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簡単すぎて心配!?中国で銀行口座を開く方法

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人民元

皆さんは銀行口座を幾つ持っていますか?今では使っていないものも含めると、かなりの数持っている方もいると思います。毎月の家賃、携帯電話、クレジットカードの引き落としなどに必須なのが銀行口座です。

日本では比較的簡単に銀行口座を作ることができます。運転免許証があれば、大体問題無いと思います。では、中国で私たち「外国人」が口座を開設したい場合はどうなのでしょうか?実際の体験を基にお伝えしていきたいと思います。

まずは中国4大銀行をご紹介

中国にある4大銀行を簡単にご紹介したいと思います。これらの銀行が中国全体資産の8割を集めている、とも言われています。すごいですね。

中国銀行

北京に本店を置き、国内支店数1万3000あまり、総資産16兆元越えの大銀行。2016年には世界第5位にランクインしている様です。知らなかったのですが、日本にも東京都、横浜市、大阪市、名古屋市、神戸市に支店があるそうです。

名前からして、中国の中央銀行の様な感じがしますが、そうではありません。中国の中央銀行は、中国人民銀行です。

中国工商銀行

英文商号からICBC「Industrial and Commercial Bank of China」とも呼ばれています。国内外に1万7000以上の店舗数があります。

ウィキペディアによると、2014年の時点で総資産20兆元越えで、2013年の調べでは総資産と営業収益の点で世界最大の銀行の様です。なんだか数字が大きすぎて、我々庶民にはピンときませんね。

中国建設銀行

北京に本店があり、総資産3兆人民元、行員は41万人に達します。中国国内に2万以上の支店があり、ATMも1万台余りを展開しています。

中国農業銀行

北京に本店があります。銀行名から想像できますが、以前は農村部への融資が専門だった様で、農村部にも支店が沢山あり、店舗数は2万3612(2010年時点)で4大銀行の中ではトップの様です。

国外では東京、ニューヨーク、シンガポール、香港、ソウル、ドバイ、フランクフルト、シドニーに支店があります。

簡単に4大銀行をご紹介しましたが、実際に口座を開くにはどの銀行がいいのでしょうか?次にその点についてお伝えします。

おすすめの銀行

中国工商銀行

広東省広州市の場合、それは中国工商銀行です。理由をいくつか挙げてみたいと思います。

店舗数とATMの多さ

4大銀行ということもあり、街中のあちこちに支店やATMがあります。ちょっと調べてみたところ、オフィスビルが建ち並ぶ広州市の中心部、天河区(ティエンフーチューと発音)には68も支店がある様です。

利用したい時に歩き回ってATMを探す必要が無く、いつでも直ぐに利用できるというのは、かなり大きなポイントだと思います。私の家の近くにも200メートルおきぐらいに工商銀行があり、かなり便利です。

外国人への対応が親切

これは大切な点です。特に海外で初めて口座を開く場合、私たち「外国人」は何かと不安だからです。接客態度が良ければ、不必要な心配や嫌な思いをする事なく手続きできます。

地方の小さな銀行に私達外国人が行くと、どういう状態になるかというと、それはまさに「動物園のパンダ」です。

もちろん口座を開設する事自体は可能ですが、手続きをする際、行員も珍しそうにジロジロ見てきますし、私が行ったある地方銀行では、手続きをしている行員が私が目の前にいるにも関わらず、隣にいる同僚に私のパスポートを勝手に見せて「日本人だって、珍しいな」と談笑していました。

全ての地方銀行が悪いとは言いませんが、個人的に非常に不快な思いをしたのでお勧めできません。

その点中国工商銀行は、中国4大銀行という事もあり、外国人の顧客にもそれなりにいるのか、工商銀行の行員は外国人にとても親切です。

今まで様々な工商銀行の支店に行く機会がありましたが、どこの支店でもしっかりと行内教育がなされている感じで接客態度がとても良かったです。

ATMが24時間利用でき、手数料無料!

中国工商銀行

日本では時間や曜日によってATM手数料がかかる銀行がほとんどです。皆さんも夕方になって「早く退社しないとATMの手数料がかかってしまう」と焦ったことがあるかと思います。

しかし中国工商銀行のATMは、24時間無料で利用することができます。いつ何回出入金しても、振り込みをしても、手数料は基本的に取られません。お得な感じがしますね!

香港にも支店やATMがある

広東省広州市から香港はとても近く、バスで3時間程で行くことが出来ます。香港は1997年にイギリスから中国に返還され中国の一部となったのですが、今でも様々な面で中国本土とは大きく異なります。

通貨もその1つで、中国本土から仕事や観光などで行った時には、中国人民元から香港ドルに両替する必要があります。

街に両替屋は沢山あるのですが、当然ながら無料でしてくれるわけではありません。手数料が取られます。しかも両替額が少ないと手数料が割高になる場合があります。

1日2日の観光の場合、それほど多くの香港ドルは必要無いので、仕方なく割高な手数料を払って両替するしかありません。

さらに悪いことに、ぼったくりの両替屋も多数存在します。レートに疎い外国人観光客はまさに格好の餌食です。

両替金額を言われて、「ちょっと割りが悪いな」と思っても、他の両替屋を探すのも面倒だったり、観光に時間を割きたい場合が多いので「まぁいっか」と両替してしまいます。まさに両替屋の思うつぼです。

こうした事態を避けて、安全に安く人民元から香港ドルに両替する方法があります。それは香港にある中国工商銀行のATMを使って両替することです。

香港にも中国工商銀行のATMが沢山あり、そこで両替が出来ます!どういうことかと言うと、中国本土の工商銀行の口座に人民元が入っていれば、香港の工商銀行で同額分の香港ドルを下ろすことが出来ます。

例えば、現在100人民元は約115香港ドル*なので、香港の工商銀行で1000ドル下ろすと、同額分の866人民元が口座から引き落とされたことになります。

この両替方法も手数料が多少かかりますが、街中や国境付近の両替屋よりも断然お得に、しかも安心安全に両替することが出来ます

以上の理由から、中国工商銀行はおすすめです!

中国工商銀行の口座開設に必要なもの

基本的にパスポートと中国で使用可能な携帯電話があれば開設できます。申込書に住所を記入する必要もありますが、それを証明する住民票や運転免許証のような証明書は必要ありません。

私は友達の家に住まわせてもらっている時に銀行口座を開設したので、その友達の家の住所を記入したのですが、それで大丈夫でした。こっちが「これで本当にいいのかな」と心配になる程簡単に開設できます

銀行口座開設書類

これが実際の中国工商銀行の申込書です。

窓口

実際に手続きをするカウンターです。日本とは異なり全面防弾ガラスで仕切られています。行員から説明を受けたり、簡単な確認があるので、中国語に自信のない方は、話せる友達と一緒に行くことをお勧めします

この様に、外国人である私達も簡単に口座を開設することが出来ます。

ATMの使い方

ATM

日本のATMと違って、後ろに並んでいる人に取り引き画面が丸見えなのが最初のうちは気になりますが、そのうち慣れます。使い方は基本的に日本のと同じです。

ATM

カードを入れ、暗証番号を入力するとこの画面になります。写真の右上から各項目を説明したい思います。

「查询」

中国語で「チャーシュン」と発音します。預金残高を調べたい時は、これを選択します。

「取款」

発音は「チュークワン」。お金を下ろしたい時はこのボタンを押します。ATM

写真を見てわかる様に、ATMで取り扱える紙幣は100元札だけです。100元札は中国の最高額紙幣で、日本円で約1651円*です。価値はだいぶ異なりますが、日本で言えば1万円札しか扱えない様な状態です。

1000元や500元高額紙幣の発行の噂は時々ある様ですが、偽札の横行や犯罪の防止の為か未だに100元札が最高額紙幣です。日本円で約1万円分も下ろすと財布はパンパンになって、なんだかお金持ちになった様な気持ちになります。

しかし今、中国広州市では空前の電子マネーブームです。パンパンの財布はおろか、財布そのものを持ち歩く人がどんどん少なくなっています。スマートフォンがあれば支払いに困らないからです。

私も手持ちがない時はスマートフォンで会計をしたりしますが、基本的に電子マネーを信用していないところがあるので、パンパンになった財布を大切に持ち歩いています。

「存款」

「ツンクァン」と発音します。預金をする場所です。上でも書いた様に100元札しか取り扱えないので、うっかり10元札や50元札をATMに入れないように注意して下さい。

「修改密码」

暗証番号を変更したい時はここです。「シューガイミーマー」と発音します。

「转账汇款」

発音は「ジュワンジャンフイクワン」。振り込みをしたい時に使用します。中国工商銀行内の振込みの場合、同じ月に何回振り込みをしても手数料はかかりません。他の銀行の口座に振り込む場合は手数料がかかる様です。

「退卡」

最後にカードを取り出したい時に押します。「トゥイカー」と発音します。カードを取り出す際1つ注意すべきことがあります。このボタンを押してカードが出てきたら、直ぐに取ってください。

カバンをガサゴソやったりして手間取っていると、ATMにカードが飲み込まれてしまいます

支店内のATMで営業時間内であれば、書類に必要事項を記入し、パスポートと一緒に提出して本人確認ができれば、直ぐにカードを返してもらえます。

しかし街中のATMでカードが飲み込まれてしまった場合、手続きが面倒です。まず管轄の支店を調べる必要があります。

そしてその支店に行き、書類に必要事項を記入し、パスポートと共に提出します。それから行員と一緒にそのATMまで行く必要があります。面倒ですよね。ですのでカードがATMから出てきたら直ぐに取りましょう!

もしお金を引き出そうとして、ATMの故障やその他の理由で上手くいかなかった場合、「取款不成功」と書いて行員に見せれば手続きをしてくれると思います。ちなみに発音は「チュークワン、ブーチェンゴン」です。

注意すべき点

こんな車を見た時

現金輸送車

この車は何かと言うと現金輸送車です。日本でも時々目にしますよね。写真だと少しわかりずらいかもしれませんが、警備員がいます。そして彼らは武器を携帯しています。その武器は警棒ではありません。銃です。

しかもその銃は、日本のお巡りさんが持っている様な拳銃ではなく、ショットガンの様な大きい両手で抱えて持つタイプの銃です!

最初この光景を見た時、どうせ警備員の銃はゴム弾か何かだろうと思っていました。

しかしそのことを中国人の友達に話したところ、彼は笑って「彼らが持っているのはゴム弾なんかじゃなくて、本物の銃だよ。大金を守らなきゃいけないんだから、おもちゃの銃じゃ用足らないよ。」と言っていました。

「……マジか⁉︎」と相当驚きました。警察でも軍隊でもない、一般の警備会社の社員が銃を携帯しているんです。日本で銃を持っているのは警察か自衛隊、あるいは暴力団です。銃刀法に守られて育った日本人には衝撃的過ぎます。

そしてその銃は決して「威嚇」のお飾りではありません。警備員は現金が奪われそうになった時は発砲を許可されている様です。

去年、ある男性が警備員の警告を無視して、現金輸送車に石を投げ続けた結果、現金を奪おうとしているとみなされ射殺されました。このニュースを見て、「ひぇー本当に発砲するんだ」と思いました。

ですので皆さん、銀行に行った時に、現金輸送車と銃を構えている警備員を見かけたら、絶対近づかずそそくさと通り過ぎてくださいね

ATMを利用する際

日本でも同じですが、ATMを使用する際には周りの状況に気を配る必要があります。後ろに並んでいる人、隣のATMを使っている人が暗証番号を覗きこんだり、不審な動きをしていないかなど気をつける必要があります。

ご紹介した様に中国では、24時間ATMを利用することができるので、夜遅く人気の無い場所で利用する時は特に注意が必要です。強盗などを考える悪い人は、人気がないATMに目をつけ、夜遅く1人で利用する女性を狙ったりするからです。

中国版YouTubeの优酷(ヨゥークゥ)にはそういう事件現場を捉えた防犯カメラの動画が沢山あります。バイクでATMのすぐ横に乗り付け、お金を引き出した人を威嚇しお金を奪うといった手段です。

もっと衝撃的なのは、ATM操作をしている人が暗証番号を打ち込んだのを確認してから、後ろから殴りかかり、相手が失神しているうちにお金を全部引き出してしまうというものです。恐ろしいですね。

こういった事件も発生しているので、夜遅くなったら人気がない場所にあるATMは利用せず、次の日にした方がいいかもしれません

また以前ニュースで見たのですが、犯罪集団がATMに暗証番号を入力するボタンに仕掛けをし、その情報を盗み取るという事件がありました。

これに至ってはどう防いだらいいのか分かりませんが、普段と違ってボタンが押しずらかったり、何か違和感を感じた場合、そのATMは使用しない方がいいかもしれません。

まとめ

私達の生活に欠かせないものとなっている銀行。初めて外国で口座を開設するとなると、最初は何かと不安な感じがしますが、中国では私たち外国人も簡単に口座を開設する事ができます。

記事の中でも少しお伝えしましたが、初めて口座を開設しに行く際は現地の中国人の友達か、口座を開いたことのある日本人の友達と一緒に行くことをお勧めします

銀行に入って行くとぶらぶらしている接客の行員がいるので、自分は外国人で口座を開設したいことを伝えると、必要な書類をくれると思います。割り込まれないように注意しながら自分の番を待って、カウンターに行けばそれで終了です。

ATMを使う際は、日本にいる時以上に周りの状況に気を配りましょう。犯罪などに巻き込まれない様に気をつけながら、中国でも銀行を活用し、しっかりとお金の管理をしていきましょう。

*2017年9月現在のレートです。

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投稿者プロフィール

初めまして!中国広東省広州市在住のJohnと申します。
中国生活もかれこれ6年目になります。
中国語「普通話」はだいぶ上達してきたので、今は広東語を猛勉強中!
旅行に来ただけでは分からない、地元感あふれる記事を紹介していきたいと思います。
日本では経験できないびっくりエピソードや、美味しいグルメ、中国生活に役立つ情報など発信中。ぜひご一読下さい!

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