私は現在コロンビアに住み始めて8年目になりますが、これまでにスペイン、エクアドル、チリにも住んで、その都度国際引越しもしてきました。また同じ国でも、何回か引越しをしています。
日本に住んでいた時も、父親の仕事の関係で子供の頃からよく引越しをしていたので、なかなか定住出来ないジプシー生活がずっと続いています。なので人より詳しいと自負している、当地での引越し事情や家事情を少しご紹介させて頂きます。
カーテン
コロンビアや南米の他の国でアパートを探す時のポイントの一つとして、カーテンがついているかどうかを注視します。
比較的短期の滞在、或いは期限付きの滞在をを想定している場合は、家具付のアパートが便利ですが、私は既に家財道具一式を持っているので、家具なしのアパートを借りています。
家具付であれば、勿論家具だけでなく、電化製品や食器までそろっているのが普通で当然窓にはカーテンもかかっていますが、家具なしの場合だと、カーテンが付いていない場合がほとんどです。
カーテンぐらい買えばいいのでは?と思う方もいるかと思いますが、こちらではカーテンは、量販店やホームセンターなどでは買えません。
日本のように窓の規格というものはなく、アパートによって窓のサイズが違うので、引越しするたびにいちいちオーダーメードで作る必要があります。
そしてその為には、まずカーテン屋さんにいって布を選び、カーテン屋さんに窓のサイズを測りに来てもらう必要があり、それから縫製が始まってカーテンが出来上がるまでには1週間ほどかかります。
出来上がったらまた、カーテン屋さんにカーテンレールと一緒に取り付けに来てもらう必要もあります。
こちらでは、薄手のレースカーテンと厚手のカーテンと二重に設置するのが普通なので、全部の部屋に新たにカーテンをつけると、この布代が結構ばかになりません。
私は、大き目のアパートから小さめのアパートに引っ越した時は、大き目の窓で使っていたカーテンを小さめにリフォームしてうまく使いまわしていましたが、いつもそれが出来るとは限りません。
なので最近は部屋探しをする時にまず、カーテンがあるかどうかを確かめるようにしています。
ただ、趣味の悪いカーテンだと嫌なので、最近は、ひだひだのドレープカーテンではなく、白の巻き上げ式のロールスクリーンや木製のブラインドをつけている所を選んでいます。
ちなみにロールスクリーンだと、使う布の量がドレープカーテンに比べて激減し、安く上がるので、自分でオーダーメードして好きな布で作る部屋もあります。
ロケーション
こちらでは、引越し先のロケーションはとても重要です。日本であれば、駅から近いか遠いかで家賃も変って来ますが、貧富の差が大きい中南米では、所得レベルによって住む地区が変ります。
低所得層の住む地区は危ないところが多いので、少し無理をしても、中の上ぐらいの地区に住むのが無難です。
契約の際の費用
大抵どこの国でも、賃貸の場合は保証人を要求されることが多いので、知り合いがいない外国人は、会社勤めをしていて会社が保証してくれるのでないと困難になります。
ですが、外国人でも使える裏技もあります。私は、会社に保証してもらっても良いのですが、3ヶ月から半年分家賃を前払いすることで、保証人なしにしてもらっています。
貸すほうも、へたな保証人よりもこっちの方が安心みたいで、この方法を断られたことはありません。
保証人ではなく、何ヶ月分かの保証金をとる国もありますが、この保証金は明け渡す時に、壁のペンキの塗り直しや壊れたところの修繕費などが差し引かれて、戻ってきます。
私のアパート
今私が、14歳の一人息子と猫二匹と住んでいるアパートを紹介します。
一年前までは、会社まで歩いて25分くらいのアパート群に住んでいました。築8年くらいだったのですがリビングの壁に亀裂が入り始めたうえ、多分壁が歪んだせいで、台所脇のお手伝いさん用の部屋のドアが閉まらなくなってきたので、不安になって引越しを決めました。
またそこは、ロケーションは良かったのですが、大通りの少し上り坂になっているところに近かったので、特におんぼろバスがアクセルを踏んでエンジンをふかす騒音にも、悩まされていました。
今住んでいるところは、会社まで車通勤する必要はあるのですが、市内にあるゴルフクラブのすぐ隣の、大通りに近いにもかかわらず閑静なところで、車の騒音は全く聞こえません。
何よりも、ゴルフクラブの湖がすぐ近くに見えるリビングの大窓に一目惚れして、即断しました。
住んでみたら、私の寝室は裏の雑木林に面していて朝は鳥の鳴き声で目が覚めるので、更にご機嫌です。
間取りは、主寝室プラス2寝室、暖炉付きのいリビング・ダイニング、キッチン、住み込みのお手伝いさん用の小部屋、バスルーム2つ、来客用のトイレ一つで、145平米の広さです。
尚コロンビアで暖炉?と思われるかもしれませんが、私が住んでいるボゴタ市は2600mの高地にあって朝晩は5度くらいまで冷え込むこともあるので、暖炉が付いているアパートや家は、珍しくありません。
住み込みのお手伝いさん用の小部屋があるアパートもまだ多いですが、家のお手伝いさんは通いなので、この部屋は家事部屋として使っています。
また余っている寝室一つは、テレビとソファーベットとちょっとした仕事机を置いて、子供の友達が遊びに来た時のビデオゲーム室や、私のパソコン作業室として使っています。
これで家賃は、今の為替で約1000米ドルです。広いアパートですが、多分築30年くらいで古いので、ロケーションの割には少し安めです。
まとめ
海外に住む時は、狭くても良いのでホッと落ち着けるところを探すのが一番だと思います。
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