クリスマスにはビーチへGo!オーストラリア流真夏のクリスマスの過ごし方

オーストラリアのクリスマス オセアニア移住

クリスマスは元々はキリスト教の風習でしたが、今は日本でも定着してきた、家族や友達との大きなイベントです。

「ホワイトクリスマス」という言葉もあるように、「クリスマスは寒い」というイメージがありますが、ここ南半球にあるオーストラリアでは、真夏のクリスマスを迎えます。

今回は、オーストラリア流真夏のクリスマスの過ごし方をご紹介します。

オーストラリアのクリスマス休暇

ここオーストラリアの学校は、1月下旬に新学期が始まり、12月上旬に学年末を迎え、6週間ほどの夏休み「クリスマス休暇」に入ります。

オーストラリアの多くの企業では、年間5週間の有給休暇がとれるので、子供たちのクリスマス休暇に合わせて有休を数週間とり、年末のんびりと過ごす親世代も数多くいます。

「恋人同士や友達とのパーティ」というクリスマスのイメージが強い日本とは違って、家族や親せきとの時間を過ごすのが欧米文化の「クリスマス」なんです。

25,26日は休み

オーストラリアの一般企業やお店はというと、12月24日のクリスマスイブまでは通常営業で、25日と26日はお休み、27日からは通常営業に戻ります。

26日はセール

26日は、「ボクシングデー」といって、デパートはもちろん、家具や電化製品など、いたるところでセールが始まる日です。

特に大手デパートでは、朝早くからお客さんが行列をつくって開店を待っているんです。オーストラリア人にとって、クリスマスは日本のお正月なようなものなんです。

オーストラリア流クリスマスの過ごし方

クリスマスパーティ

欧米はもちろん、北半球のクリスマスといえば、「雪が降る中、暖炉の前で、家族とプレゼントをあけて、チキンの丸焼きのようなごちそうを食べる」という、寒いけどキラキラしていて、心温まるホワイトクリスマスのようなイメージがありませんか?

ここ南半球に位置するオーストラリアは、残念ながら12月は真夏の気候なので、この「寒いキラキラ感」がないんです。

特に、クリスマスのある12月下旬は台風シーズンなので、クリスマスの日に大雨が降って、この上なくジメジメする年も珍しくないんです。

アウトドアを楽しむクリスマス

そんな真夏のオーストラリアのクリスマス、みんなどうやって過ごすかというと、家族や親戚と集まって、プレゼント交換やごちそうを食べるのは欧米と変わりないのですが、太陽の光を好むオーストラリア人は、アウトドアを楽しむ人がほとんどです。

ビーチに繰り出してサーフィンしたり、砂浜で寝っ転がって読書しながら太陽を浴びたり、ビーチや山の手に大きなキャンピングカーでキャンプに行ったり……とにかく、アウトドアが大好きなオーストラリア人らしいクリスマスを過ごすんです。

私はオーストラリアに来て早十数年になり、こちらで何度もクリスマスを過ごしましたが、一向にこの「真夏のクリスマス」に慣れる気配がありません。

……個人的に、寒くない雪のキラキラ感のないクリスマスは、クリスマスのありがたみが全く感じられないんです。

わたしだけではなく、北半球で生まれ育った人たちには、この「暑いクリスマス」というものになれない人が多いようです。

逆に、オーストラリア人にいわせると、ビーチやキャンプに行かないクリスマスは考えられないそうです。

オーストラリアのクリスマスのごちそうとは?

そんな真夏のクリスマスを迎えるオーストラリアでは、欧米とは少し違ったごちそうを食べるんです。

主にどんなものをクリスマスに食べるのか、少しご紹介します。

チキンの丸焼きよりも、巨大な骨付きポークハム

巨大な骨付きポークハム

欧米のクリスマスの食卓には、チキン(もしくは七面鳥)の丸焼きがテーブルの真ん中にドーンとのっているイメージがありませんか?

日本でもクリスマスシーズンには、チキンの丸焼きやドラムスティックなどがスーパーでよく売り出されます。

オーストラリアでは、チキンも食べなくはないようですが、クリスマスのメジャーな食材ではありません。

それよりも、骨付きの巨大なポークハムを薄くスライスして食べるんです。

「塩のきいたポークハムをいただきながら、よく冷えたビールを飲む」、これが真夏のオーストラリア流クリスマスフードの食べ方だそうです。

スーパーの生鮮食品売り場では、クリスマスシーズンになると、こんな巨大なポークハムが所狭しと並び始めます。

シーフード

シーフード

もうひとつ、オーストラリアのクリスマスで欠かせない食材が、クルマエビやカキなどのシーフードです。

カキは生のまま、レモンを絞って食べますが、クルマエビは頭と殻のついたままさっとゆでて、殻をむいてタルタルソースなどと一緒に食べたり、トロピカルフルーツ「マンゴー」と一緒にサラダにして食べたりします。

とにかく暑いので、冷たく、さっぱりした食べ物を食べるんです。

ポークハムもそうですが、買ってきたままテーブルに並べられる食材がほとんどなので、オーストラリアのお母さんたちは、あまり手をかけてクリスマスの料理を作らないみたいです。

イギリスの伝統「クリスマス・プディング」と「ミンスパイ」

日本でクリスマスケーキといえば、デパ地下などで売っている、カラフルでおいしそうなケーキを想像します。

こちらでのクリスマスのケーキといえば、ラム酒漬けのドライフルーツがたくさん入ったスポンジケーキ「クリスマス・プディング」を指します。

「プディング」という名前はついていますが、まったくカスタードプリントは違う、焼き菓子なんです。

タルト生地にドライフルーツがたくさんつまった「ミンスパイ」と呼ばれるものも、クリスマスならではのお菓子です。これらは、イギリスの伝統クリスマスケーキでもあるとか。

ミンスパイ

こちらが「ミンスパイ」。スーパーで6個入り$1.50~で売られています。

マズい、とは言いませんが、日本のデパ地下のクリスマスケーキのほうが、ずっときれいでおいしい、と個人的には思ってしまいます…

まとめ

真冬のクリスマスを過ごす日本人にとって、真夏のオーストラリアのクリスマスって、ちょっと想像がつきませんよね。

過ごし方も食べ物もかなり違いますが、家族や友達と、楽しく時間を過ごす、というのに変わりはありません。

もし機会があれば、ぜひオーストラリア流真夏のクリスマスを体験してみてくださいね。

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