海外就職経験談をお届けするインタビューシリーズ、今回は日本食ブームのオーストラリアで和食の料理人として就職した日本人女性(30歳)をご紹介します。
勤務先はシドニーの日本料理店、給料は日本円にして25万円ほどです。日本でも飲食店に勤務し、就職先はすぐに見つかったそうですが、働いてみると日本との違いを感じる部分もたくさんあったとのこと。
海外でも需要の多い日本料理人、その実際の職場環境はどのようなものなのでしょうか。
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記事の目次
オーストラリアに入り現地で仕事を見つける
まずはワーキングホリデービザでシドニーに入り、アルバイトができる職場を現地で直接探すことにしました。日系の求人情報誌やネット上の求人サイトを利用し、ゆくゆくはビジネスビザ取得サポートありという条件で求人を探しました。
もともと飲食店で働き、調理師の資格もあったので料理の腕に自信はありました。オーストラリアでは日本食がブームで、技術がある人はあちらこちらから引っ張りだこなんです。
私は和食を専門としてきたので、すぐに採用されました。けれど、確かな技術がないとビジネスビザを出してもらえることはなく、労働条件もけっこうハードです。
オーストラリアで働いて分かった日本とは違う職場環境
技術があればどんどん提案・昇給できる
たとえ新人であっても、技術があればどこまででも仕事をさせてもらうことができます。そして、提案や試作も自分からどんどん出せる環境です。
私は頼まれてもいないのに試作品や案を次から次に出し、それが採用されたことも何度かあります。
給料は週払いですが、意欲と技術を評価されて1週間で前週の倍ほどの額をいただくこともありました。働きを正当に評価されるのはうれしく、やる気も出て楽しいです。
新人でも休憩中はゆっくりワイン
オーストラリアでは決まった休憩時間がなく、のんびりとワインを飲み終わるまで仕事場に戻ってこない新人の方もいます。信じられないことでした……。
新人は休憩などなく常に先輩の分まで隠れて働くというイメージだったので、なんて楽なんだと衝撃を受けました。
私もオーストラリアの習慣に合わせて、まったりと休憩時間を過ごすよう試みました。しかし、染みついた習慣とは恐ろしいもので、結局休憩時間も一人で仕込みをしたりと動いています。
オーストラリアで働くなら書面での契約が必須
海外就職では、契約に関わる重要なことには十分注意が必要です。口頭での約束の場合、気分が変わっただのと反故にされることが多々あります。書面できっちりと契約を結び、証拠を残しておくことが必須です。
私の場合、ビジネスビザを出すと約束してくれていたのに、いつまで経っても出してもらえない状況です。
しかし、相手から言い出してくれるのを待っていると、いつまで経っても行動は起こしてもらえません。海外では自分からアクションを起こすことが鉄則です。こちらから何もしなければ相手も何もしてくれないので、トラブルになります。
シドニーでのストレス解消にはおいしいビールが最適!
シドニーは気候がとても良いため、ビールがよりおいしいです!庭付きのハウスをシェアで借りているので、何人かの人たちと毎晩ワイワイお酒を飲むことでストレスを解消しています。
お酒が入るとおおらかな気分になり、自信のない英会話も弾みます。格好の英会話トレーニングにもなっていますね。
休日が取れると海で釣りをするなどのんびりしていますが、あまり休みを取った記憶はありません。
まとめ~技術と経験があれば海外でも評価される
調理師の資格を持ち、料理の腕には自信があったという今回の女性。やはり、技術は海外就職に有利ということが分かりますね。今や多くの国でブームとなっている日本食、これからも料理人の需要は増えていくことが予想されます。
海外就職には、ストレスは付きものです。しかし、意欲と経験が評価され、その手応えを昇給としてストレートに感じることができるのは、海外就職ならではの魅力といえるのではないでしょうか。
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