ガイドブックに載ってない南フランスのニース近郊超絶景スポット3選

南フランスのニース フランス生活・移住

南仏ニースというと海のイメージが強いですが、実は大変起伏に富んだ地形をしています。

中心街から少し離れると、坂が多く、丘の斜面に家が建ち並んでいるのが見えます。近郊に行くと、これでもかと言わんばかりの高所や断崖絶壁に家があるので、地震の多い日本ではあまり見かけない光景です。

ニース近郊は素晴らしい景色の見える場所がたくさんあり、ガイドブックに掲載されているのはほんの一部です。

ここでは筆者が選んだ、知る人ぞ知る超絶景スポット3選を紹介します。絶景マニア必見ですよ!

Fort du Mont Alban(フォール・ドゥ・モン・アルバン) 

ニース市とVillefranche-sur-mer(ヴィルフランシュ・シュル・メール)市の間にMont Boron(モン・ボロン)という丘があります。

遠くからこの丘を見ると、頂上に古城のようなものが見えます。それが、1560年頃建てられたこの「モン・アルバン要塞」です。標高220メートルの位置にあり、ここからは素晴らしい景色が見られます。

Fortdu Mont Alban(フォール・ドゥ・モン・アルバン) 

まず迎えてくれるのは、眼下にVillefranche-sur-merの街並、紺碧の海に点々と浮かぶ船、半島のSt-Jean-Cap-Ferrat(サン・ジャン・カップ・フェラ)の全景を見ることができます。(写真では半島全部が入りきれませんでした)

反対側に行くと、今度はニースの街を一望することができます。

Fortdu Mont Alban(フォール・ドゥ・モン・アルバン) 

ニース市街にColline du Château(コリン・ドゥ・シャトー)という丘があり、観光客が必ず訪れる絶景スポットとなっていますが、このFort du Mont AlbanはColline du Châteauを見下ろすくらいですから、どれだけ素晴らしい景色が見れるかお分かりになるでしょう。

昼間の天気が良い日に行くのをおすすめしますが、夜景もまた息を呑む美しさです。しかし、夜はバスが19時台で終わってしまうので、サマータイムの日が長い時期は、車で行かないと夜景は見ることができません。

行き方:

ニース市内より14番のバス(Mont Boron行き)に乗り、停留所「Chemin du Fort(シュマン・ドゥ・フォール)」にて下車。徒歩約5分。

Parc de la Grande Corniche(パルク・ドゥ・ラ・グランド・コルニシュ)

712ヘクタールもある、この県指定の自然公園は、La Trinité(ラ・トリニテ)、Villefranche-sur-mer、Eze(エズ)、La Turbie(ラ・チュルビー)の5つの市をまたぐとても大きな公園です。

ここに、360度大パノラマの絶景が見えるポイントがあります。それがFort de La Revère(フォール・ドゥ・ラ・レヴェール)付近です。これもまた要塞です。

なんと、このFort de La Revèreの標高は696メートル。東京の高尾山が約600メートルなので、それより高い所にあります。

日本人に大人気の鷲ノ巣村、エズ村をご存知の方は多いのではないでしょうか。エズ村から見る景色は圧巻ですが、このグランド・コルニシュ公園は、そのエズ村を遥か眼下に見下ろします。

さて、その絶景とは。

Parc de la Grande Corniche(パルク・ドゥ・ラ・グランド・コルニシュ)

いかがでしょうか、この迫力のある大パノラマ。

左下に見える、山の上にひしめき合う村がエズです。ここからはCap d’Antibes(カップ・ダンチーブ)や、カンヌの近くの島、Îles de Lérins(イル・ドゥ・レラン)、天気の良い日はさらに遠くまで見ることができます。

海と反対側に行くと、メルカントゥールの山々を遠くに見ることができます。

Parc de la Grande Corniche(パルク・ドゥ・ラ・グランド・コルニシュ)

この公園には木でできたテーブルや椅子が所々にあるので、ピクニックをすることもできます。絶景を見ながらのピクニックなんて、最高ですよね!

行き方:バスは通っていませんので、車で行くしかありません。高速道路(A8)を使う場合、La Turbieで降り、県道RD2564を通りCol d’Èze(コル・デズ)まで行く。そこで右折してLa Route de La Revèreという通りに入り、約500m先でまた右折し、La Route de La Justiceという通りを登り詰めたところに駐車場があります。

ニースから下道で行く場合は、RD2564通りをCol d’Èze(コル・デズ)まで行ったら左折して、あとは上記と同じ。

La tête de chien

この「犬の頭」というおかしな名前の絶景スポットは、世界で二番目に小さい国、Monaco(モナコ)からその形を見ることができます。

突き出た岩が犬の頭のように見えるからこう名付けられたのでしょうが、私にはどうしても犬の頭に見えません……。

さて、この絶景スポットは、La Turbieという町にあります。チュルビーという町は知っていても、このLa tête de chienを知る人は少ないでしょう。

標高550メートルにあるこの岩に辿り着くと、まるで天空にいるような感覚になります。

Latête de chien

岩の切れ目から、モナコを一望することができます。その高さといったら、腰が引いて足がすくむ程です。囲いなど何もないので、足を踏み外したら下に転落しかねません。高所恐怖症の方は、避けた方がよいかもしれません。

まさに頭の先の部分に行くと、それは見事な景色を見ることが出来ます。左側は眼下にモナコ、遠方にイタリアが見えます。

右側はCap d’Ailを眼下に、遠くニースの方まで見えます。間違っても、足を滑らせないように気を付けてくださいね。

行き方:町の中心地から少し離れているので、自力で行くしかありません。車でLa Route de tête dechienという通りを登り、行き止まりまで行きます。徒歩でも行けないことはありませんが、約25分で登り坂になっているので、体力に自信のある方向きです。

まとめ

南仏に絶景スポットはたくさんありますが、ご紹介した場所は地元の人々が行くような、観光客などあまり来ない場所です。また高所にあるので、南仏がいかに地形にとんだ場所かを実感することができますよ。

車でないと行けない場所もありますが、絶景好きの人にはぜひおすすめしたいスポットです。

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36歳にして語学留学を決意。16年務めた会社を潔く辞め、フランス語会話力ほぼゼロで単身渡仏。
何とかなる精神で山谷乗り越え、1年で帰国のはずが、フランス人との運命の出逢いによりニースに根を下ろす。

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