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南スペインでまさかのコタツ? アンダルシアの冬を乗り切る暖房器具「ブラセロ」

南スペインのコタツ

寒さもいよいよ厳しさを増して来た今日この頃。南ヨーロッパの家々では太陽がサンサンと降り注ぐ暑〜い夏を乗り切る為、床がタイル張りになっている事も多いですよね。

夏はそれで良いのですが、冬は床からひんやりとやってくる冷気に「足元が凍えそう!」なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか?

そんな時につい恋しくなってしまうのが、日本の「コタツ」。あれさえあれば、寒い冬でも家の中でぬくぬくとしていられるのに……。なんてフランス滞在中には筆者もよく考えていました。

しかし電圧の違う海外に日本のコタツを持ち込むのはとっても大変。送料だってバカにならないですよね。そんな中、昨年訪れた南スペイン人の夫の実家で発見したのは、なんと日本のコタツとそっくりな暖房器具「Brasero(ブラセロ)」。

今回はこの「ブラセロ」についてご紹介します。

ブラセロの歴史

ブラセロ

日本のコタツの歴史は室町時代にまで遡り、元々は囲炉裏に建てた櫓の上に布団を被せたものが起源とされるそうです。

燃料は炭や練炭などが使われ、戦後になると赤外線を利用した電気コタツ、1957年にはそれまでの床置き式から机の裏に熱源を設置した現代の形に近いコタツへと発展していきました。

一方スペイン版コタツ「ブラセロ」の歴史は、紀元前にまで遡ってそのルーツを求めることが出来ます。ブラセロとはスペイン語で「火鉢」を意味し、古代ギリシャ・ローマ時代では宗教的な要素の強い道具として装飾なども施されていたようです。

その後暖房機器として使われるようになり、電気式が発明される20世紀以前は燃料を入れた金属製のブラセロをテーブルの下に置き、そのテーブルの上から覆いを掛けて使用していました。

その様子は絵画にも描かれており、スペイン人画家フリオ・ロメロ・デ・トレスの「 La chiquita piconera(火の番をする女)」にも登場しています。

ブラセロ

女性の足元にあるブロンズの器がブラセロです。

燃料については、元々はオリーブオイルを抽出して残った種の搾りかすなどを使用していたそうですが、後に石炭などが用いられるようになりました。

しかし、一酸化炭素中毒や火事などによる事故も多く、焼け跡からこのブラセロが発見されるということもしばしばあったとか。注意しないと大きな事故に繋がる、危険を伴った暖房器具だったようです。

現代は電気式となり、昔よりも安全に使用出来るようになりました。

ブラセロ

見た目はなんだかジンギスカン鍋のようですね。

ブラセロの使用方法

ブラセロは足元に置いて使用する為、足で蹴るなどして毛布に当たると大変危険です。必ず動かないように固定する必要があります。

メサ カミージャ

その為の専用テーブルがこの「Mesa camilla(メサ カミージャ)」です。

Mesa camillaの土台部分にはブラセロがすっぽり入る穴が空いていて、この穴にブラセロをはめ込んで使用します。

タリマ パラ ブラセロ

また手持ちのテーブルと合わせて使いたい場合は、土台部分のみの「tarima para brasero(タリマ パラ ブラセロ)」を使用する事も可能です。

今住んでいる家に取り入れる場合は、土台のみのtarima para braseroのほうが便利かもしれませんね。どちらも円形や長方形、サイズもいろいろありますので、お使いの家具やお部屋に合わせて選んでみてくださいね!

ブラセロが固定出来たら、テーブルの上から毛布を掛けて完成です。

ブラセロの実際の使用感は?

ブラセロ

机と熱電が一体となっている日本のコタツと違い、スペインのブラセロは可動式なので土台と合わせて使うとどんなテーブルにも使用することが出来、使い勝手は良いようです。

足元に熱電があるので踏まないように気を付けなければいけませんが、ソファーに座りながらこのブラセロに入ると本当に気持ち良く、使用感はまさに日本のコタツそのもの。

南スペインの夫の実家に滞在中は長旅の疲れと時差ボケもあり、ブラセロに入るといつもすぐにうとうとしてしまいました。ブラセロでぬくぬく温まりながら南スペインご自慢のオレンジを頬張ると、もうそこはほとんど日本の冬です。

欠点は、コタツ同様あまりの気持ち良さに出れなくなってしまう点でしょうか。ヨーロッパで過ごす寒~い冬に日本のコタツが恋しくなったら、是非このブラセロがお勧めです!

ブラセロの気になるお値段

ブラセロはアンダルシア地方では一般的に使用されている暖房器具の為、amazon.esなどのオンラインショップでも購入することが出来ます。気になるお値段ですが、安いものだと15ユーロ位からあり予算20ユーロ前後で購入可能です。

専用テーブルMesa camillaは大きさによって値段がまちまちですが、土台部分のみのTarima para braseroなら20ユーロ以下でも見つけることが出来ます。意外にお手頃ですね。

まとめ

いかがでしたか?

ブラセロの使い方は日本のコタツと殆ど同じですが、やはり暖房器具ですので注意が必要です。動かないように必ず固定させて使用してくださいね。

まさか日本以外でコタツが存在するとは思っていなかったので、初めてスペインでこのブラセロを見た時は本当にびっくりしました。

オンラインショッピングでも購入が可能ですので、スペインに限らず電圧が同じ国であれば利用することが出来そうですね。寒さが厳しい海外の地域にお住まいの方、日本のコタツが恋しくなったら是非スペインの「ブラセロ」も検討してみてくださいね!

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Pulimori

Pulimoriライター

投稿者プロフィール

フランスに三年住んだ後、スペイン人と結婚し現在チリ在住。
いつか世界一周してみたいと思っていたら、里帰りで毎年世界一周する事になりました。
現在は、チリでの就職を目標にスペイン語を習得中。

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