南フランスの会社で翻訳者として働くとある日の私のタイムスケジュール

事務員 フランスで働く

私は南フランスのニースにあるフランス企業で、翻訳者兼事務員として働いていました。

日本でOLとして働いていた時は残業が多く、週60時間労働(5日×12時間)が普通。しかし、フランスでは基本的に週35時間労働で、残業という概念はないようです。

日本とはまったく違う生活スタイル。ここでは、私のある日のスケジュールを例に挙げながら、同時にフランスのあれこれをご紹介していきます。

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南フランスで働く一日:起床~出勤

起床

6時10分:起床、お弁当作り

朝起きたらまずはお弁当作り。自分用と旦那用の二人分を作ります。職場の周りにパン屋やお惣菜屋などがないので、お弁当は毎日必ず持参します。

ちなみにフランス人のお弁当は、パスタなどメイン1品に、フルーツやヨーグルトといったデザート。いたってシンプルです。

6時45分:朝食

フランスの朝食は家庭によって異なりますが、シリアルが多いでしょうか。スーパーにはたくさんの種類のシリアルが売っています

我が家の朝食も、シリアルにフルーツとコーヒーなど、簡単に用意できるものです。

7時10分:身支度

職場での服装は、みんなラフです。Tシャツやジーパン、ショートパンツの人もいますが、私はラフ過ぎない程度の洋服を選びます。

7時30分:出勤

出勤

家から職場までは車で20分程なので、旦那に送ってもらいます。

電車は本数が1時間に2本と少なく、遅れたりストライキで動かなかったりすることもよくあるので、朝利用するのは避けます。

南フランスで働く一日:出社~昼食

7時50分:出社、仕事内容チェック

始業時間の5〜10分前から社員が集まってきます。日本だと30分前に出社している人も見かけますが、私の会社では皆無です。

毎朝掲示板に仕事の役割表が貼り出されるので、自分の名前を探してその日やることをチェックします。

8時:仕事開始

始業時間が早いですが、南仏の人は通勤にあまり時間をかけないのでそれほど苦にならないようです。

就業時間中はみんな一気に集中し、私語はあまりしません。おしゃべり大好きフランス人なので、話しながらのんびり仕事をするのかと想像していた私は、そのギャップに驚きました。

12時:昼食、休憩

フランスでは2時間の休憩を取る企業が多いですが、私の職場では1時間です。職場の近くに住んでいれば2時間休憩でも良いですが、そうでないと無駄に時間を持て余してしまいますよね。

ちなみにチャイムはないので、自分で時計を見て12時になったらパッと仕事を止め、昼食を持って休憩所に向かいます。そこではみんなで会話を楽しみます。

南フランスで働く一日:午後の仕事~退社

13時:仕事再開

午後は3時間と短いので気持ち的にも楽です。朝は早いですが、午前中4時間集中してやるので効率が良いですよね。

16時:勤務終了

退勤時間

16時になると、「さようなら、また明日!」と言って、みんな一斉にあっという間にいなくなります。上司は少しだけ残っていることもあるようですが、それ以外は残業なしにスパッと帰宅します。

仕事が残っていても「それは明日!」と言われます。内容によっては、16時までに終わらないと「時間内に終わるように考えて仕事しなさい!」と言われたりもします。

日本で働いていた時は、仕事が終わっても何となくすぐに帰りづらい雰囲気でしたが、フランスではそんな遠慮は要りません。むしろ、残っていてはいけない雰囲気です。

16時10分:退社

日本にいた時は、仕事が終わると頻繁に上司や同僚と飲みに行っていましたが、フランスでは上司と飲みに行くことは少ないようです。

プライベートを大切にするお国柄だからでしょうか。車で出勤する人も多いせいか、仕事後に一杯、というのはありません。

南フランスで働く一日:帰宅~夕食

17時:帰宅

行きは旦那に車で送ってもらいますが、帰りはバスで帰宅です。車で20分のところ、バス&徒歩だと1時間近くかかるので、家に着くのはいつも17時過ぎです。

17時10分:掃除

朝バタバタしていて掃除ができないので、帰宅してから家の掃除です。

17時30分:自由時間

掃除が終われば、ここからは長い自由時間。朝見られなかったメールをチェックしたり、ネットサーフィンをしたりと、自分の時間を楽しみます

20時:夕食

夕食

フランス家庭の夕食時間は遅く、平均的に20時です。

ここで、夕食を作る時間は?とお思いの方がいるかもしれませんが、お弁当を私が作る分、夕食はフランス人の旦那が作ってくれます

男女平等精神なのでしょうか、家事はすべて分担しようと協力的です。

南フランスで働く一日:夕食後~就寝

21時:食器洗い

旦那が夕食を作ってくれるので、今度は私が食器洗いをする番です。

21時15分:自由時間

22時30分:洗濯、入浴

建物にもよりますが、私の住んでいるアパートは22時30分から6時までが電気代の安い時間帯になります。

従って電気代節約のため、この時間から洗濯を始めます。洗濯機が回っている間に入浴。

23時:洗濯物干し、自由時間

23時30分:就寝

まとめ~プライベートが確保できる働き方

南フランス・ニースでの1日。仕事をしているとはいえ、日本での生活と比べ自由時間が多いことにお気付きかと思います。

残業が多く、1日の大半を会社で過ごす日本人。寝るためだけに家に帰る、という人も少なくありませんよね。

その反面、家族と一緒に過ごす時間や、自分の時間を大切にするフランス人。仕事とプライベートのメリハリをきっちり付けるフランス人のライフスタイルは、真似したいものですね。

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