日本人であれば、ベトナムにはビザを持たずして入国することができます。しかし、それは15日以内の観光の場合においてのみです。
それ以上の長期ステイ(長期観光)される場合はビザが必要となってきます。ではどんなビザや取得方法があるのでしょうか。
今回はベトナム到着時に取れるアライバルビザの紹介です。
アライバルビザって何?
そもそもアライバルビザとはなんでしょうか。アライバルビザとは現地のイミグレーションで発行してくれるビザのことです。
長めに滞在したい場合は、これが一番簡単で手っ取り早くビザを取得できる方法です。
ベトナムでは、到着した空港で入国審査(イミグレーション)の前にアライバルビザカウンターがあります。そこに行けば、アライバルビザを発行してもらうことができます。
ビザ発行までの時間は混み具合によりますが、申請からだいたい20分程度です。
アライバルビザを取るときに必要なもの
しかし!このビザを取得するために必要なものが一つあります。事前に「招聘状」を取得しなければなりません。この招聘状はオンラインで取得することが可能なので事前にネットで準備しておきましょう。
最近は、オンラインで取得する人も増えてきているようなので、試しにやってみると余計な費用もかからないのでおすすめです。
とはいえ、初めての取得で不安な方は、代行サービスを行っているところにお願いしてみてもいいかもしれません。
また、アライバルビザは空路での入国時のみ取得可能で、陸路で入国する場合には取得はできませんのでご注意ください。
ベトナム大使館でビザの取得
東京にあるベトナム大使館や大阪と福岡にあるベトナム領事館でのビザの取得も可能です。
現地でアライバルビザを取得するときとは違い、日本語が通じるという点や書類の不備があった場合においても一旦家に帰って……ということが可能であったりするため確実にビザを取得することができます。
ですがアライバルビザとは違い、申請したその場でビザを受け取ることはできません。発行には1週間程度時間がかかります。
時間に余裕のある方はこの方法が安全で無難です。逆に急いでいる方はオンラインにて招聘状の発行→直接空路で現地入りが一般的です。
日本でビザの申請をした場合
大使館でビザを申請した際のビザの受け取り方法は、
- 直接申請したベトナム大使館や領事館へ受け取りに出向く
- 自宅への郵送での受け取り
上記のどちらかになります。郵送の場合郵送料が追加でかかります。
ビザの種類と金額
ベトナムに入国する際のアライバルビザは、2種類あります。シングルビザとマルチビザという2つのタイプです。
シングルは一度出国した場合、有効期間内であっても、もう一度そのビザを使っての入国できない、というビザです。簡単にいえば一発勝負のビザです。
マルチビザは、その期間であれば何回でもビザの再取得なしに出入国できるというビザです。何度かベトナムを行き来する予定のある方は、マルチビザを取っておくとよいと思います。
それぞれのビザの有効期間は1ヶ月、3ヶ月の2種類あります。
アライバルビザの料金
アライバルビザの場合
- シングルは(有効期間1ヶ月、3ヶ月)一律25USD
- マルチは(有効期間1ヶ月、3ヶ月)一律50USD
- 日本で取得する場合は一律16500円
となります。(2016年現在)
ビザ関連の注意点
マルチビザを持たない場合、ベトナムを一度出国するとその後30日間は再入国することはできません。当然マルチビザが切れて出国した際も同様です。
また、アライバルビザでの料金の支払いはUSDの現金のみ受け付けており、日本円やVND、クレジットカードでの支払いは受け付けていません。
ビザ発給カウンターの近くには換金所やATMなどもないので、事前にUSDを用意しておくことが必要です。うっかり忘れると入国できないこともありえます。
また、ビザなしでの入国の場合は出国時の航空券(帰りの航空券)も必要になるのできちんと用意しておきましょう。これがないと入国できないことがあります。
人によっては出発地へ送り返されます。せっかくベトナムへ行ったのに入国できずに送り返されるのだけは避けたいところです。(※ビザありの場合は帰りの航空券は必要ありません)
まとめ
ベトナムのビザに関する情報は頻繁に変化するので、事前にベトナム大使館のHPにて確認することをおすすめします。トラブルなしでベトナム旅行を楽しむためにもビザの情報はしっかり確認しておきましょう。
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