欧州の数ある大都市の中で、「小パリ」とまで呼ばれる美しい街、ベルギー王国ブリュッセル。
喧噪なネオン街も無ければ、街中を慌ただしく走る地下鉄もない。中世の香りが根強く残るこの街は、日本には無い人生観を教えてくれます。
最近では留学もポピュラーになり、海外就職を目指す学生も多いはず。今回は、私に起きた5つの変化点と言う目線から、ブリュッセルで働く魅力を紹介させて頂きます。
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ブリュッセルで働くと生き方が変わる
働くことの本当の意味とは?
「何のために働き、生きるのか?」少し大げさな表現になりますが、ベルギー人の働き方は、人生で何が一番大切かを教えてくれます。
昔から「なぜ?」を常に考える教育を受けてきた彼らは、何をするにも目的を持って取り組む癖があります。それは人生についても然り。
彼らにとって仕事は、「人生を最大限に楽しむ」と言う目的の為のツールです。だから残業はしないし、金曜日の職場の飲み会なんてもっての外。
仕事が終われば、サクッと切り替えてプライベートを楽しむ。要約すると、「働くために生きる」ではなく、「生きるために働く」意識がかなり強いと言うこと。
そんな彼らの考え方はよく考えてみると当然です。しかし、頑張ることを美徳としてきた我々日本人は、どうしても会社ファーストな考え方に陥りやすい。日本人には馴染みの単身赴任やサービス残業なんて、彼らには到底理解出来ないシステムです。
仕事のせいで毎日辛いなんてもったいない!働くための人生じゃない!
そんな彼らとの協働は、私たちが忘れている「働く本当の目的」を教えてくれます。
ブリュッセルで働くと努力が変わる
バイリンガルへの道
ベルギーには3つの公用語があります。北部ではオランダ語、ブリュッセルや南部ではフランス語、そしてドイツ国境付近ではドイツ語が話されています。そして公用語に加え、ほとんどの人が英語も話せる。バイリンガル以上が当たり前の国、それがベルギーです。
ここでは、ネイティブじゃないから英語は話せないと言う理論は通用しません。皆努力して英語を学んでいます。英語を話せないのはただ努力不足だと、誰もが直視したくない現実を叩き込んでくれる。それがベルギーの優しさでもあり、自分を成長させてくれる厳しさでもあります。
ブリュッセルで働くと人間関係が変わる
先輩ではなくパートナーとして
先輩への尊敬や気遣いは、日本で働くには必須だと思います。挨拶や飲み会の気配や所作で注意を受けた経験は、皆さんもあるのではないでしょうか?
先輩や上司は、共に働く仲間でもあります。欧州ではこちらの意識の方が強いと感じます。
感覚としては、子供の頃にいた年上の友達のようなイメージ。気軽にやり取りをし、達成したい何かに向かって一緒に進んでいく。必要以上に気を遣う必要はなく、同じ釜の飯を食う仲間として接する。
だからこそドライでいられるし、無駄に気を使ったりせず、思いはハッキリと伝え、スピーディに結果を出すことに集中することができる。そんな清々しいほどの「合理性と風通しの良さ」は、日本にはない大きな魅力です。
ブリュッセルで働くと週末が変わる
中世ヨーロッパを感じる週末の旅へ
プライベート面の最大の魅力は、欧州各国へのアクセスの良さです。
車で2時間も走れば、ドイツ、フランス、オランダを訪れることができます。旅行好きの方にとっては、訪問国数稼ぎに。
旅行初心者でもパリやアムステルダムと言った有名都市へ簡単にアクセスできることは、旅行好きへの大きな第一歩になるはずです。
せっかくなので私なりの旅行の楽しみ方をご紹介します。キーワードは、「まちがい探し」。欧州各国は一見どこも似たような街並みに見えて、絶妙に違うのです。
各国を訪れ、間違い探しをしているうちに、自然と世界史の教科書に吸い込まれていきます。
歴史を学び文化を知ることで、中世ヨーロッパの雰囲気を存分に感じることができるのです。
そんなエキゾチックな週末を過ごすことができるのは、欧州在住者の特権です。
ブリュッセルで働くと日常が変わる
美しい街と彼らの明るさに触れて
日常の全てが絵になる生活、それがベルギーライフの魅力です。
買い物やごみ捨てでさえも、映画のワンシーンかと思うほど美しい。そして映画のような奇跡的な出会いが、自分にも起こる気がしてワクワクする。綺麗な街並みが自分の心に与える影響は絶大です。
街並みだけでなく、街の雰囲気も同様。ベルギー人は人生を最大限楽しんで生きます。1回きりの人生で、出会う人との関係も大切にします。
バス停での待ち時間やレジでの待ち時間でさえ、話しかけてくれて談笑できる。前向きに生きる人で溢れる街に暮らすことで、自分の人生も明るいものへと変わっていきます。
まとめ~明るく楽しくワクワク生きられる街~
ブリュッセルには、自分の人生観を変えてくれる街と人で溢れています。
慣れ親しんだ日本の暮らしも快適でしたが、今までの当たり前が変わっていくのを日々実感しています。私自身仕事上での悩みを、週末に引きずらないようになりました。
もちろん海外で働くことは、楽しいことだけではありません。でも、そんな困難でさえも欧州式「人生の楽しみ方」で前向きに取り組む。
私も底なしの明るさで、彼らのように楽しい人生を送っていきます。なかなかハードルの高い海外就職ですが、この記事が皆さんの挑戦のきっかけになればと思っています。
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