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勝手が違う中国の鉄道!知っていて損は無い7つのポイント

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中国の電車

中国に行くと、全国どの都市に行っても「火车站(フオチャージャン)」があるのに気づくことでしょう。値段がかなり安い従来型の「火车(フオチャー)」を利用する人は相変わらず多いですし、近年増えてきた高速の鉄道も注目を集めています。

でも結局どういうものなのかよく分からない、と思うことはありませんか?以前は私もそうでした。

今回は、日本の列車とはちょっと勝手が違う中国の「火车」について、鉄道事情をご紹介します。

中国の「火车」って電車?汽車?

中国の電車

中国には日本で言うような「普通電車」はありません。通常の「火车」は電車ではなく、1つの機関車が他の車両全てを引っ張る形です。

日本の「電車」は電気を使って、しかも動力がいくつかの車両に分散しているものを言います。

その場合基本的に、レールのほかに電線が必要になってくるので、それだけ建設やメンテナンスに費用がかかると言えるのかもしれません。中国はかなり広いので、機関車を使うほうが楽だったということかもしれません。

では「火车」は「汽車」なのでしょうか?

そう訳すことも多いようですが、日本でいう汽車のイメージとは少し違うようです。日本の「汽車」は石炭を燃料とする蒸気機関車のイメージが強いですが、少なくとも現在の中国の場合、動力は電気かディーゼルだそうです。

ただし、高速で走る「动车(トンチャー)」「高铁(ガオティエ)」は電車の部類です。

そのようなわけで、今回この文章の中では上記のもの全体を「列車」と呼ぶことにしました。

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「动车」と「高铁」とは?

鉄道の駅

近年中国でよく聞く「动车」と「高铁」とは一体何でしょうか?

鉄道全体の体系が違い、日本と同じように分けるのは不可能なため説明しにくいのですが、簡単にご紹介したいと思います。

「动车」は、文字通りには動力が分散しているという意味です。機関車のみに動力がある普通の「火车」と区別して、このような名前をつけたようです。

日本で言う特急のようなもので、速度が速いですが従来のレールを走ります。数はそれほど多いわけではありません。

「高铁」は高速鉄道のような意味で、こちらも動力が分散した形で、「动车」の一種です。新幹線のように、従来のレールとは別のレールを走ります。

全国どこでも利用できるわけではないものの、都会を中心に、ここ最近とても増えています。

レールと共に「高铁」専用の駅もあちこちに建設されており、とても先進的な雰囲気の設計になっています。待合室で待つ間も快適に過ごせます。

「动车」と「高铁」のどちらも車内はかなりきれいで居心地がよく、日本で新幹線に乗っているのと似た感じです。

値段は高くなりますが、短時間で快適に移動できるので、日本人にとっては普通の「火车」よりもなじみやすいかもしれません。

普通の「火车」はどんな乗り心地?

座席はやや薄汚れている場合が多いですが、中国の路線バスに乗って大丈夫な人なら多分問題ないでしょう。庶民派の乗り物といった印象です。

駅員さんが掃除をしてくれるので、それほど不衛生ではありませんが、食べたナッツの殻などのゴミが下に落ちていたりします。

タバコについてですが、座席は禁煙でデッキ部分では喫煙可の場合が多いようです。ドアに近い席ではタバコの臭いが結構気になることも少なくありません。

なお、電話の通話は、座席でもどこでもOKというのが中国流です。

トイレは和式で、それほどきれいなものではありません。列車が止まっている時は使えなくなるので注意しましょう。

洗面所はただ水が出る程度のごく簡単なものです。お湯やハンドソープなどの設備は、私は見たことがありません。洗面所の水道とは別に、水道水を沸かした熱湯をもらえる専用の蛇口があり、飲用することができます。

「火车」の「硬座(インツオ)」はどんな座席?

列車の座席

普通の「火车」は、寝台ではなく座席に座る形の場合、基本的に普通席「硬座(インツオ)」しかありません。どんな座席なのでしょうか?

名前どおり硬い椅子なわけではなく、ちゃんとクッションのある軟らかい椅子です。

通路を挟んで、3人掛けの座席と2人掛けの座席があるのですが、それぞれ向かい合う形で固定されています。つまり、知らない人と向かい合わせになって何時間も過ごすことになるわけです。

ナッツ類を食べる人、携帯をいじる人、寝ている人、おしゃべりをする人、トランプなどのゲームで盛り上がる人など、さまざまです。たまたま気の合う人が見つかれば、旅もさらに楽しくなるかもしれません。

リクライニングはできず、後ろの人と背中合わせのような格好です。効率的にたくさんの人を収容できる形にしたように思われます。

駅や駅周辺の施設について

日本では駅ビルや駅周辺の店で、その土地ならではのお弁当やスイーツその他お土産などを買うことができ、旅の楽しみの1つとも言えると思います。

ですが、中国の駅は列車に乗るという純粋な目的以外はあまり期待しないほうが良いです。売店は必ずありますし、食事をできる場所もある場合が多いですが、ショッピングを楽しむ場はほとんど無いです。

売店にお土産は売っていても、種類は豊富ではありませんし、どうしても買い忘れた物は仕方なくここで買うといった感じです。

特に新しい駅の場合、郊外にポツンと駅だけ建てているような場合もあります。不思議なことに周辺に店が増えるわけでもなく、かなり閑散としている場合もあります。

そういうわけで、特に早朝や真夜中に発着する列車を利用する時は、注意したほうがよいと思います。

というのもある時、私が早朝に目的地の駅に着くので駅周辺で朝ごはんを食べようと思っていたところ、実際着いてみると全く店が無いということがあったからです。

土地勘は無い上暗くて寒いので、どこに行ったらいいの?と困り果ててしまいました。

ちなみに中国では列車から降りた後そのまままっすぐ出口へ向かうことになり、駅の中の売店や待合室のあるスペースに入っていくことはできません。

せめて明るい駅の中で休めたらよかったのですが、それも出来ませんでした。

飛行機のチケットみたいな名前入り切符

パスポート

中国では、「火车」の切符「火车票(フオチャーピャオ)」にも乗客の名前が印刷されます

座席も指定席が基本なので、切符を見ただけで誰がどの列車のどの席に乗るかが分かります。まるで飛行機のチケット並みの管理ですね。

そんなわけで、切符を買いに行く時は乗車する人の身分証明書、私たち外国人ならパスポートが必要になります。

外国人の場合、名前はアルファベット表記になります。全部の字を打つのが大変だったのか、適当に省略されている場合もあり、その辺は飛行機チケットほど厳格ではないようです。

なぜこのような仕組みになったのでしょうか。

春節のラッシュ時に切符を高額で転売する悪質業者が後を立たなかったので、それを防ぐために自分の名前の印刷された切符しか使えないようにしたそうです。

また、管理を徹底することで、駅や列車での犯罪行為を防ぐことにも一役買っているようです。

知っていると役立つ列車番号の見方

チケット

中国の列車には、アルファベットと数字を組み合わせた番号「车次(チャーツー)」が付いていて、切符にも印字されています。

どの列車に乗るか決める時に知っていると便利ですので、見方を簡単にご説明したいと思います。

アルファベットの見方

アルファベットにはそれぞれ意味があります。知っていると役立ちそうなものをご紹介しましょう。

  • G:「高铁(ガオティエ)」。日本で言う新幹線のようなものです。最高時速350kmです。運賃は普通の「火车」より高いです。
  • C・D:「动车(トンチャー)」。日本で言う特急のようなものです。最高時速250~350kmです。運賃は普通の「火车」より高いです。
  • Z:「直达特快(ジーダー タークァイ)列车(リエチャー)」。直通特別快速列車。全て空調付きです。
  • T:「特快(タークァイ)列车」。特別快速列車。全て空調付きです。
  • K:「快速(クァイスー)列车」。快速列車。基本的には空調付きです。

アルファベット無しで数字のみ

  • 1001-5998:「普快(プークァイ)列车」。日本で言う急行のようなものです。空調付きが多いです。
  • 6001-7598:「普客(プークァー)列车」。各駅停車の普通列車。値段はかなり安いですが、空調はほぼ無いです。
  • L:「临客(リンカー)列车」。正月、夏休み、10月の国慶節などの時期に運行する臨時列車。空調が無いものも多いです。
  • Y:「旅游(リューヨウ)列车」。旅行列車。必要に応じて運行されるもので、非常に少ないです。「普快列车」レベルの車両が多いです。

ただし、最後に書いたLやYは、運行数が少ないので、あまり見る機会は無さそうです。

数字の見方

アルファベットの後ろにある数字は、どんな意味があるのでしょうか。

上りが偶数、下りが奇数になっています。上りとは北京に向かうか支線から幹線に向かう方向のもの、下りは北京から離れるか幹線から支線に向かう方向のものを言います。

往復同じ列車に乗る場合は、数字が対になります。例えば、T109北京発上海着とT110上海発北京着といった具合です。

まとめ

日本とは勝手が違う中国の列車や駅のイメージを、おおまかにつかんでいただけたでしょうか?

どんなものかが分かると、試しにちょっと乗ってみてもよいかな、という気持ちになるかもしれません。正直、私も中国に来た当初は、乗るのにためらいがありました。

でも今では鉄道の旅ならではの味もあるかなと思います。目的地だけではなくその行き帰りの道も、中国を知って楽しむ機会にできたらいいですね。

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