インドネシアのスンダ地方には特有の伝統料理があります。そう、それがスンダ料理です。
地元のスンダ人は日本人のように生の野菜を食べることでよく知られています。生の野菜が美味しいと思える感覚が日本人と似ているからでしょうか?このスンダ料理も日本人の口にあってとっても美味しいとの評判です。
今回はインドネシアのおすすめスンダ料理をご紹介します。
インドネシアのスンダ地方とは
インドネシアの首都ジャカルタから150km南に下った所に位置する地方で、その一帯が高原地帯となっています。
スンダ地方では高原野菜が豊富にとれるため地元の人は新鮮な生の野菜を食べる習慣があり、その習慣がスンダ料理にも反映されているようです。
この地方ならではの食べ物が何百種類もあると言われており、毎週末や休暇の時期にはインドネシアの各地からグルメな人々がこの地方の美味しい食べ物を求めにやってきます。
街の至る所にスンダ料理のお店があるので、この地方に来たら一度は食べてみるのをおすすめしたいと思います。
迷ってしまうほど品数豊富なスンダ料理
スンダ料理のお店に入ってまず目に飛び込んでくるのは、カウンターの上に並んだあふれるほどの食材です。
代表的なものとして鶏やアヒルのもも肉、胸肉などの肉類からエビやイカ、魚、貝などの海鮮類、そして豆腐、大豆が発酵してできたテンペイ、トウモロコシのてんぷら、ジャガイモをつぶして味付けし丸めて揚げたもの、などがあります。
また、小魚と野菜の炒め物、きのこの和え物、ジャガイモの揚げ炒めなど日本の料理に似た食材も並んでいます。全体的に味付けはケチャップマニスと呼ばれる甘い醤油で味付けされています。
スンダ料理の注文の仕方
スンダ料理の注文方式はバイキングのようなイメージです。食材の並んだカウンターの前に立っているお店の人に注文します。
自分の食べたい食材を指差して「minta ini(ミンタ イニ):これを下さい」と言うとお店の人はお皿の中にそれらの食材を入れてくれます。
それからそれらの食材を揚げるか?焼くか?どちらがいいか聞かれるので、揚げて欲しい場合はmau goreng(マウ ゴレン)、焼いて欲しい場合はmau bakar ( マウ バカール ) と言って注文し、番号を受け取って席に着きます。
これで注文は完了です。あとは席で出来立てのスンダ料理ができるのを待ちます。
スンダ料理の食べ方
スンダ地方の人は主に食事は手で食べます。なのでスンダ料理のお店でもほぼ全員と言っていいほどの人達が右手を使って食事をします。
地元気分を味わうために手でスンダ料理を食べることもできますし、もちろんスプーン、フォークで食べるのも問題ありません。
出来立てのスンダ料理と一緒に生のキャベツ、きゅうり、クレソンなどの野菜と、ご飯が別のお皿で出てきます。
テーブルに置いてあるお皿の上にまずご飯、おかず、好みの野菜を入れて、辛いのが好きな人はサンバルと言われる唐辛子のソースもあわせてお皿に加え、それらを混ぜながら食べます。
食後はテーブルに置いてある水の入った器か洗面所で手を洗います。
食後の料金の支払い方
お店によって料金の支払い方はいろいろあります。
もし注文時に番号札を渡される場合は、食後もその番号札を持ってお会計に行けばOK。お店側がこちらの支払う料金を把握しているので、そのまま会計を済ませることができます。
でも多くの店では自己報告の会計が一般になっているので、会計に行って自分の食べたものを自分で伝えるという方法になります。旅行者だとインドネシア語が分からないと困りますよね……。
なので会計時にカウンターに並んでいる食材を指差して「sudah makan ini(スダ マカン イニ):これを食べた」と言って食べたものを伝えられれば大丈夫です。
親切なスタッフは私達が食べたものを覚えていてくれている場合もあります。
まとめ
いかがでしたか?
インドネシアのスンダ料理、日本にもあったら大好評なのに……、と思うくらいに日本から来た友人たちからは美味しい!また食べたい!と人気のお料理。
インドネシアに旅行する計画がありましたら、スンダ地方に立ち寄ってスンダ料理を味わってみるのはいかがですか。
おすすめ