私がメキシコで仕事をする上で毎日感じることは、時間の流れの違いです。
日本は、決められた時間の中でがむしゃらに働いていましたが、メキシコではそういったことはめったにありません。
と言っても、さぼっているわけではなく、それがメキシコ流の働き方なのです。
メキシコで仕事をする以上、メキシコ人のいない職場というのはまずありませんので、その方達とうまくやっていくための私なりのビジネスマナーについてお話します。
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時間~メキシコ人と日本人の感覚の違い
メキシコ人と日本人で大きく違う点は、時間の感覚です。例えば、日本人にとって商談に遅刻するといことはどういうことかおわかりですよね。
メキシコ人にとっては、遅刻はさほど大きな問題ではありません。それはメキシコの交通事情や国民性が大きく影響しているのですが、商談の相手もしくは自分のビジネスパートナーがメキシコ人だった場合、自分が率先して配慮する必要があります。
日本では決められた時間の少なくとも5分前には現地に着いているのがマナーとされていますが、メキシコ人にはこの感覚はなく、決められた時間にきっちりもしくは少し遅れていくのがマナーと考えられています。
具体的方法
ビジネスパートナーがメキシコ人の場合は、自分との待ち合わせ時間を早く伝えることが必要です。
だいたいの場合は待ち合わせ時間にも遅れてきますから、私の場合は平均的に商談の10分以上前を待ち合わせ時間としてビジネスパートナーに伝えます。
メキシコ人は商談の途中でもあれこれ話が逸れたり、本題を話し終わっても延々と世間話などをすることがありますので、こちら側が時間がないときははっきりと断る意思表示をすることが大切です。日本のように曖昧なニュアンスで言うと失敗することが多いです。
メキシコ流の商談スタイルを取るのであれば、少し無駄話などができるように時間に余裕を持って次の予定を組んでおくことも大切です。
メキシコでの挨拶
挨拶
ビジネス挨拶だと、相場は握手と思われがちですが、メキシコではハグをして1回頬にキスをするのが一般です。
もちろん数回会っている相手ですと独特な挨拶をする方もいらっしゃいますので、相手に応じて変えていくのがいいと思います。
呼び方
相手の呼び方は、一般的に男性ならセニョールの後に苗字、女性ならセニョーラもしくはセニョリータの後に苗字になります。
セニョーラとセニョリータの境目は難しいのですが、通常セニョリータは未婚女性をさすので、セニョリータと呼んで訂正された時は、セニョーラに変えるのがいいと思います。これを先にセニョ―ラを使ってしまうと、憤慨する女性がまれにいらっしゃるので気を付けましょう。
服装
日本ほどスーツでを着ることが重視されていない国ですが、スーツを着ていけば失礼にあたることはまずありません。しかしメキシコは1日の内に四季があると言われるほど朝昼夜で気温差がありますので、いずれにせよ脱ぎ着のしやすい格好の方が好まれます。
メキシコの会社員の場合の服装は以下のような服装のイメージです。
男性
男性ならジャケット、襟付きのシャツ、ネクタイ、ズボンという格好が多いです。
女性
女性ですとパンツルックの方は少なく、襟付きのシャツ、タイトスカート、パンプスという格好が多いです。パンツルックが悪いというのではないのですが、メキシコ人女性は女性らしい格好を好む方が多いので、スカート着用率が高いです。
まとめ~メキシコ流を自分で感じ取って学ぶ
私が感じるに、メキシコのビジネスマナーは日本ほど細かいものではありません。
しかしメキシコ人にとっては当然のことでも、日本人には慣れなかったり、し辛いこともあるので気を付けなければなりません。メキシコ人は失敗に対して寛大ですので、積極的にメキシコ流のマナーをやってみて、もし間違いを指摘されたら、素直に謝って訂正しましょう。そうすれば自然とよい関係が築けていくと思います。
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