これから海外で新しい生活を迎えようとする方、何を持って行ったらいいのだろう?と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
住む場所にも寄りますが、ほとんどのものはフランスで買えます。でも、値段がビックリする程高かったり、日本特有の物はなかなか手に入れるのが困難だったりします。
また、初めての地では、どこに何のお店があるのかも分からないはず。ましてやフランスでは日曜定休日のお店はザラにあります。そんな時に、日本から用意してあれば、困らずすぐに生活できますよね。
ここでは、自分が南フランスに留学した際、持ってきて正解だった!と自画自賛したアイテムを、基本編から番外編までお教えします。
南フランスに持ってきて良かったアイテム(重要度★★★)
電子辞書
語学留学する人にとって、電子辞書はマストです。
留学が理由でない人も、生活するには当然フランス語が理解できないといけません。スーパーに行って日本語表記も英語表記もありませんから……。
そんな時、電子辞書があると便利です。軽いしコンパクトなので持ち運べるし、勉強のお供にはかかせません。フランスでは日本語⇆フランス語の電子辞書は手に入りません。
他国でも電子辞書はあまりないようで、語学学校にいた時は、クラスメイトに珍しそうに見られて少し優越感に浸れました。
今ではGoogle翻訳などもだいぶ改善されているようですが、まずネット環境がないと使えないので、いつでもどこでも使える電子辞書は必需品です。
関連:フランスでその携帯は使えるの?日本のスマートフォンを使うための3つのこと
電池
電池を使う電子アイテムを持ってくる場合は、必ず電池を大量に持ってきて下さい!
なぜなら、フランスでの電池の価格はバカ高いからです。スーパーで見てビックリ、6本セットで10ユーロ(約1,210円)近くします。
日本なら100円均一で買えますので、日本から持ってくることを強くおすすめします。
パスポートのコピー
日本ではコンビニで簡単にできるコピー。コンビニも街中にあって不自由しないですよね。しかし、フランスには日本の様になんでも揃っているコンビニというのはありません。コピー機を探すのは至難の業です。
家にプリンターがあれば良いですが、なかなかすぐに用意できるものでもないですよね。
しかし、書類社会のフランス。何か申請する度に、必ずパスポートのコピーを要求されます。
ですから、日本にいるときにパスポートのコピーを大量にを用意しておけば、ひとまず安心ですよ。ちなみに、コピー機はスーパーや郵便局に置いてあります。
しかし、そのレトロさにビックリです。日本のようなUSBとかSDカードを差し込んでコピーできる機械なんて、見た事がありません。しかも、お釣りも出てこないのです。
ちなみに、データから印刷したい場合は、パソコンとプリンターが置いてある印刷屋に行かなければなりませんが、これを見つけるのもまた至難の業なのです。
プラグ
これは基本中の基本ですね。当然ですが、日本とフランスのプラグは同じではありません。充電しようとした時に、「あ、プラグが違う!」なんてことにならないように、予め用意しておきましょう。
ちなみにフランスのプラグは『Cタイプ』と『SEタイプ』です。『Cタイプ』を持っていれば問題ありません。
日本の家電ショップで100円ちょっとで買えますよ。最低2個は用意しておく事をおすすめします。例えば、パソコンを充電中にドライヤーを使いたいという時に、2個あると同時に使えて便利です。
サングラス
南仏の日差しは驚く程強烈です。フランス人は大人も子供も(赤ちゃんまで!)一年中サングラスをかけています。
特に夏は紫外線が強いですし、サングラスをしてないと日差しが目に突き刺さります。現地でも買えますが、すでにお持ちの方は、必ず持って来ることをおすすめします。
化粧水
フランス人女性のフェイスケアは、日本人とまったく異なります。いたってシンプルです。そのケア方法は、拭き取り化粧水→クリーム。だけなのです。
フランスの水は硬水なので、洗顔フォームは使わず、コットンに拭き取り化粧水を含ませて、顔を拭く人がほとんどです。日本から持ってきた化粧水が切れてしまったので、薬局に化粧水を探しに行ったのですが、どこに行ってもありません。
拭き取り化粧水は至る所にあるのですが、潤すための化粧水というのがないのです。日本にもある「エヴィアン」のようなスプレータイプのものはかろうじてありますが、保湿化粧水というのがありません。
店員さんに、保湿タイプの化粧水が欲しいと言って、やっと見つけてくれたものを使用したのですが、さらっとしていてまったく保湿効果がありませんでした。
日本には詰め替えタイプのものも出ていますので、気になる方は日本から用意しておいたほうが良いでしょう。
持ってきて良かったアイテム(重要度★★☆)
スリッパ
フランスは、家庭にもよりますが、基本的に家の中では土足です。日本人は家で靴を脱ぐのは当たり前なので、土足でいるのは慣れないですよね。
気になる方は、スリッパを持参するのが良いと思います。私は、これまた100円均一で携帯用スリッパを購入し、大変重宝していました。
洗濯ネット
デリケートな衣類を洗濯する時、洗濯ネットに入れている方は、ぜひ日本からお持ちください。フランスで洗濯ネットはなかなか売っていません。
こちらも日本の100均で入手できますので、数枚持ってくることをおすすめします。
マスク
フランスでは、マスクをする習慣はありません。街中でマスクをしている人は皆無です。
日本人は、花粉や風邪が流行る時期、みんなマスクをしますよね。あの光景はフランス人にとって、とても不思議に見えるようです。
日本では、「耳が痛くならない」とか「息苦しくならない」とか、色々なタイプのマスクが売り出されていますが、フランスにはそんな優れたマスクはありません。
フランスでマスクをする人は、医療に携わってる人などがほとんどなので、マスクもいたってシンプルです。
マスクをすると言っても、街中でするのはおすすめしません。なぜなら、「あの人は重い病気を患っているんだ」と思われてしまうからです。
私はひどい花粉症ですが、家の中でマスクをして、外出する時は我慢して外しています。(あまり意味ないですが……)周りの目が気にならない方はどうぞ。
持ってきて良かったアイテム(番外編)
菜箸
フランスでもお箸は購入できます。値段もそんなに高くありません。
しかし、菜箸は売っていません。家で和食を作る時は、菜箸は欠かせませんよね。これもぜひ日本から持ってきたいものです。
フランス人の友達を招いて我が家でパーティーをした時に、菜箸を見た友達が「なにその大きなお箸!面白い!」と言って珍しがっていました。
ウケねらいのお土産にも良いかもしれません。
キティーちゃんグッズ
日本が誇る世界のアイドル、キティーちゃん。フランスでも女の子に大人気です。キティーちゃんグッズはフランスにもありますが、もちろん日本ほど品揃えが豊富なわけではありません。
私は、キティーちゃん柄のジップ付きビニール袋を日本から持ってきましたが、これが大活躍でした。子供にお菓子を入れてあげたり、借りた物をその中に入れて返したりしたら、みんな大喜びです。
ポチ袋
日本の伝統的なポチ袋、今では可愛いものがたくさん出ていますよね。お金だけではなく、ちょっとした手紙を入れたり、使い道は色々あります。
フランスにはポチ袋は存在しませんので、大変喜ばれます。日本の伝統も伝えることができて、一石二鳥ですね。
絵柄付きポケットティッシュ
フランスのポケットティッシュは、紙ナプキンみたいにガサガサ。日本の「潤いティッシュ」とか「香り付きティッシュ」なんてものはありません。
日本にいる姉から、こういうのフランスにないでしょ?ともらったのが「絵柄付きポケットティッシュ」。これが大当たりで、フランス人の子供にあげたら大喜び。
しかも香り付きだったので、とても珍しがってはしゃいでいました。
レトルトカレー
フランスにもアジア食スーパーはいくつもあります。基本的になんでも手に入りますが、カレールーは見かけても、レトルトカレーはあまり見たことがありません。
時間がない時など、さっと作って食べたいレトルトカレー。日本ではものすごい種類がありますよね。自分用にはもちろん、お土産にしてみるものいいかもしれません。
サランラップ
フランスには、品質の悪い物がたくさんありますが、中でもダントツ悪いのがコレ。切れない、すぐしわくちゃになってくっついて剥がれない、とイライラすること!私は一時帰国した時に大量に買って帰りました。
気の長い人はいいですが、気の短い人はぜひスーツケースに忍ばせてください。
まとめ
日本でありきたりと思っていた物が、フランスでは珍しかったり、意外と使える!?ということがあります。
基本的には現地にあるもので生活はできますが、自分の探し求めている物が見つからない時もしばしば。日本の便利グッヅや慣れたものがあるに越したことはないですよね。
ここでは南仏の生活に便利なアイテムを紹介しましたが、パリに行くともう少し便利かもしれません。
南仏で生活を始めようとする方は、ぜひ荷造りの参考になさってくださいね。
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