神話のモデル?中国黄山の基礎知識と周辺情報

中国の霊山 黄山 中国生活・移住

中国といえば非常に古い歴史があり、数々の神話や伝説が存在します。そして伝説には必ず何かしらのモデルが存在するといわれます。中国の多くの神話のモデルとして使われている、威厳漂う霊山が、黄山です。

今回は中国の黄山を紹介していきます。

黄山とは

黄山は中国でもっとも有名な山岳景勝地です。黄山市は、面積は約9800平方キロメートルで人口は約147万人と中国の中では人口が少ない場所です。

世界遺産にも登録された由緒ある山で、伝説的な逸話に事欠きません。非常に格式高い霊山で、「黄山を見ずして、山を見たということなかれ」と言われるほどです。

黄山の場所

安徽省の最南端で、長江沿岸にあります。日本からだと上海まで3時間飛行機で向かい、そこから電車で行くことになります。寝台列車を使うと時間はかかりますが、割と快適につきます。

観光名所としての黄山

黄山

黄山は観光名所として一般の人でも入ることができます。山の奥まで進むことはできませんが、結構な高さまで登ることができます。

外から見ると木々で生い茂っている黄山ですが、中に入ると滝が流れていたり、岩で囲まれた場所があったり、少し意外な一面を見ることができます。

小さいときに黄山を登った時は、山の中腹にある小さな滝のあたりで遊んでいまいた。そういう意味では子連れで行くのもオススメです。

黄山屯渓老街

黄山屯渓老街は黄山に入り口付近にあるセンター街です。お店が所狭しと並んでいる、歩行者天国です。

街並みも歴史を感じるものですし、骨董品が特に有名なので、中国が好きな方にはたまらない場所となっています。

虎林園

トラ

黄山市には虎林園という場所があって、サファリパークみたいな感じで虎がいます。絶滅危惧種ともいわれる虎ですが、黄山には大量に生息しています。

祖父がかつて黄山に踏み込んだところ虎と遭遇したことがありました。虎林園はともかく、他の山々では奥に絶対に踏み入れてはなりません。

お土産

お茶と豆がおすすめです。そこら中で袋詰めの茶葉や豆が売っているのですぐ見つかります。私は実家があることから、しばしば黄山を訪れるのですが、親族は決まって大量の茶と豆を進めてきました。

茶の味は烏龍茶に近いのですが、それよりは濃いです。豆はピーナッツを大きくして味を濃くした感じです。

黄山の注意点

黄山市には黄山屯渓老街をはじめとして、各地で売店があります。食べ物系は別として、お土産を買う際には注意が必要です。安いものを非常に高値で売っているので値下げ交渉をしないとかなりの痛手になります。

値下げの方法としては、「高すぎる」「値下げしないなら買わない」などと言えば値段は面白いほど下がります

母親はこの手法で100元の品物を20元まで下げていました。つまり少なくとも20元で売ってもいいものを100元で売っているというわけです。

食べ物系は安いですし、現地の人も食べるのであまり気にしなくてもいいですが、お土産を買うときは気を付けましょう。

グルメ

今でも覚えているグルメがあります。それは出店の炒飯です。日本人の味の好みに最もマッチしていると感じました。

我々は日本で中華料理を食べられますが、それは日本人好みに味が変えられています。日本の味付けに慣れていますから、本格的で高級な中華料理屋にいってもイメージと違ってそんなに満足しないことがありました。

一方で出店の炒飯は、日本人がイメージする炒飯そのものです。そもそも中国では炒飯がレストランにないことも多いです。それはレストランに来てまで食べるものではないということで、一度炒飯が無いか聞いたら笑われたほどです。

上述の事情もあり、庶民向けの食べ物として出店で3元ほどの安値で売られています。日本の庶民に好まれる味わいでした。もし高級料理の味が合わないかも、と思ったら是非出店の安いものを食べることをオススメします。

まとめ

世界遺産の一つなので見ごたえはあります。しかし上海や重慶のように栄えているわけではなく、いわゆるコンビニもほとんどありません。

なので、ある程度不便なのを我慢する必要は出てきますが、それを補うだけの満足度を得られることは保障します。

黄山は安徽省最南端に位置するので、合肥や南京にも近いです。黄山だけではなく、近くの観光名所とセットで回ると旅行を満喫できると思います。

近年経済成長により物価が高くなってきた中国ですが、黄山はまだまだ物価が安いため、旅行の費用もそこまでかかりません。中国が好きな方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 

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