アントワープに引っ越してそろそろ2カ月がたちます。来る前からネットであれこれ調べてはいたものの、「百聞は一見に如かず」とはまさにこのこと。
ネット上に情報が少なかったり古かったりで、日々身をもって想像と実際のギャップを体験しています。
アントワープはベルギーの首都ブリュッセルに続いて、2番目に大きな街です。ブリュッセルの方が日本人の数も多いため、情報が見つけやすいです。しかしアントワープは自信を持っておすすめしたい、非常に住みやすい街です!※1ユーロ=約125円 (2019年1月)
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アントワープで話される言語
地域によって公用語が異なる国
ベルギーには3つの公用語があります。国の南側と首都ブリュッセルはフランス語、北側がオランダ語、ドイツとの国境に近い小さなエリアでドイツ語が話されています。
アントワープはベルギーの北部に位置し、こちらの人たちはベルギーなまりのオランダ語(フレミッシュとも呼ばれている)を話します。オランダ人のオランダ語とは若干発音や使う単語に違いがあります。
英語が通じる心地よさ
突然言葉がわからないところで暮らすのは心配……と思う方もいらっしゃると思いますが、ベルギーは英語が非常によく通じる国です。
特に若い人の英語力はかなり高く、ヨーロッパをはじめとする他国からの移住者も多いことから、街中では問題なく英語が通じます。
私も現在、オランダ語を必死に勉強中ですが、快く英語で話してくれる人が多く、買い物や病院など今のところは英語だけで問題なく日常生活ができています。
おしゃれなアントワープの街
ファッションで有名
ベルギー・アントワープはファッションで有名な場所ということはご存知でしょうか?実は世界的に有名なデザイナーのラフ・シモンズやドリス・ヴァン・ノッテンを輩出した、アントワープ王立芸術アカデミーがある場所です。
ネオ・バロック様式の建物
街の中心エリアは中世の荘厳な教会のようなアントワープ中央駅周辺。このあたりは大理石の重厚なネオ・バロック様式の建物が続きます。
街中で広い通りに面しているカフェ・レストランは外にも座れるテーブル席があります。天気のいい日は外に座って食事をするのも、とても気持ちがいいです!
またベルギーでは手土産の定番となっているチョコレート・ショップもたくさんあり、見るだけでとても楽しいです。
アントワープの賃貸住宅事情
広々した間取り
ヨーロッパに住むっていうだけで、おしゃれな響きがしませんか?ベルギーの一般的なアパートは単身者用でも広々とした造りの1LDK40平方メートル以上で、暮らしていて優雅な気持ちになります。
家賃
アントワープでは単身もしくは2人でアパートに住む場合、家賃は600ユーロ(約75,000円)からが相場です。トラムの駅に近い・家賃が安いなど条件がいいところは人気で、募集が締め切られるのが早いです。
設備
ちなみにこちらでは暖房器具・クローゼットは備え付けの場合が多く、物件によっては一部家電も元からついているので見学時に要確認です。ちなみに私が今住んでいるアパートには冷蔵庫、オーブンレンジと小さいデスクが付いていました。
意外と安い?!アントワープでの生活費
節約できる
正直、こちらに引っ越す前は生活費は高いだろうな~と思っていました。しかし暮らし始めてみると、意外と支出を抑えて生活できることに気づきました。
無駄遣いが減る
アントワープ生活のいいところの1つは、お金を使う場所が日本と比べて少ないということです。
私は現在アントワープ中央駅からバスとトラムで30分ほどの、街からさほど遠くない所に住んでいます。家の周り徒歩圏内にスーパーや薬局などはありますが、もちろんコンビニもなければカラオケや居酒屋もなく、ゲームセンター、ドラッグストア、本屋さんもありません。
何か欲しいものがあれば街に行くか、ネット通販を利用するといった感じです。たしかに日本と比べると娯楽が少なく、買い物も少し不便と感じることはあります。でもお金を使う場所の少なさが、自然と節約につながっていると思います。
仕事は週38時間まで!ゆとりある労働環境
労働環境はとてもいい
なんといっても、労働環境の良さはベルギーの魅力の一つ。仕事が終われば、家族や友人と余暇を楽しむ、そんな生活スタイルが確立されています。
こちらでは日曜日はスーパーやお店は一部を除き、ほとんどが閉まります。レストラン・カフェは日曜日は営業して、月曜日もしくは週の中日に休業日を設けているところも多々あります。
残業は休暇か金銭で保証される
また1週間の労働時間は38時間までと決められています。私の夫の場合、月曜から木曜までは7時間45分働き、金曜は7時間で仕事を終え早く帰宅しています。
残業をすれば残業代をもらうか、残業時間分の休暇を取るかを選べます。日本のようなサービス残業はありえないそうです。
ときどき、こちらに住んでいる方との間で、日本の長時間労働が話題に上ることがあります。皆さん口をそろえて「働くのはベルギーの方がいいよ」とおっしゃるのにも納得します。
まとめ
英語が通じやすいので、現地の公用語が話せなくとも生活がスタートできるベルギー。おしゃれな雰囲気の街で、仕事に縛られずプライベートの時間も満喫して暮らせることが、アントワープ生活の大きな魅力です。
移住先の街が好きになれるかは、海外生活をする上で大切なポイントだと思います。まだ住み始めたばかりですが、私はアントワープの都会すぎず田舎すぎず、ちょうどいいところが気に入っています!
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