設に伴い世界有数の大リゾートへと発展したのは有名な話です。ボホール島も、フィリピン政府の貴重な観光資源としてその成長を最も期待されるリゾートです。

しかし、ボホール島を経験したことのある人の中には手付かずの今が1番だという意見も多数あります。私自身は今と、そして今後変貌を遂げていくであろうボホールの移り変わりを身をもって感じられる期待感に高揚しています。

是非、人気の出る前に1度ボホール島を訪れておくことを強くおすすめします。

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