日本国内でも、現金派、クレジットカード派に分かれるお金の使い方。現金は持ち歩くのに不便な一方、クレジットカードはついつい使いすぎてしまうことも。お店や金額によって使い分けている人も多いでしょう。
韓国で生活するなら、どちらが便利でしょうか?また、クレジットカードはどのような場所で使えるのでしょうか?今回は、韓国で暮らす私の経験から、韓国のクレジットカード事情についてご紹介します。
韓国はクレジットカード大国?
韓国は、何十年も前から情報技術に力を入れ、急速にIT社会が構築されました。日本より早く通信ネットワークが整備され、街中はもちろん、駅や地下鉄内でもWi-Fiを快適に利用することができます。
この動きにあわせて、クレジットカードの決済システムもいち早く導入されました。
韓国のお店を見てみると、多くの利用客がクレジットカードで決済している様子を簡単に見かけることができます。中には、1,000ウォン(約100円)単位でカード決済する人もいます。
また、地下鉄やバスを利用するときに、機械で読み取る交通カードは、ほとんどの人がクレジットカードと一体になったものを使用しています。
交通カードを1枚別に持ち歩く必要がなく、利用した交通費はクレジットカードで引き落とされるので、お金を管理するのもとても便利です。
韓国はまさに、クレジットカード大国といえます。では、具体的にどんな場所で使われているのかを見ていきましょう。
クレジットカードが使える場所、使えない場所
日本に来た韓国人が、日本国内でクレジットカードの使えない場所が多いことに驚いたという話をよく聞きます。例えば、病院や行政機関などです。
韓国では、大学病院はもちろん、個人病院や個人薬局でも基本的にクレジットカードが使えます。また、市役所や区役所、地方自治体の運営する施設などでも同様です。
その他に、大型スーパーだけでなく、小規模な個人商店でもクレジットカードが使えます。観光地の入場料、船乗り場、映画館でも、金額に関わらずクレジットカード決済が多く利用されています。
市場ではクレジットカードが使えない
一方で、韓国では地域ごとに市場がありますが、市場ではクレジットカードが使用できないところが多いです。
例えば、市場には店主が1人で切り盛りする八百屋さんやお総菜屋さんなどがあります。また、ワゴン販売や屋台で軽食を売っている人がいます。このような場所では、クレジットカードは使えないため、現金が必要です。
また、タクシーでもクレジットカードが使えますが、運転手によっては、クレジットカード決済を嫌がる場合があります。タクシーを利用するときも、念のため現金を用意しておいた方がいいでしょう。
韓国でも使える日本のクレジットカード
韓国でも、日本でおなじみのVISAカードやMasterカードが広く普及しています。最近では、JCBカードの利用できる施設も増えてきました。
ただし、地方に行くとJCBカードが使えない場所もあるので、できれば2種類以上のカードを持ち合わせた方がいいです。レジの前に、利用できる各クレジットカード会社のロゴマークが表示されているので、会計時に確認しておきましょう。
韓国でクレジットカードを作るには
クレジットカードが広く利用されている韓国で暮らすには、韓国でクレジットカードを作ると便利です。ただし、韓国でクレジットカードを作るためには、いろいろな諸手続きが必要となります。
まずは、外国人ですので、住所の確認できる身分証明書が必要です。パスポートでは不十分とみなされることが多いので、外国人登録証などを提出しましょう。
持ち物
- 外国人登録証
日本では、自分がよく利用するショップや大型スーパーなどでクレジットカードを作る人が多いと思いますが、韓国では、銀行や通信会社、百貨店などのクレジットカードを利用する人が圧倒的に多いです。
銀行で口座を作ったり、スマートフォンを契約したりするときに、一緒にクレジットカードを作れます。また、映画館やショッピングをするときも、通信会社や百貨店のクレジットカードを持っていれば、いろいろな割引特典などを受けられます。
銀行のキャッシュカードを作るのが簡単
外国人が韓国でクレジットカードを作る最も簡単な方法としては、銀行のキャッシュカードを作ることです。
韓国の銀行では、多くの場合、キャッシュカードとクレジットカードが1枚になっています。そのため、銀行口座を開設したときに、キャッシュカードもあわせて発行しておけば、クレジットカードとしてすぐに使用することができます。
ただし、銀行によって締日や支払日が異なりますので、確認が必要です。
もし、韓国人の配偶者の場合は、家族カードを簡単に作ることもできますので、既に持っているクレジットカード会社に問い合わせてみましょう。
どんなクレジットカード特典がある?
韓国のクレジットカードには、数多くの特典があります。大型スーパーや映画館、有名ブランドカフェの割引などです。各クレジットカードの特典を比較した上で、それぞれのライフスタイルに合ったものを選ぶ人が多いです。
主な特典の例
- 有名化粧品ショップ:5%キャッシュバック(月2回、最大5,000ウォンまで)
- 有名語学スクール:10%キャッシュバック(月1回、年6回、月最大5,000ウォンまで)
- 大型書店:5%キャッシュバック(1日1回、月3回、月最大3,000ウォンまで、1回20,000ウォン以上決済時)
など
ほとんどのクレジットカードには、使うたびにポイントが貯まる制度があります。一定数貯まったポイントは、ネットショッピングやコンビニなどで利用できます。
カード会社やクレジットカードの種類によって異なりますので、ポイントの使い方についても、加入前にじっくり検討してみましょう。
まとめ
韓国では、クレジットカードを持つことで、細かな小銭を管理する必要がなく、より便利で快適な生活を送ることができます。
日本のクレジットカードと同様に、韓国でもカード会社のホームページに登録すれば、簡単に月々の利用明細書を確認したり、プリントアウトしたりすることができます。また、無利子の分割払いも可能です(カード会社によって異なる)。
クレジットカードの特典も数多く用意されているので、上手に利用して家計をやりくりしましょう。
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