ヨーロッパの人たちは夏が近づくと長期のバカンスに行くイメージがありますよね。
海へ行ったり、山に登ったり、旅に出たりというイメージもありますが、実際のオーストリアの人たちはどのように休暇を過ごしているのでしょうか。
今回はオーストリア流の休暇の過ごし方をご紹介します。
オーストリアの有給休暇は5週間
オーストリアの法律で定められている労働者の有給は、勤続25年までの人なら1年に5週間、勤続26年目以降の人ならば1年に6週間です。
日本のように有給を使わないまま一年が終わる、といったような人はまずいません。
有給はお金に換えることはできませんし、それは効率的に仕事を進めるために必要なリフレッシュの期間として、使い切ることが推奨されているのです。
そんな休暇にはどこへいくの?
オーストリアの人は、有給をまとめて取って旅行に行くことが多いです。
特に夏に長期の休暇を取る人が多いのは、実はオーストリアの建物にクーラーがなく、働きに行っても暑くて仕事をする気がなくなるからかもしれません。
それでは、オーストリアの人たちはどのような旅行をするのでしょうか?
海沿いの街に行く
オーストリアには、古い都市があり、芸術や文化があり、登山やスキーができる山があり、湖畔地方があり、と、一見何でもあるように見えますが、ない物が一つだけあります。
それは海です。
オーストリアの人たちは海に強い憧れを抱いている人が多く、夏に休暇を取ると、みんなこぞって海のある国へと脱出します。
オーストリアから簡単に訪れることのできる海沿いの国は、イタリア、スロヴェニア、クロアチアなどで、これらの国へは、オーストリアから車で5,6時間も走れば行くことができます。
車がない人は、もちろん電車などの公共交通機関でも簡単に訪れることができます。
豪華客船でクルーズ
先ほど、オーストリアの人たちは海に強い憧れを抱いている人が多い、というお話をしましたが、それもあってか客船でのクルーズもとても人気が高いです。
ノルウェー、デンマーク、スウェーデンなど北欧の街に停泊しながら進むクルーズ、マヨルカ島、マルタ、ギリシアの島々など地中海の街に停泊しながら進むクルーズなど、プランは実に様々です。
国内でのんびり
日本人は、短い休暇を楽しみつくそうと、いざ休暇が取れたらたくさんのプランやイベントを短い休暇の中に詰め込むタイプの人が多いというイメージがあります。
ヨーロッパの人々は、そのようなアクティブな休暇よりは、のんびりと休養することを目的とした休暇の過ごし方を好む人が多いようです。
例えば、オーストリア国内、ザルツブルクの湖畔地方にサマーハウスを借りて、天気のいい日には泳いだリ、サイクリングしたり、バーベキューをしたり、天気の悪い日には読書をしたり、ゲームをしたり、とのんびりと過ごす休暇が人気があるようです。
とても素敵ですが、私たち日本人には、ちょっと物足りないかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたか?
会社や同僚のことを気にせず有給を堂々と取ることができる、というのが当然のオーストリア。日本人が勤勉なのは素晴らしいことですが、こういうところはちょっとオーストリアを見習った方がいいのかもしれませんね。
ヨーロッパ風な、ゆっくりのんびり、休養するための休暇、みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか?
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